トヨタのワゴンに乗って
ネトウヨの車にのって
おれは回転寿司へむかう
雪はころげつつ
ワイパーにそってふっとぶ
おれは結晶を見るのをやめて
プラスチックボードの
ポリエステルの埃と
フ ....
深緑の忘却の中で私は啄木に深く共感する。
確実なものを求めていた私の何かが滝壺に飲み込まれてゆく。
逃げてゆくネズミの尻尾を追いかけるような真似はもうやめよう。
ただ素直に、誠実に生きよう。そし ....
お好み焼きや焼きそばを食べるとき
ちょっとご飯をひとくちふたくち
甘い粒々がほこほこ踊る
毎日食べているのにびっくり咀嚼する

私はものぐさなので
精米技術の進歩
お米はすすぐだけ
ボ ....
花束を君に贈ったのは夏が終わる頃だった
小首を傾げて微笑んだ君との時間をを僕の心の壁にかけてあるんだ

何を約束したのか忘れてしまったが
秋の訪れとともにそれは緩く解けて雲に流れていった

 ....
貫いて、
まっすぐ空を貫いて
僕は僕の
生きてきた道を
証そうとしていた

この手を握りしめると
隠しようのない非力さが伝わって
けれどわずかに
意外な力も伝わって
 ....
今日のために
昨日を生き
明日のために
今日を生き
夢のために
明日を生きる

でも

私は知っている
昨日も今日も明日もつながっていることを
だから本当は昨日も今日も明日も ....
子猫を拾った公園
子猫といっしょに
風を切って揺られた

おなかと片手にやわらかさ
ねむくなった子猫
あたしも目を閉じる

上がって下がって
上がりきって下がる瞬間に
子猫が爪 ....
大きく膨らんだお腹に手を当てると

ぐるんと窮屈そうに動いてくれた

明日生まれるよ

君は明日生まれるよ


後ろからそっと抱きしめると

安心そうに身を委ねてくれた

明 ....
そろそろ四股名を
決めた方が良いんじゃないか
遠藤が定着しちゃっても良くないし
そこでこんな四股名を考えてみました

その名も
剛力殺メ衛門
(小須賀部屋)

すげえ、強そうでげしょ ....
荒ぶる夜の果てを十字架に捕まって

とても両手だけじゃ救えないアレコレを

見捨てるかどうするか「たられば」で思案中

死神の催促にどうナシをつけりゃいいんだろ

さようならハ ....
ここにはない
何も踊らない
ただ搾り出された絵具のように
眠たげな静物だけ

わたしの中か
わたしの外か

楽しげな人の姿が
ゆっくりと薄れ消えて行く
古いスナップ写真が
毎 ....
正確には
なめられ子だよね
なめ子はポツリと呟いた
こんな行為があることを
知らなければ
あたしの人生
もっと違ってたんじゃないかな
舌なしでは生きていけない
舌が必要なの
例えそれ ....
それはなかったことにして

ではなく ないことにして

これもなかったものと泣き

いや ないものと叫びたいだけで


火の粉が夜空を浮遊する


仰ぎ見るわたしの口 ....
 眠れ
 眠れ
いまは
亡き者よ
 眠れ

遠くへ
遠くへ
行って
そこで
 眠れ
 もう
 帰る
ことの
 ない
遠くで

 眠れ
 眠れ
 ....
      その日、私ははじめて人の死体
を見た。いまからおよそ十年前、三月二十六
日の金曜日のことだった。もちろんそれまで
にも祖父や祖母のそれぞれの葬儀に立ち会っ
たことがあるが、その時に ....
会いたい人がいるはずなのに
会わなくても生きていけて
なんとなく煩わしさを感じてしまって

地方から東京に出てきて
祖母とも叔父とも疎遠になっている
わたしは健 ....
藍色など
群青色などと言って
壊れないで下さい

星が点滅する
或は惑星、
と言うか

全ては夜の表に光っている

私は私の肌色を光らせて
草原の上
月の下、
或は上

 ....
はるののでツクシをつんでいるとき
かんぼくのあいだを とおりすぎるかげ
そいつはイタチだ

かんぼくのなかをのぞくと
なくしたスーパーボールや
ミニカーがみつかるにちがいない
イタチのこ ....
新幹線の窓から見る夢
これはわたしの通い婚
秋と冬と新しい春
心の軌跡とすり減った踵

