今まで君が歩いて来た道には
たくさんの色があった

やさしい色や
うれしい色が
時には
さみしい色や
かなしい色が

これから君が歩く道は
何の色になるのかな?
きっと虹色に. ....
人を人
いや、生命を生命たらしめるものは
ホルモンをおいて他にはない
ロボットも人工知能も
ホルモンという概念を
そのなかに取り込むことが出来なければ
決して本物の生命に近づくことはない
 ....
あの日
さくらの頃
ピンクのセーターのなかに
白いブラウスそして
赤いスカートの
あなたがはにかむ一枚を
十二年後のいま
みているわたしはもう
さくらからは遠く
あなたより恵まれてい ....
あたしの両目には
瞬きできるまぶたがない
いつも涙を流している

見開いているのに
像はゆらゆら揺れる
世界はいつも揺れている

あたしの左手には
指輪をはめる指がない
いつも ....
近くに鉄塔がある。
中2病をこじらせたひとさし指が液晶にふ
れる。ほぼ同時に鉄塔から飛び降り自殺す
る現代詩。見てた。砕け散る言葉。耳をす
ませば耳がちぎれる。中2病の耳に念仏。
唱える。中 ....
自分で自分をくすぐっても
くすぐったくないのはなぜだろう?

僕は誰かにくすぐってもらわないと
くすぐったくないのだ


詩を書いて
自分で批評しても
自画自賛しても
くすぐったく ....
人は、自分の欠点を的確に言い表した言葉を
浴びせられると
頭にきて、暴力を振るいたくなるものだ
例えば、デブに対するデブがそうであり
ブスに対するブス、バカに対するバカがそうだ
ちなみに私な ....
むかし
あるいていた
ところを
あるいて
ひとりで
みせに
はいって
たべて
みる

きっと
むかしの
ことが
おもい
だされて
いままで
しなな
かった
ことが ....
ハンバーグ

あたしがつくった

ハンバーグ

おいしくできた

ハンバーグ

13階のハンバーグ

ハンバーグ


遅刻覚悟のハンバーグ

この世の中の曖昧を

 ....
一月も終わる
暖かな日曜日
夜になって
北西風が窓を叩く

ヘッドフォンしてなくてよかった
コブクロより君がいい
だって風よ君もずいぶん
さみしそうに聞こえる
こんな時にはあの砂場
バケツとシャベルと連れ立って
こんな時にはあの池の
ドロドロ具合よよみがえれ

シロツメシロツメ踏みしめて
むしったっても罪知らず
隣の畑のレンゲ草
この子の次の ....
手紙を入れて
春の小川へ流してやるのだ

壜はゆらゆら流れて行って
コルクの栓もしだいに腐り
水が浸み
河口近くに沈むだろう
それとも海へ流れ着き
波に揉まれ
誰も聞かない音をたて
 ....
十年前は
だれを好いていただろう

十年前は
どこに暮らしていただろう

一年、二年で気が変わり
三年、四年で空気が変わり

五年、六年、見た目が変わり
七年、八年、言葉が ....
それについては因縁がある
なにせ前世の仇だから

うららかな冬の日
わたしはそいつを探して山にきた
皮をなめして枕にしてやろうと思ったのだ
鉄砲をかかえ 神社の脇を通った時
昼寝している ....
静かに落ちる
柔らかな子宮壁に
着床する種のように
或いは
夜という
高濃度の詩を含んだ海へ

魂だけが
えら呼吸を忘れてはいない
無意識という
立方体の
泡を
吐く

水 ....
告別式が終わった後
私は港公園にいた
公園の小山の頂上から見る景色は
重く深い



荼毘に付された
血と肉は
二酸化炭素となって空に溶け
骨は
長い間の雨水で骨壺から溢れ出し
 ....
下を向くと 首元を流れた
眩しい前髪
吸い込む息のあたたかさ

そうして君は
冷たい麦茶を飲む
そっと 歩かせる
じっくりと つたらせる

喉元の反復運動を
見つめてみれば苦しい
 ....
 
