逃げた婚期が加速している 紅茶に檸檬の一切れを  
ぎゅ…っと搾ったら
カップの中が
ぱっと明るくなりました

目の前のあなたにも
一日一回
垂らしてみたい
檸檬の滴  
引き出しの奥に置かれた、消しゴムは
単なるゴムの塊です

空地の{ルビ叢=くさ}に埋もれた、車は
壊れた鉄の死骸です

消しゴムは白紙の文字を消しゆく{ルビ瞬間=とき}
車は道路を走る瞬 ....
勝手に存在する事物に勝手に音声を割り振る

それが名付け

名付けの連なり それが言語

互いに区別される音声

世界の適当な分割 それが概念
 ....
黙っていのちを燃焼し
自らの体を溶かし
闇夜を仄かに照らしてる
あの{ルビ蝋燭=ろうそく}に、私はなろう  
1995年
この道が好きで
通勤路にしていた
国道16号線の裏道
川間のあたり

季節の花がいつも咲いている道
楽しげな子供たちの通学路
ゆっくり車で走っていた道

ある時
父と ....
いいたいことは
大体決まっているんだ
真昼間のフクロウが
寝言を言っていた

ジャングルジムのうえ
タバコを吹かす少年のなまえはない
あるのは


ほしぞらと月だけ
でもちっとも ....
乳首をツンと尖らせて
ナニをくわえる表情は
面倒くさげで投げやりな
いつものやつだから
デジタルビデオカメラで撮影して
動画投稿サイトに載せてたら
ひょんなことから
彼女にばれて
訴え ....
まだ同じ土俵に立てない


私の人生の話
目を覚ませ それは本当の自分じゃない

夢ばかり見ても 叶えようともしなければ

何も変わらない

何時までそこにいる?

一歩踏み出してそこから飛び出せ
飛行機雲の
幾筋か
集まるところ
空の奥

見上げると
吸い込まれそうな
光る青


流れる星の
一瞬間
消え入るところ
空の闇

立ちあがると
包まれるような ....
彼女は一定の周期で死にたがる。

もともと、際立って明るい訳でもないが、その時は特に著しい。
長い髪を垂らして顔を隠し、カーテンを閉め切り、人との接触や、彼女が好んで集めた可愛らしい物ですら拒む ....
おおゆきが降った夜
雲の切れ間で
三日月につかまって
空中ブランコしてたのは
木の葉の舞う頃
行方不明になった黒ネコ

最初は新聞の折り込みチラシ
猫のアップの写真の下に
「飼い猫を ....
露草な心のまま こぶしを天に突き上げ
リズムを刻むたび 霧が 晴れてゆく

遥かな思い出は 縁側の飛行機模型
竹ひごをしならせて 夢は青空 

若くて死ぬことも
老いて生きることも  ....
            一

天吏の廁で河童らった酔払った言の葉   で
   人生を飾った俺     の
      眸は何色だろう!?

Goghのうねる霄が・・・・・
 ....
{引用=
最期に涙はなく
雪に重ね手をとる町
ふたりの尽きる冬の先
劇場のように広く
オギャー
オギャーだ

オギャーオギャーオギャー

オギャー
オギャーなんだ


きみを抱きながらオギャー 涙 こぼれろ


オギャー
オギャー
(すべては包茎の尖端が ....
今日は寄生虫館で
目的もなく死んだ思いで
落ちていく夕日も見ずに過ぎた 音楽を
肝臓として機能させずに 見つめていた
昔 聴いたことのある
自転車を見ていた時の音楽 オーパーツの雑誌の中 ....
 
言葉を編み

視線を編む

少しは暖かくなってくれたかな



 
夕方過ぎの薄闇の中

自転車に跨った

塾帰りの少年少女

信号機は止まれのままだ

いずれ青に変わる時が来るのだから

ゆっくり大人になればいい


僕はと言えば車の中
 ....
ふぐちょうちんもシュウキンペも
銃殺刑になるぐらいなら
いっちょ、戦争でもしかけてやっか
って思ってること
いい加減バレバレなんだよ
でもよ、やめといた方がいいぜ
日本人の本性は意外と
 ....
丘をのぼる石だたみの坂道でうずくまっている
ベレーをのせたあたしの夢 ただの酔っぱらい
指にこびりついているのは絵の具じゃない
細かい灰色の砂ぼこり 指の間から零れおちた砂の残骸

