電車の通る規則的なリズムに心臓の動作を同調させながら
飲む国産のウィスキーは氷が混じる。

大切な人を失った瞬間を覚えているかい。と、尋ねたとき、
女はベッドの上で気を失っていた。

近く ....
「悪気はなかったんです
ただ、みんなを不幸せにしたかった
ただ、不幸せに・・・・」
なんか雰囲気出しちゃってるけど
悪気以外の何物でもねえだろ

堅気の生活にもそろそろ慣れた
しかしムシ ....
悲しみよ
世界に降り続ける悲しみよ
お前は可愛そうなヤツだな
みなに嫌われ憎まれてる 
必要ないと言われる
居なかった方が良かったのにと言われる
ゴミ以下だと言われる
ずっと側にはいられ ....
君に会うといつも浮かれてしまう

浮かれすぎて宙に浮いてしまいそうだ

さあ僕と手を繋いで散歩に出掛けよう

誰にも見えないくらい高い場所で浮かびながら

誰よりも近い君の隣で歩き続け ....
共有出来ない秘密があれば
知らないことは減ってはいかない
誰かを傷つけないための嘘であれば
共有出来ないのも当たり前
秘密を隠すための嘘や
嘘を秘密にする真意 ....
結局思考してんのは脳味噌でさ、シナプスだかなんだかの伝達で立ちあがる出来事だけがリアルだろ__

でもお前、シナプスが喋る、シナプスがうんこするとか言わねーじゃん。せめて俺の脳味噌がうんこする ....
茶色く煤けて大地にたつ街、アンカラに雨が降る。
僕の過去を濡らし、僕の未来を濡らし、茶色いレンガ色の家並みは、
空に雲を呼び、乾いた大地を濡らすように雨が降る。
アナトリアの計画都市は静かな雨が ....
あれも喰おう これも 
と皿に盛り上げた品々
同じ料金ならば
というケチな根性
ではないのだけれど

食い始めて
ちらっと目に入る隣のテーブル
皿にはサイコロステーキが載っていた
 ....
花をすぎる花
こぼれる花
閉じた片目から
飛び去る花


花は重なり 水になり
灰の飛跡をとどめている
空は震え
空は枯れ野


多くの音が暗がりにうなずき
 ....
俯き歩く僕の頬に
一筋のひかりが触れて
見上げれば雲間から
陽射しが溢れだす
そんな朝

本日は晴天なり

やがて雲を蹴散らし
大空いっぱいに
青を広げた空には
僕らの陰鬱な ....
かつて 営業時代に 
一度だけ 映画を観に行ったコトが 有った

何処から サボリなのか 
何処までが マジメなのか

線引きをしたかった お年頃

あの頃は 若かった なんて
十年 ....
スタートの合図も早々にライバルと逆方向に走り出した
あの黒い競走馬は今も人知れずどこかを走ってるらしい

騎手を乗せることもなく
誰かに期待されるでもなく

競馬場にに行くチャンスがあっ ....
めぐり来たれる冬の色
凍れる風に導かれ
衢閉ざしつ染めゆきぬ
ものみな重く睡りたり


想ひ出づれば夏の日の
陽光のなか戯れつ
幸いに充ち倶にあり
過ぐせし頃の束の間に


わ ....
砂漠

軽はずみで旅に出るなんて そんな僕を君は笑っただろ?
夢という鎧で武装して 年老いて時代遅れの心を隠した
弱音は外に出ないように 奴等はすぐに嗅ぎ付けてくるぞ
強気な言葉は他でもない ....
婚期の逃げ足に追いつけない 素足で地球を踏む 殺した手が水をすくう 年賀状をもらったら
ほめことばにくるんだ
苦言が書かれていた

つまり
頑張りすぎる貴女
見ててしんどい
そういうことね

それで
新年の抱負ができた

別に頑張ってないから
 ....
瓶の中にとり残された
ピクルスひとつ

蓋が開くのを ただ
待っているだけの日々

見通しが良すぎて
すっぱい孤独

 
 《ピクルス:2013年11月10日》
真っ白いノートに
青いインクでスラッと書きたい
なぐさめかもしれない
ラブレターかもしれない
高らかな決意かもしれない
それとも
別れのコトバ?

