きみに抱きしめられたとき
気が遠くなりそうだった
だからあたしも
力をこめてきみに抱きついた
気を失ったらダメだ
って思ったんだよ
そんなことで
あたしを責めたりしないでよ
....
誰かに言われた 訳じゃないけど
何だか気になる アソコの臭い
いつでも一緒で 慣れた自分じゃ
分かる筈など ないじゃない
どうか教えて 周りの人よ
私のアソコを 嗅いでみて
誰もが ....
忘れられない不幸と一瞬で忘れる幸せを選ぶならどちらがいい?
私は一瞬で忘れるくらいの幸せなんていらないけど
嫌な事を忘れられないのも嫌だ
だけど忘れられないと言う事はその出来事に
....
ここに私がいないことを誰も知らない。
嘘は何一つないけれど
ここには本当の事がない。
パジャマで過ごす一日も
痴漢に耐える満員電車の一時間も
恋人とのえげつない二時間も
....
エロい気持ちの
赴くままに
無防備ですると
感染した方は
ママン
感染させた方は
パパン
になってしまうという
ゾッとするようなウイルス
股の名を中だしとも言う
無、臆病なもの、自然(罪人、不快な殺害者)。
-- 不道徳‥‥魔術師
-- ああ!魔術師 -- 目的「--医学はさらにチェックされる。
崇拝者}、嘘つき
火と硫黄で暑くなり、永遠の死である湖に ....
美辞麗句には見向きもしない
辛辣な役割を辛辣とは語らない、それ
鋭い爪の持ち主を幾つも知りながら
それは決して暴かない
しろい紙に 向き合い
しろい箱を 造り
しろい心を 持ち歩く
あるとき それは逝った病室
あるとき それは骨壺
海沿いを走る電車を降りると
そこはまるで見知らぬ ふるさと ....
名言を噛んだ
病院の待合室にテンションの高い男
夏の扉が開かない
孤独の足音が聴こえた
孤独は私を追いかける
私は後ろを振り向いて
あなたの来るのを待つ
孤独の息吹が聴こえた
孤独は私に息を吹いた
私は後ろを振り向かず
あなたの息吹を受ける
....
あなたの無言は
あなたの背骨を通って
わたしの角膜を刺激する
まな板の上で切り刻まれる玉葱が
まるであなたのようで
思わず手を止める
せめて責め ....
社会のために勤労
いわれてもピンとこず
ひたすら疲労
わかってるよ俺ももう大人
今まで遊んだぶんだけ返そう
でもなんだかめんどくせえなあ
質素な飯でもおれゃ構わねえ
ほんとさやれる、その ....
いまさら振り向かれるかのような真似は辞めて貰えませんか
いかにも懐かしむかのような言葉を吐かないで貰えませんか
その気もないのに闘うかのような振りをしないで貰えませんか
あなたたちの背中しか ....
反復する夏に導かれる。飛び交う右手。コップ一杯の水で夜を迎えた。味の蘇ったパン。悲しみが地表を舞っている。浴槽のこどもをやりすごして歩く。有限の中を燦々と降りてゆく。中絶の声がこびりついて離れない。記 ....
どこであろうと
浜は潮臭く沼は生臭いのだと知った。
ならば。よろしい。
塩水湖をぐるりとめぐるいかにも寂しい鉄道の
無人駅のそばに男は暮らした。
男はいつも自室でひとり酒を呑 ....
起立礼着席起立礼着席起立礼着席。眠りが燃える、朽ちない光が永遠と。堤防で打ち上げ、喧噪に染まる眩暈が静謐に嘯く。肉体の水面、泥を着て。何かがすべてになろうとしている。
なあ 枕
もう30年以上経ったかな
僕のことは何でも知っている
酔っ払って寝たときも
泣きながら寝たときも
うれしくてなかなか寝付けなかったときも
いつも同じ
変わることは何 ....
倚りかかるのでなく
凭れる
そんな時間の
絶妙
安心を手放さない為に
色恋は放棄。
わたしが今欲しいのは
色恋のドキドキではなくて
しっとりと落ち着いた
「ベ ....
ほぼ毎日私は朝ご飯に
納豆を食べる
その為には青葱が必要だから
新鮮な青葱を買い置き
食べる前に刻む
できるだけ細かく刻む
ザクとザクとザクザクと
五感は刻ま ....
金色のジョッキの中で
無数の気泡が昇ってる
(この世の重力と、逆だねぇ…)
そう思いつつジョッキを片手に
金色の水をぐい、とひと飲みすれば
火照った頬はあたたかく――
日々の悩みも ....
時折、詩友達で集う
神楽坂のキイトスのドアを、開いた。
1年ぶりのマコト君が
カウンターで教えてくれた。
「○○さんが沖縄から来て
この近所で詩の展示をやってるよ」
* ....
静かだった……
禁じられていることは それほど多くはないはずなのに
ただ、いくつもの瞳だけが 土埃に塗れながら
風と風の間で何度もはね返っている
男たちの沈黙はカラ ....
振り回した腕が
どこかにぶつかって
赤い血の線が走り出した
あたし傷ついてたんだ
だから痛いんだこころ
あなたに言わない
ことばがみえた
赤い線は
いつか文字をえがく
あ ....
とりたてて喜ぶほどでもない
あたりまえのことを渇望する
今日は昨日よりも調子がいい
そんな錯覚でも気分がよくなる
まわりの誰と比べても
あたしなんて可愛いもんだ
錯覚か幻想だけでも ....
小池圭子
痛い頭 また会いたい
小池圭子
嘘よそう
小池圭子 小池圭子
いない喧嘩 関係ない
小池圭子
漕いでいこ
小池圭子
いない喧嘩 関係ない ....
雨の中 二人で夢を語った
だけど雨の音がうるさくて君の夢の話が聞けなかった
ある日 君が突然いなくなってしまった
別れも言わずに
今も君が消えた場所に僕がいる
あの日聞けなかった君の夢を聞か ....
不幸なあの娘の
カバンの中身
すべて、すべて
脂取り紙
額のてかりの向こうに消えた
夢も希望も愛も自由も
誰か助けてよ
理由を聞かせて
あの娘があんなに
脂症なの
コロッケひとつで ....
自然なこと
素直なこと
自分では
気付かないこと
傷つかないこと
傷つくふりしか
出来ないこと
傷つくつもりなんて
ないのに
傷つけられて
しまったかこ
過去 ....
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