こんなと ....
一斉に 揺れる手を 眺めてる
幾つも 幾つも 同方向に 流れてる

此の人生は 楽しく 回り続けて生るのか
そんな命題を 絡めた糸で 捥ぎ取りながら

葡萄の種に 驚いて み ....
  朝、
  利き手ではないほうの手でつくられたような
  拙い光たちが 睦まじく庭じゅうを飛び回っている
  だが 光だけがここにあるのではない
  ここには机がある 椅子もある
 ....
あなたの耳にふれる
あなたの感覚になりたくて
あなたの耳にふれる
わたしはふるえている

あなたの鼓膜をゆらす
あなたの音になりたくて
あなたの鼓膜をゆらす
わたしはゆらいでい ....
ページをくる毎に
指先に宿る期待

ひとつ
またひとつと
言葉から漏れくる息遣いは
しなやかに強く
細部にまでわたる描写は
どこか温かい


あの物語を
まだ覚えてる

 ....
ちょっとした街の
ちょっとしたビルの壁に
「スーツはできる男の鎧」
冴えないコピーが貼りつく

ちょっと無理をすれば
ちょっと良さげなスーツが
手に入る歳になって
俺達はやっと気がつく ....
あたしが新年おめでとうと階段を登っていくと
洋ちゃんやみっちゃんが石になっていた

ふたつの石は
空けましておめでとう
と言いながらお年玉をくれた

お年玉袋の中から
ふたりより
も ....
{引用=
*四行連詩作法(木島始氏による)
1.先行四行詩の第三行目の語か句をとり、その同義語(同義句)か、あるいは反義語(反義句)を自作四行詩の第三行目に入れること。
2.先行四行詩の第四行目 ....
 新たな年の目覚めと共に、大いなる父、
 日輪は、貧しき山麓の村を照らす。
 明けましておめでとう、という言の葉が
 人々の白い息に紛れて、辺り一面散り散りに輝いている。

 過ぎていっ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
逃げた婚期が加速している北大路京介614/1/6 22:56
檸檬の滴服部 剛414/1/6 22:30
輝くひと614/1/6 22:22
社会学ノオト1.02012214/1/6 22:18
蝋燭の灯服部 剛4*14/1/6 22:06
50年を隔てた同じ道ichiro...8*14/1/6 22:04
ラストダンスマーブル514/1/6 22:04
素人投稿動画[group]花形新次014/1/6 21:57
すごい残念まきちぇり114/1/6 21:00
一歩踏み出してリィ214/1/6 20:42
シホ.N5*14/1/6 17:39
愛を試そう。愛心514/1/6 13:03
黒ネコのタンゴLucy15*14/1/6 11:57
飛行模型 (第三稿)るるりら26*14/1/6 9:52
女と男merema...014/1/6 8:40
さいごになみだはなく114/1/6 5:20
オギャー末下りょう314/1/6 3:41
僕は街の寄生虫番田 214/1/6 1:51
編む殿上 童23*14/1/6 0:55
点滅信号中村 くらげ1014/1/6 0:48
四谷テロリスト専門学校花形新次514/1/6 0:42
ロンサール藤原絵理子414/1/6 0:11
コスモスの咲く丘藤鈴呼1*14/1/6 0:08
エーテル 8草野春心314/1/5 23:45
自転車に乗れ...314/1/5 23:10
あなたの語る物語keigo514/1/5 22:58
哀しみのスーツ御笠川マコト314/1/5 22:46
ローリングストーンズな三歳のあたし草野大悟23*14/1/5 22:02
四行連詩 独吟 <界>の巻[group]塔野夏子5*14/1/5 21:35
梅に想う〜新春にヒヤシンス8*14/1/5 21:31

Home 戻る 最新へ 次へ
2032 2033 2034 2035 2036 2037 2038 2039 2040 2041 2042 2043 2044 2045 2046 2047 2048 2049 2050 2051 2052 2053 2054 2055 2056 2057 2058 2059 2060 2061 2062 2063 2064 2065 2066 2067 2068 2069 2070 2071 2072 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.35sec.