今日の仕事(3)

朝ちょっと気分が悪い
出かける前に
目をつぶって
十分ほどイメージ・トレーニング

お客で少し混む
今日は曇り
ボランティアーは三人
コーヒーを注文する人多い
 ....
いろいろあって
はてをみて
まばたく ゆめに
なみだして
しらぬ せかいで
すってみて
うその かがみに
よってみて
とかいの とりを
おってみて
すっかりあきも 
ふかまって
 ....
すっとぶ

甦る
ぶんしょ
中断する
テレビジョン
持て余す
プロポーズ
生まれつきの性癖で
そのすべてを忘れて灰にする
数千人の自殺者
それらにしがみつく
とっておき症の
 ....
無表情なコンクリートは
四角く空を切り取っている。
八階建ての建物の中庭から
見上げた景色は
井戸の底から見上げたようだ。
空は透明感が増し
心の無駄な黒い部分を吸い取ってくれる
そんな ....
新しい家が建つ
白い壁の真新しい
まだ誰のにおいも
染み付いていない
新しい家が建つ

そこに小鳥が住むとして
わたしは祝いに何を贈るだろう

わたしは熱い熱い珈琲を飲む
冷えた体 ....
ただの壁だと思っていた面に
白い花が
ちらほらと咲き始めた

家と道
内と外
隣人と自分
向こうとこちら
静けさと騒音
過ぎ去った時間とやってくる時間
何かと何かを隔てるための境目 ....
「高く 飛んでいる 者よ」

その息を耐え 焔の先に何を見たか
翔んで行く音 携え 心に想う花
結びの先 拓けて行く道 渡る舟の上
ここからでは見えないものを 眺める二つ眼差し

飛 ....
真夜中にまぎれて忍び込む虫どもが頭蓋をくり貫いて脳膜を啜り上げる、夜に棲む奴等にはこの上なく美味なのさ、俺がそこにしまいこんでいるものの湿度は…ずるる、ずるると、小さな身体で懸命に奴等は啜 ....       
      わたしが歳をとる
      髪は白く
      乾いた肌には
      無数の皺
             
      あなたが歳をとる
    ....
夢の中に突然現れた君は、まるで僕の古くからの親友のようだった。
君はピアノの前に座り、こんな曲が出来たんだ、と僕に教えてくれた。
僕は君の口ずさむその曲にいつしかハミングしていた。
それはな ....
長い夢から覚めた後の
そこから動いてはいけない心
何もしてはいけないと
ただただそこにたたずむ心


いつか何もかもを
消し去りそうなものへの
あこがれと恐怖から
 ....
今月で

31歳になってしまう

あれ、この前30になったばかりじゃなかったっけ

あれ、この前忘年会したばかりじゃなかったっけ

なにやってたんだろう この一年 なにやってたんだろう ....
二本脚の椅子を作りました
自分を信用できない人が
自分を信用できるようになるために

この椅子に腰掛ける人は自分の足を使わないと
座ることができません

二本の椅子の脚と
自分の二本の ....
きこえてくるのは拳(こぶし)
吹き抜けるかぜだ
三人で掴んだ世界の頂点だ

親父は独善的に漫画の世界のテクニックを教えた
それしか知らない親父の悲しさを
俺たち兄弟は世界に出て初めて気付く ....
土の香を望むあなたも弱くて
手を離して生きていけない
首を引っ込めて沿っていく苦しげな叫び

凍りそうな空の下で磔にされた猫
星たちと月は文句なしに美しい
家族を従えて残酷なのは神様
残 ....
わたしにお母さんが居たら
うんと甘える
まず確かめてえっと
うんと甘える
夢じゃないよね

