水色のカーテン
 隙間から揺れる朝の光
 私のまぶたを刺激する
 偽善ばかりの色

 ねぇ、せんせい
 受動的に生きていたら
 いつのまにかつまらない人に
 なってしま ....
立ち止まる 私の中に
暮れていく 背中の中に
それは広がる 
そっと広がる
枯れて枯れない樹木のように
許されないあの嘘のように
追いかけてきて
そっと広がる


見上げたのは
 ....
ダメダメだけど
駄目なりに
ダメ人生にて
駄文を連ねる

ウンウンうなって
運悪くとも
ウンとうなずき
運命を負う

生きながらえて
流れて
名が付き

生きなおそ ....
辿り着いた池のほとり
意思を持たない右手から
水面に投げ出された小石
水の中に溶け込んでいくよ
等間隔に水の輪が
口を大きく広げて
幾重にも時の許す限り
連なっては消えていくよ
なんと ....
あなたの瞳に映る私の姿

どのように映っているのかな?

心の中の想いの波があなたを追いかける
最後の流れ星、最初の朝

西の空の向こう側へと 最後の流れ星が
ついに沈んで消えていった

一体どれくらいの 願いの強さがあれば
見えないあの空の向こう側へと
たどり着くことが 許される ....
  蛙がいっぴき、
  きみの眼のなかで凍え死んでいる
  その皮膚は潤いというものをうしなっている
  そんなことお構いなしにきみは蕎麦を食べている
  分厚いダッフルコートのボタン ....
どうやら
ネズミ達が
うちの工場に来ているらしい

斜向かいの廃工場が取り壊され
行き場を失ったんだろうか

当然のように仕掛けられる
数百個の粘着シートやトラップ
そして殺鼠剤
 ....
カリントウむしゃむしゃしながら寝入る脳内サンバカーニバル 手旗信号でプレゼンテーション 飛行機雲のSOSでハイジャックされていることが分かった 立ち寄る事はないカイセリという街をバスは通りすぎる。
窓から見える暗闇の景色は僕に観光地カッパドキアへの期待と、僕の胸はなぜ痛くなるのだろう、という今までの自分の闇、漆黒のトルコの平原の闇を僕に感じ ....
  夢の隙間から、その日
  僥倖のような光が差しこんでいた
  雨と埃の匂いを嗅ぎながら私たちは抱きしめあった
  目を閉じたまま、腕がしびれてしまうまで……
  その日、私は女だっ ....
うんと小さいころは
好きだったのに

暗闇が怖くなったのは
いつだったのか

眠ると
二度と目が覚めないような
気がして

死ぬという事を考えると
恐ろしくて
毎晩 泣いていた ....
両親は隠さず何でも話す
両親は隠し事が嫌いだと話した
それを見て育った僕等

家族と一つになって育つ

家族みんなで乗り越えてきた問題

素直に意見を出し合って
更に良い家族になろう ....
あんた
あたしのこと
みんなに言いふらしたんでしょ
あいつ皮かぶりで早漏だって
あたしあんたを信じてたのに
あんたの満足気な表情は
全部嘘だったの?
今月ピンチだからって
渡した五万円 ....
           猫だけを置いて
           家人が出かけてしまうと
           猫は人になると飼い主は言う

電話が鳴る
猫は眠っている

電話が鳴っている
 ....
繰り返し紡ぐ言葉に
記憶と事実に織り込まれる相違がある

確かめる術さえ失った我々は
無力に拳を握る

行く末も知れず
淡々と歩いているつもりにある自身
所謂想像の端くれ
自身の内に ....
仏像を掘り続けて何が起きたか。何も起きなかった。
全くの無意味。そして無意味でなく。それで無意味だとしたら。
まるで空みたいだ。