ノートの表紙は
いろんな色で彩って ....
じょうりくが
ほかのと
すごく
たのしげに
はなしていると
すごく
いらいらするが
よく
かんがえ
なければいけない

たにんだし
どうでもいいとか
としまだとか
わらうと ....
十六で嫁入りした祖母は
まだ娘だったから
近所の子供達と鞠を突いて遊んでいた
すると 嫁入りした女はもう
そんな遊びをしてはいけないと
誰かの叱る声が聴こえて来たという


春の夜 ....
東京駅構内

3歳ぐらいの男の子が
しまじろうのぬいぐるみを落とす

ハイヒールを履いた女性が
しまじろうをつま先でカスるように蹴飛ばす

20cm程前方に滑るしまじろう

し ....
ファミリア・ストレンジャー



そういえば
いたよね
顔見知りの他人
無言でいてもいい
くうきでいいから
そこに居たい
あなたの目の前から
この鳩を消しますと言って
いきなり鈍器で頭部を殴打するのは
マジシャンの風上にもおけない

あっ、今何か通っただろ

遠い昔
薬師丸ひろ子に
似ていると言われたこ ....
(心配、しないで)


手を絡める
舌が這う
異質が触覚を支配する
追いかける
余韻
雨の匂いがするんだ
朝から
曇っていて
ずっと


帰りのバスの道途中に
空き地に放 ....
会いたい
会いたい

寂しい

この気持ちは

総ては


女の失恋なんて
ロールシャッハテストの黒い蝶
時間はレンガとなり積み上げられてゆく
今夜はロボットたちと宴会しよう
私の手はロボットより冷たいから

本棚から現代詩を抜き取り
そこにレンガを入れる
ロボットたちにみせてあげる

ロ ....
ドアを開けると
しらない私が待っている

無上の憩いを
約束するように
鏡の私が会釈する


窓の外には
なつかしい夜

あたたかな夜



単調に
指折り数え ....
腰が大きく曲がった
近所のおばあちゃんが通るたび
あの中には何が入っているの? 
と、母に質問して
そんなこと聞いてはいけません
と、言われた

大人はいつだって
ほしい答えをくれやし ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
「血脈の無い花」宇野康平014/1/9 21:20
おヨネ花形新次314/1/9 21:17
かなしみこいち214/1/9 20:58
空の散歩リィ014/1/9 20:18
シナモン中山 マキ414/1/9 17:29
対話末下りょう314/1/9 15:33
アンカラの夢ガンジー214/1/9 13:27
バイキング料理イナエ8*14/1/9 10:51
夜と雨木立 悟214/1/9 9:47
空に語りかけるkeigo214/1/9 9:06
取り出せもしない 存在藤鈴呼3*14/1/9 8:45
Dark horse214/1/9 8:03
閑情織部桐二郎214/1/9 5:18
砂漠itukam...1*14/1/9 3:17
婚期の逃げ足に追いつけない北大路京介314/1/9 0:03
素足で地球を踏む714/1/9 0:02
殺した手が水をすくう114/1/9 0:02
新年の悩み森川美咲14*14/1/8 23:19
ピクルスただのみきや31*14/1/8 22:43
ともだち藤原絵理子314/1/8 22:36
よく考えなければいけないa114/1/8 22:34
祖母の記憶壮佑25*14/1/8 21:21
しまじろうは大丈夫かい?ichiro...19+*14/1/8 20:52
ファミリア・ストレンジャーはなもとあお214/1/8 20:37
マジシャン花形新次114/1/8 20:29
雨糸凛々椿714/1/8 19:48
わかるかなウィメンズデ...114/1/8 18:12
ロボットが詩をかく時そこにテーマはあるのか左屋百色8*14/1/8 14:08
湯宿にて千波 一也214/1/8 10:17
たからものそらの珊瑚2214/1/8 8:36

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