愛することのうちに
二人だけの秘密を孕もう
散り散りになる言葉よりも
肌に残る温もりだけを
抱 ....
湿度を感じ 曇り空を此処に降らし
その灰色に害されない豊かな今の心を嬉しく思う

なんとものんびりとした時間を過ごすのだろうか
感謝は想うだけでは罪 そのようにも感じる

世の中に何が出来 ....
目が覚めて
隣に寝ていたはずの
ひとがいないと
私はひとりではないと知る

しなければならないことがあって
私が私に着陸したことに
感謝する
魂がからだに

少し今朝は
自分を気 ....
目的の連鎖を辿っていくと 最終的に幸せに辿り着く 本当にそうですか 人間の行為の目的は幸せばかりじゃない 人間の行為は 大きな悲しみのためにある 大きな喪失のためにある 大きな怒りのためにある 掛け違 .... 原題:愛し方 愛され方(2012-07-20)

互いの思う根 轍の下手から
幾度目の出会いに また幾度目の別れか
何を見つけ 何を得たか
「愛している」と貴方に 貴方だけに 言えた 
 ....
開け放った窓からカーテンがあふれだしたからオルガンを弾いてともだちと身体を絡ませておどる/まだ子供なのになつかしくなるような錯覚/点滴があと少しでおわるから看護師さんを呼んで/丸い体の看護師さ .... サービス問題がサービスじゃなかった ネクタイはずして君色に戻る 通夜を終えたタバコの煙が月まで昇っている 妻に物をプレゼントしたことがない
物より思い出ばかりプレゼントしたからだ

それでも妻は物がほしかったようで
時々古ぼけた腕時計を指差すこともあった

あの世でね
と私は言った

私 ....
私の顔は古い写真のようだ
いや
私の顔は古い

このアパートに来たときにトイレの棚に置いた手鏡は
ほこりまみれで
何の役目があったのやら

ほこりまみれであること以外
何も特徴の ....
見知らぬ男たちに追われる夢
叫んでも叫んでも届かない夢
歯が何本もぼろぼろ抜ける夢
昔の友が今を共にしている夢
夢だと気づいて目が覚める夢
覚めても覚めてもまだ夢な夢
夢にうんざりして起床 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ネトウヨの車にのって構造314/3/27 0:18
廻る軌跡ヒヤシンス10*14/3/27 0:09
ご飯を炊く灰泥軽茶1314/3/26 23:50
約束梅昆布茶1714/3/26 23:19
十字架の空[group]千波 一也614/3/26 23:03
昨日と今日と明日とichiro...10*14/3/26 22:59
ぶらんこ藤原絵理子6*14/3/26 21:55
あたたかい生き物中村 くらげ6*14/3/26 21:54
遠藤花形新次014/3/26 21:52
さようならハイウェイカマキリ214/3/26 20:24
死を装う春の詩ただのみきや18*14/3/26 19:44
ちつのひだなめ子の青春花形新次014/3/26 19:39
赤い空 「群青」四月課題『嵐』出品芦沢 恵24*14/3/26 19:14
三月の子守唄[group]岡部淳太郎814/3/26 18:05
三月のドキュメント[group]314/3/26 18:04
東京女中山 マキ7*14/3/26 17:22
エンジン水衣614/3/26 15:59
イタチイナエ18*14/3/26 15:29
通い婚モリー2*14/3/26 14:45
他愛のないかけがえのない朝焼彩茜色13*14/3/26 12:52
今朝の気分朧月414/3/26 6:20
twitter葉leaf114/3/26 5:10
〈オブリビオン〉 染まり葉の下で黒ヱ1*14/3/26 4:26
ミルク色の病院ダンスざらざらざら...1314/3/26 1:42
サービス問題がサービスじゃなかった北大路京介214/3/26 0:40
ネクタイはずして君色に戻る114/3/26 0:40
通夜を終えたタバコの煙が月まで昇っている814/3/26 0:40
ロマンス小川 葉414/3/26 0:37
私の顔ichiro...11*14/3/25 22:51
悪夢森川美咲4*14/3/25 22:07

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