乾いたように笑う。空みたいに。
それでいいんだと笑う。空み ....
何も見ていない
心の中が
疲れだったような
そんな日


いつも池袋で
人ごみに
まみれながら
夢を見ていた


ブルセラショップで
男の価値についてを考えていた
スカ ....
列車の暖かいシートに座ると

向こう側のガラスの奥には

半透明な私が少し微笑んでいて

疲れて座っている

暗闇にうっすらと光り浮いている私は

ゼラチン質のように柔らかで他人の ....
*
朝のメトロの構内へとつづく階段で
イヤマフをはずした瞬間に
流れこんでくる新鮮なノイズ
「あ、地球の音」と彼女は思う

落し物をしてかがみこむ人を
よけながらホームへ降りる
マスク ....
色硝子の目玉をガリガリかじる
虫食いの肉体をベリベリ剥がす
おれはおれを一本の死に花として石の器に生けてみる
瞬間凍結された踊る舌先の焔として
勝ち目のない戦いに身を投じる高揚感で
己の文字 ....
神様、俺に時間をくれ

あの娘へ手紙を書く時間をくれ

あの娘と見つめあう時間をくれ

あの娘を抱きしめる時間をくれ

俺の金と自由をすべてお前にくれてやる。

だから神様、あの娘 ....
  朝がきた
  薄ぐらいもやの向こうに
  金色の光が輪をかけている
  あなたが いつか その手のひらに
  汲んできた水は だいぶ前に
  何処かでこぼれてしまったけれど
  ....
雪はなんにも言わないところがいいよ
朝にしっかり積もった雪は
まるで借金みたいだけどね

きいてもいないことを語る
わかっているよ
あなたにはもう
終わってるんだってことを

いつか ....
魂の底湖碧く潜むヴェスタの涙 メルセデスで旅をする

日本中の商店街を夜走る

よこには地元の少年少女を乗せている

車内にはマクドナルドの匂いがこもっている

彼らには金を与えている

こっちは彼らの会話を聞 ....
死ぬのがこわい

すきがあれば

死ぬことばかり

考えてしまう

死ぬのがこわい


ロサンゼルスで刺されかけた

ハバロフスクで撃たれかけた

かけただけで死にはしな ....
おれは桃太郎だ、桃太郎なんだと鬼が言うので
あんたは桃太郎だよ
どこから見てもそうだよと頷いてやる
鬼は心底ほっとした顔で
でも空っぽになったような目をして
暗い森の中に帰っていく
わたし ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
朝食自転車に乗れ...413/12/21 17:22
侵食する、それ9*13/12/21 16:59
シホ.N213/12/21 16:46
波紋寒雪113/12/21 16:16
想いの波夏川ゆう213/12/21 15:44
最後の流れ星、最初の朝itukam...2*13/12/21 15:20
蕎麦屋草野春心213/12/21 11:50
今度生まれ変わるとき 僕はネズミになるからichiro...6*13/12/21 11:38
カリントウむしゃむしゃしながら寝入る脳内サンバカーニバル北大路京介413/12/21 11:33
手旗信号でプレゼンテーション213/12/21 11:33
飛行機雲のSOSでハイジャックされていることが分かった513/12/21 11:32
カッパドキア行きの深夜バスガンジー113/12/21 10:22
僥倖草野春心113/12/21 10:17
暗闇。駒沢優希313/12/21 9:24
家族夏川ゆう013/12/21 8:43
マイナスの青春花形新次013/12/21 7:29
猫と電話イナエ20*13/12/21 5:50
加筆修正ニワコ013/12/21 2:51
まるで佐藤伊織113/12/21 2:45
女の見る夢番田 013/12/21 2:08
もうひとりの私はゼラチン質のようだ灰泥軽茶1213/12/21 0:36
月の子供カワグチタケ...313/12/21 0:06
シオマネキただのみきや15*13/12/20 23:16
時間リィ213/12/20 23:00
むかしの歌草野春心913/12/20 22:50
別れる日の初雪朧月113/12/20 22:38
彗星織部桐二郎113/12/20 22:16
少年少女と世界や株価吉岡ペペロ813/12/20 21:52
死ぬのがこわい313/12/20 21:17
桃太郎春日線香313/12/20 20:58

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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