手をつなぎ
同じモノを見るの
世界は繰り返しの8
おまえの
おまえ自身の思考も知れたもんじゃない
その連なりでしかない
おまえの言葉はとうに死に絶えたのだ
でもいいの
花は咲 ....
ひとりで
そとに出たらそとがいた
アキラを買ったら夢中になった
タイガース
菜の花ばたけのタイガース
電車は2分も乗れなかった
エレベーターも無理だった
....
出会いと別れは同じ重さだったんだね
僕らは溶けあい
同じ朝焼けの空を見た
喜びはともにあり
悲しみは一つだった
今と明日は混ざりあって
独自の光を放って存在していた
でも何時までもソ ....
ムダ毛処理をしていない
あなたの本当の姿は
後ろを振り返った瞬間を撮られた
ビッグフットのようでした
パリのオープンカフェで
足の親指の爪の黒いヤツを
取っていたら
パリジェンヌが嗅 ....
私たちすべて
命在るものすべて
何かの力によって生かされていると信じたい
そして
そのすべては繋がっていると...
その願いが
確信に変わる日は
はた ....
その朝、町のひとたちは
台風のような雷のような泣き声で目がさめた。
山にかこまれたちいさな港町、
その外れにある病院の一室で
フーガが産声をあげたのだった。
フーガは泣き虫だった。
ど ....
私を知る人は少ない
私が知る人は少ない
名前を編むように
存在記号にしては
存在意義にならない
知名を日干しする
私を知る人がいる
私が知る人がいる
ちょびっとの ....
いつも君は自分の夢に向かって走っている
それがどれだけ辛く数えきれない程の涙を流し
たとえ夢に敗れようとも その瞳は輝いていて
僕にはない物を持っている君が羨ましく
いつしかそんな君が僕の夢 ....
閃
蒼い閃
閃する刹那の連鎖を放つその身体
うねる弦に奏でられながら
時空を
そして彼を見つめる数多の意識を
うねらせ奏でてゆくその身体
クールで小粋で小 ....
平均余命は静かに裁断され
大河の下流へと流されてゆきます
でも
老眼にそのまぼろしは映りません
....
スイス銀行の口座に
100万ドルを振り込まないと
このブスを凌辱するぞという
ペーターからの脅迫電話に対して
隣で縛られている当のブスは
口では助けて〜と言いながら満更でもなさそうだし
電 ....
なにごとにも正直でありたい
その気持ちに真正面から向き合うと
わたしはまず真っ先に
姉の子供が不美人であることを
告白しなければならなくなる
矛盾や横暴を背負う
小学生 ....
何処かへ逃げたくなるやうな青か
彼の人と繋ぐ唯一の青か
爽やかでまつさらな青なのだらうか
其れとも何時もと同じ只の青か 其処に雲は在るのだらうか
明日の天気予報は晴 ....
この本の言語を閉じないでください。
時間が接近したからです。
私に伝えられました。
不義人は不義を行ないます、一層、22:11および不潔な人はさらに持って、行ないます、汚くなる(義)人は義をさら ....
小学生のころ虫を食べていた
アリやトンボやチョウやセミ
その味ならいまも思い出せる
小学生のころそれで虫博士と呼ばれていた
頭がよくなったような気がして
嬉しくてみんなの ....
地獄にも墓
喪主の手にメリケンサック
今夜もsex on the beach を注文できずカルアミルク飲む
がんばってね
うれしくさせたり
悲しくさせたりする言葉だ
そう知っておこう
晴れているのに寒い日
自分の影は
いつも黙ってついてくる
後ろから
離れずに
離れないで
....
冒頭 突然のファンファーレ
ガシャーン
砕け散った人生の姿見
その欠片の一つ一つ
舌を出した黒猫が覗き込む
にやにや笑いの黒猫が
こちらを向いてこう言った
こいつぁ凄い
....
あなたは ちょっと
恥ずかしそうに 笑う
ピアノ弾きみたいに
細く 長くも ないし
手荒れも 酷くって
もう ガサガサなの
スネはね 昔っから
ストッキン ....
いつか
もう一度逢えたなら
忘れたふりで
笑み交わそう
望みを叶えた二人じゃないけれど
間違えたわけではないからね
総てを無かったことになど
出来るはずもない
ただ
....
私は何も知らないじゃないか。
小学校、中学校、高校、大学、社会人。
サボってきたわけじゃない。
つらいことの方がが多かった。
それなのに学校が何であるか。
社会とはこういうもの。
国とはこ ....
あさはか
その響きがいい
ばか
よりはいいかんじ
そんな風に置き換えてみる
あのこがしんだ
その朝に
実はパンツにウンコが付いているのに
あたかもまっさらパンツを
穿いているような顔をして
優しい言葉を紡ぐきみよ
周りのみんなは
きみが微かにウンコ臭いこと
既に気づいているんだよ
先 ....
きみは五年の長さを知っているか
経つ、の意味を知っているか
帰らぬ意味を分かっていたか
どこへゆくのか悟っていたか
わたしは無防備だった
知る、分かる、悟るからは遠かった
でもいまでは ....
生来の無精が祟り
とうとうハンカチにアイロンをかけるのをやめました
アイロンをかけないハンカチはシワだらけです
アイロンをかけないハンカチは愛想がいいです
アイロンをかけないハンカ ....
本当は違うんだよと
言える、言えない、言える、
言えない、
汽笛が聴こえる部屋ならば
きっと届けるこの思い
列車の駅はすぐのところで
かならず乗せてくれるチケットもある
ポケットを確 ....
なぜこんな時に扉を叩くの
花瓶に花の活けていない
美味しいお茶のあてすらもない
ましてや椅子は一人分
花なら持ってまいりました
お茶の用意もしてきましたよ
あなたの部屋の電気ポット
....
詩は難しいので
僕にはよく分かりませぬ
想いを伝えるために
その為にこそ言葉はあった
だとしたら、こんなにも
想いの存在しない言葉があふれているのは
何 ....
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