女装して女子会にきている
{引用=
はじめは、
つねの細雪
里がつきる雪の原
月あかりが
白い影をひく
{ルビ素足=はだし}の人待ちすがたは、
女夜叉
夜めにも妖しい
うつくしさ
*
....
白い色鉛筆で書かれた
その言葉は
白い色を言葉にすることなく
白い色に染まることもなく
ただ
その言葉を伝える
さようなら
トサマキエウさんナイス
現フォの動画コーナーがここまで心を撃ってくれるなんて
....
町あかり泣きそうに
にじんでる
あんなにがんばった
無駄にして
俺だけがわるいから
歩きたい
君がいる
あたたかい店に
行くだけでいい
町 ....
別れ際
もう一度
君の
爪先を愛撫した
君は
恥じらいながら
美しく変形した爪先で
二人の接線を示す
弧を描く
曲が
月の光から
パスピエにかわ ....
星が眠る頃僕たちは起きる。
グラタン朝よ。起きなさい。
そんな母の声で目が覚めた
グラタンとは私の名である。
あのグラタンかとの質問に
真っ正面から答えてみたい。
そうだあのグラタンで ....
手の震えは鼓動と世界と私の皮膚の境界線のずれで起る。
そう思いながら、
女は鏡を見て皺をなぞる。男は息子に何度も同じ過去の
話を語る。
ある日、女が死のうとして馴染みの川へ行く ....
指先のくぼみが赤い
神経は気まぐれで 思い出し痛み
肉のクッションは誰のもの
せめて骨くらいは 自分のものにしたい
とてもよさそうな歌声が
突然 僕に覆いかぶさってきた
駄目だ ここか ....
LOVE
LOSE
KILL and LIVE
YOU and I and EVERYONE
YOU are DREAM
YOU are JUSTICE
....
それでは先日公開処刑された
張成沢氏の側近の霊を
呼び出して頂きましょう!
チ、チャン、ソン・・・テク?の、そっきん?
ハイ、張成沢氏の側近です。
どうぞ!
フーッ・・・
オ ....
若葉が砂になるまで待つ季語
矢印と地雷ばかりの地図
365日うねり続ける言葉と髪
ケーブルに絡まり千切れた運命の糸
私のレントゲンに写る現代詩の影
精神が崩壊して的中させる針の先
カテーテ ....
ぼくは すぎてって
きみは たってた
ぼくの ひとみ
きみの ひとみ
くらく にごる
しばたき まばたき
かぜが つよく
おとは なくて
とおく ....
きみを発する度にぼくはそれが焼けていくのを感じかなしまれたかなしみに対して粘りけのある声を、声を、声を
数年前の廃屋でぼくらは惑星として完遂した。
喉の機関だけを有する迦陵頻伽の群れだ。
き ....
固いつぼみを こじ開けようとも
春を待たねば 時期早々
滲み出た 乳白色の液体が
フェルメールの「牛乳を注ぐ女」の
器に混ざり込み 静謐な
長方形の世界に留まってしまう
暖かさを待 ....
冬になる前に
庭のバラを剪定した
咲き遅れた蕾の枝を
花瓶に挿しておいた
膨らみかけていた他の蕾は
次々に開くのに
その白薔薇の蕾は
しばらくはじっと蒼いまま
ある時
限界を ....
何か自分に
とても
くだらなく、
そして
やさしいことを
してあげたくて
3歳児が寝静まってから
缶ビールとスナック菓子を用意した
酒は苦手で飲めない
けれど
時給ベースの仕事で
....
夕日に映えるのは 無邪気な影
僕もそのなかまだった頃がある
足元にのびる真っ直ぐな影
あの時とは違うこれは 誰だろう
好い人の呼ぶ声にふり返り
喜びをかかえ 肩をゆらして答えた ....
天国のコインランドリーで
布団を洗っている
乾燥機を回しているあいだ
少年紙を読んでいた
しかし、ふきだしはすべて空白で
内容がうまく飲み込めない
明日は傘を買いに行こう
雨 ....
「ぼくら「ぼくらの空」を見て」空を見て」
真空にぽっかりと浮かぶ月はなぜ吸い取られないのか
「ここにはいない「「
」それはもう終わった
雪はふるけど
ここにはふらない
構造帯の上の
細い一本の道の
上を
膨らんでは
縮む赤い風船
「走って」
雪はふるけど
ここにはふらない
「お願い、走って」 ....
小指からまず
左目の目尻に
そして、
右膝へ。
空が青白く光り、
あぁ、
これでもう終わりなのだな、
と。
思い出すのは、
ストーブの上で
とろける餅。
そんなものかと
....
祈りが、ケーキにすりかわる頃
ベツレヘムの星は、LEDの光となり
讚美の歌は、ソリッドステートの箱に閉じ込められる
遠くまで、
その日は夜霧でなにもみえなかった
ダッシュボードに置かれた読みかけの雑誌は
信号の赤を浴びるとき、諦めたようにあなたの膝に落ちた
まるで亀の甲羅のように ....
ずっと鳴りやまない信号の点滅。浸透しひろがる警告音。
点滅と、警告音・・・・。
闇の中のスズメバチ。果てしなく続く、祝祭。
僕はうんざりして箱の中で欠伸をする。
―にぎやか ....
僕を蹴り飛ばした君が
誰かに殴られて泣いたって
君が蹴り飛ばした僕が
誰かに抱き締められたって
お互い知る由もなければ
心底どうだっていい
....
感じてることにまかせよう
つかれたなら
つかれそうなら
感じてることにまかせよう
何度も確かめたくなるなんて
きたない心が消えないなら
うなぎを食べたら解散しよ ....
ふくよかな夜のしじま
淡く月が傾いでは
歌のような冷気が背を撫ぜます
もう気分は
お江戸の幽霊
火の玉提灯ぶら下げて
足なんざ有りゃあしませんよ
ひと気がないのは尚結構
夜道は一人に限 ....
夜風が煙を差し向ける方向
思い出さない瞬間は無い
愛しい太陽系だ
すべてを
吐く
そのとき
お前を愛していると
忘れ去るために
死ぬんだ
そんな恋を
している
....
女子トイレに迷い混んで出られなくなっている
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