乾いた大地であなたは泣いて
泣きつかれて少し歩いて
また泣いて
夜が来れば凍え
朝が来れば脅えた
でもね
乾いた大地に
花を咲かせたのは
あなたの流した沢山の涙
あなたの花はとても優 ....
白樺並木をぬけ
丘を登りきったところにある古びた洋館

いつも裏手にある通学路を通っていたものだから
僕はただ
丘のてっぺんにかろうじて見えるその館の
二階窓を仰ぎながら
色々と想像 ....
まっている
K帯の着メロが鳴るのを
まっていたくない

TVをつけて見てるふりして
CDをかけて聴いてるふりして
お湯をわかしてお茶をいれたり
ベランダの花に水をやったり

まっ ....
雷鳴の 母屋で人形をつかって話す
をんなたちのわらい声の
おおきい波 小さい波と
宴の忘れられた花として
ほこりをかぶった酒瓶がふたつ
影を曳いている


あやつり あやつられる会話
 ....
お母さんが少女になった 
僕は大人になった
庭に種を植えよう
お母さんの好きな向日葵が
今年の夏に咲くように
沢山沢山植えよう
種が沢山落ちて
再来年にはきっともっともっと咲くから
二 ....
カーリング

そうじや、そうじや

カーリング

おばちゃんばっかや

カーリング


ねむてえなあ

ああ、ねむてえなあ

ねむてえなあ

このまんま木になってしま ....
ドラム缶に500円玉が
やっと入る穴が開いている

Amazonで買った貯金箱が届いた
今日から小銭で2億円貯める

将来の夢はハリウッドになることです
いいえ、ハリウッドスターではない ....
重たい道路のざらつきを
コルクのタイヤで拾う時
揺れてぶれて
あなたは
この街のゴーストになる

気をつけないと
左に
教習場で習ったとおりに
左に
自然に寄ってしまうから
縁石 ....
いちばん最初についた嘘は
「ぼくはぬすんでない」だった
そこから始まるドミノ倒し
躓きなんてそんなものだ

大きな嘘に小さな嘘
許される嘘と許されぬ嘘
嘘で生きている奴らと
嘘に生 ....
肉汁が 溢れ出す
染み出した 幾つもの ワイン色の液体を 眺めながら

これが 硝子に注がれたモノで
目の前に チーズの燻製なんかが有って…

いや ちょっと待て

妄想を ....
カップルの女の足を見る

自分も「 つ が い 」と思うと

飛べない鳥

かれらのつまらない表情と

同じくらいつまらない私は

{ルビモノ=カネ}と幸せを

両天秤にかけて ....
冬は果樹農家にとって農閑期ではない。冬は、古くなった果樹を伐り倒したり、新しく果樹を植えたりする季節でもあるし、剪定の季節でもある。だから、伐り倒された樹を運んで薪として使用するために割る作業 .... 夜を分ける汽車が来て
雨の端を轢いてゆく
描きかけの絵が
窓のそばで震える


水たまりの空が
雨を見つめる
現われては消える
影を見つめる


空のすべての鐘が鳴 ....
うつくしく帰れ、と
はかない願いを込めた
ささやかな窓辺は
永遠に失われない

ただし、代償はある

例えばそれは
老いる瞳

例えばそれは
老いる瞳の中の
いつわらざる面 ....
一月の最後のララバイは雨の歌
戸惑ったままに眠りなさいと
優しくリフレイン

ほんの傍はみえなくて
忘れられた君はでもまだ居てくれる
帰る場所はここなんだよと

人間でいられるうちに満 ....
言葉が私の代わりに

私の胸の内を明かしてくれた

画家にとっては色彩が

音楽家にとっては音楽が

おそらくは『それ』に当たるのだろう

私が話し出す前に

言葉が私の胸 ....
次女の髪を梳いた櫛に付着していた
薄茶のフケのようなもの
それが動いた!
二ミリにも満たない生物が
私に与えた衝撃
一体どこでうつされたのか?
GHQが散布した白い粉によって
やつらは絶 ....
ここ一番の危機感は