お母さんが居たら
お母さん!
って呼んでみたい
そしてなぁに薫ちゃんって
わたしの顔を
 ....
よわかあないよ

ぼろぼろだよ

ぼろぼろになれるくらい

おれまだげんきだよ


つらくてかなしくて

そんなじぶんがまた

つらくてかなしくて

きゅうにつばが

 ....
それが彼らの云う正気ならば
私は優雅な狂気を纏って踊りつづけよう

それが彼らの云う現実ならば
私は優雅な夢に包まれて眠りつづけよう
考えない葦の
川岸に
シグナルが、シグナルに寄りそって果てている

 /

敵意がないことが
わかる

横隔膜のへん
まず、そのようにして針をふるわせる
さびついた小 ....
累々と積み上げられた本の中から
のぞく黒い眼 踊りだし
蟲のように 這いまわる
文字を追うゆび
むしゃむしゃと 妖しく
漢字を アルファベトを
食べまわり
くしゃみをする
すると、
 ....
掃除してエアコンつけて誰も来ない   下準備して
 
  狂いだす
 
  長い睫毛がある
霧を晴らして孤独であった いつもより長い爪からの予感
すでにもう完結した話や
いますぐにも完結する話なんかより
いつにでもまた再開できる話のほうがいい

たとえ馴染みのルートであっても
いつもと知れた中身が
じわ ....
胃袋が 満ちれば
気持ちの袋も 大きくなると 祈って
炊飯器の スイッチを ONにする

予約炊飯の時は
炊ける時間を 覚えてから
かき混ぜないと イケナイのです

長ける時間に 猛り ....
祖母が水槽を洗っているので
どしたんと訊ねると
あんな
魚がようけ死んでるやろ
昨日も今日も
せやね
どうしたんやろね
せやからな
水槽洗てるねん
このグッピーくれはった中川さんがな ....
 転がり落ちる
 どこか 耳の奥に響く
 声
 ああ あなたが引き留めてくれたなら

 進み方がわからないの
 でも戻り方もわからない
 右向いたって
 左向いたって
 知らない ....
胸騒ぎが止まらない
風が新しく吹き抜けて
記憶のような高鳴りが
ページをめくり直す

すべての経験が意味のあるものならば
花は健やかに嫉妬や中和された日々をかき混ぜていく

水の流れる ....
 人には身体があって
 それを包む心があって
 更には世界がそれを包み込み

 玉ねぎのように、
 剥いても、剥いても
 涙しか出てこない

 私たちは
 芯なのか

 それとも ....
こちらから あちらへ
移りゆく灰色の影
ぞろぞろと また そろそろと
ゆらめくちいさな太陽の眼
伏し目がちに嗤う看守人の
ちいさなイエスの声
意味なく承諾する不気味な蠅の音
ぶんぶんと
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
今日の仕事(3)生田 稔113/12/4 15:12
そのひまでのこと白雨113/12/4 12:43
記憶1*13/12/4 12:39
ただ、それだけで。たまごボーロ213/12/4 11:25
新しい家が建つ小原あき8*13/12/4 11:07
垣根そらの珊瑚19*13/12/4 8:42
雅情黒ヱ213/12/4 3:57
おいでよ、虫食いの予感 (かしゃ、かしゃ、ずるる)ホロウ・シカ...2*13/12/4 1:51
未来に微笑みを石田とわ21*13/12/4 0:06
真っ白な夢ヒヤシンス8*13/12/4 0:03
ひとつ 離れて木立 悟513/12/3 23:50
反省文20122*13/12/3 23:14
自分を信用しないと座れない椅子ichiro...7*13/12/3 22:32
拳(こぶし)草野大悟22*13/12/3 22:19
猫の張り付けられた棒黒髪2*13/12/3 20:49
シチューもっぷ1013/12/3 20:38
つらくてかなしくて吉岡ペペロ813/12/3 20:36
優雅なる反逆塔野夏子5*13/12/3 20:05
滞留のスケッチ岩下こずえ513/12/3 19:54
書斎白雨213/12/3 18:33
掃除してエアコンつけて誰も来ない北大路京介613/12/3 18:02
下準備2*13/12/3 18:02
霧を晴らして孤独であった813/12/3 18:01
脳にある瘡蓋yuugao113/12/3 17:57
カンカンカン藤鈴呼3*13/12/3 17:57
グッピー古月713/12/3 17:51
ドロップアウト霙小町113/12/3 17:20
サウザンハーベストコバーン313/12/3 13:56
玉ねぎと宇宙まーつん18*13/12/3 12:44
中庭白雨1*13/12/3 12:23

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