北の海

冬のモノトーン

旅に出ます、なんちゃってさ




*平成22年3月 詩集「十二色入り」より
深海の音が耳から離れない
何を待ち続けているかは知らないけれど
安っぽい恋の歌に
スピーカーは怒り狂っているように
僕やこの部屋をどんどんとゆらしている

あの子が怪物を見つけたって言 ....
夕方に 人気のない公園まで
友達数人で歩いていこう
疲れても 静かなここじゃブランコは動かない
砂山はきらきら光り 何もわずらわされることはない

言葉も交わさず 陽を背にした
暑くなる背 ....
空の 青さだとか
雲の 白さだとかを 知らないと

闇が 黒いってのは
分からない

私の中の ブラックホールへと
誘われた 言葉たち

どの絵具を掛け合わせれば
 ....
しあわせがサラサラと
指の間から
零れ落ちていく
静寂

音も立てないで
苦しみもしないで
描いた文様は
風に吹き消される

伝わらない思いを
伝えようとあがいた
その言葉 ....
低い雲が私を覆う度哀しみが私を覆う

あたかも行く末を暗示しているように

不安に苛まれる一時は得体の知れない

靄が私を取り囲み前面に立ちはだかる

私は顔を覆い蹲り今が去るのを待っ ....
いつもの店のいつもの席で
ちょうどよく酔ったその後で
独活の酢味噌和えという旬のものを
うすうす噛んで
うすうす僕は
ひっそりとニンゲンをやめるのだった


右の席からは仕事の話
左 ....
テレビのリモコン見つからず新聞を読む 足でドッチボールのコートを描こうとして折れた 虜になっちゃいそうと言う声の虜 僕はオキュロフィリアなんだ。

オキュロフィリアって知ってる?
眼球愛好者のこと。

あは、そんな顔しないでよ。
別に君の目をくり貫きたいとか、そんなことはしないから。
大体、生気の ....
南スーダンの戦闘のど真ん中で
スーダラ節を歌って来い
この反戦平和野郎!
わかっちゃいるけど止められないって兵士に
銃撃されりゃ目覚ますだろう
明るくふるまうのは
終わりを予感するから
‘おびえている’ なんて
いい気にさせたくないから

言いかけた言葉を
飲みこんだきみは
カモメを指さしてごまかす
中途半端なやさしさ
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
リィ1*14/1/27 22:32
ホルモン学説花形新次014/1/27 22:07
もっぷ4*14/1/27 21:52
ふゆげしき藤原絵理子3*14/1/27 21:40
転校生左屋百色6*14/1/27 21:03
ももっちいichiro...9*14/1/27 20:44
誰も言わない花形新次214/1/27 20:38
サス クワッチa014/1/27 20:13
ハンバーグの唄吉岡ペペロ414/1/27 19:45
無題もっぷ314/1/27 18:33
こんな時には214/1/27 18:29
Lucy17*14/1/27 13:59
十年愛千波 一也414/1/27 13:33
むじな春日線香314/1/27 13:17
腐食そらの珊瑚15*14/1/27 9:43
時よ 止まれichiro...7*14/1/27 5:28
喉仏ノブ子014/1/27 0:51
演歌になった日の色殿上 童14*14/1/27 0:30
明後日は眠る珊瑚カマキリ214/1/27 0:01
友達と加藤1*14/1/26 23:50
闇の黒さ藤鈴呼4+*14/1/26 23:42
誤解あるいは放棄藤原絵理子9*14/1/26 23:04
哀しみのメロディーtamami914/1/26 22:57
独活(うど)と白湯(さゆ)八布914/1/26 22:56
テレビのリモコン見つからず新聞を読む北大路京介214/1/26 22:48
足でドッチボールのコートを描こうとして折れた614/1/26 22:48
虜になっちゃいそうと言う声の虜114/1/26 22:48
ある愛好者の告白愛心114/1/26 22:47
スーダン節花形新次114/1/26 22:23
からげんき / 背中藤原絵理子4*14/1/26 22:23

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