一日のうちに、何度かやってくる・・・・。

気づかぬうちに、通り過ぎるだけで・・・・。。。

電話を取り/幾度も怒られ

気がついたら

平気なものも増えた・ ....
君のつけた傷跡に、熱のような冷徹さで焼き付けてしまおう。
痺れる痛みが駆け巡り、完治するまで止めどなく、どうしようもなく、甘美で。
きがついたら、再発してしまう、性質の悪い感染症。
その苦しさは ....
武蔵関の片隅で

鳥に姿を変えた白紙が舞う・・・・。

ただそれは、意思を持つように

声と言葉を持ち始めた・・・・。

一枚の白紙は

互いに交差をし

決して妥協も無く
 ....
つまらないということで

ふさぎ込んだり

止まったりする意味は無い・・・・。

面白いって何?

と、聞かれても

答えることも出来ない・・・・。

その一方で

面白い ....
虫歯を気合で治そうとしている 食べ終えてからおしぼりに気づいた ご先祖様のため息が聞こえた 歩いていく道に誰かの姿がうかぶ。誰もが、しばらくして消えた。僕は続く草いきれの中を歩く。遠くに昔通っていた学校が姿をあらわす。僕は日々いじめられていたのだと、唇を噛みしめる。演劇の役者が思い出され .... 真っ白だった

セーラー服着てた私と
頭ひとつぶん背が高い先輩

雪の日
相合い傘で歩いた

風は冷たかったはずだけど
頬が熱くて困ってた

一度も好きと言われなかったけど
だ ....
ワルツと銀行の境い目
毎晩ぼくはそこにいる
そして決まって君を探す
いないならば創り出す

しばらく経って
違うところに君を連れていく
たとえば一方通行の電車
寂れたゲームセンター
 ....
孵らなかった雛が
白く冷たいまま
そこに残されている

いつか何かの拍子に
割れてしまったとき
僕は中身を
直視できるだろうか

もうとっくに
腐っているかもしれない
すごい色を ....
地獄の土地をころがして
ノートの上にビルを建てるのです



そのビルには
様々なものが激突するだろう
砕けたガラスに反射するのは
真実だけではないだろう
女子校は雪に埋れても
ス ....
ぼくはまだ生まれていなかったから知らないけれど
シーボルトさんはこどものお年玉に一両あげていたでしょうか

ぼくの祖母さんは裏藪で竹の皮を集めて
一厘とか五厘とか 子どもだったお父さんの小遣い ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
花とあなたこいち014/2/1 0:27
新説浦島太郎keigo1*14/2/1 0:13
Waiting for...藤原絵理子2*14/1/31 22:59
むかえにゆく川津 望314/1/31 22:40
お母さんと僕こいち414/1/31 22:25
ねむてえなあ吉岡ペペロ014/1/31 21:40
2億円貯金箱花形新次014/1/31 20:59
ゴースト和田カマリ1*14/1/31 19:04
ライアーの娘614/1/31 15:24
まつたけフォーク藤鈴呼0*14/1/31 15:09
飛べない鳥はなおうぎ0*14/1/31 12:32
均衡葉leaf314/1/31 11:29
冬へ 冬へ木立 悟314/1/31 9:24
伝書鳩千波 一也214/1/31 7:54
満天もっぷ314/1/31 5:59
詩人の誕生yamada...214/1/31 5:59
ミクロの脅威 マクロの奇跡夏美かをる22*14/1/31 4:47
びびり!梓ゆい014/1/31 2:25
液体窒素笹子ゆら214/1/31 2:18
無題梓ゆい014/1/31 1:54
暮らしの窓辺014/1/31 1:34
虫歯を気合で治そうとしている北大路京介714/1/31 1:21
食べ終えてからおしぼりに気づいた514/1/31 1:21
ご先祖様のため息が聞こえた414/1/31 1:21
今日ナイキのスニーカー番田 014/1/31 1:07
真っ白森川美咲1*14/1/31 0:55
ノブ子114/1/31 0:14
月見chocoa014/1/30 23:37
あとがき左屋百色9*14/1/30 23:32
スケールイナエ8*14/1/30 22:11

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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