かなしくてさみしいゆめをみた
なにも思い出したくない
どうしょうもなくて、こどものように泣いた
鼻の奥がつんと痛くて、なみだがとまらなかった
やわらかな毛布につつまれたまま、身動き ....
今日も だいすきです
だけど 今日も 片想い
一か月前に会ったひととは
さて いつ 会えるでしょう
『待ってたら いつか 会える?
それとも 正直 会う気ない?』
....
自分のアソコの写真と
においその他の特徴を公開して
そのアソコに興味を持った人を
友だちとして集めて登録する
登録したら実際に
セックスする相手にするか
それとも友だちのままでいるかで
....
たっぷりの湯に
くびまで浸かって
こんなときに
銃乱射とか
爆弾の雨とか
不意打ちすぎるって
かんがえていた
この、
のんきさ
からだの疲れがとけてながれて
ざあざあさ ....
マンションの屋上のふちに座り込み
スニーカーのつま先と話していた
つま先が「死ね」と言ったように聞こえたけど
私は気づかない振りしたくて鼻唄歌ってた
つま先は何度も言ってきた
私は苛 ....
少女だった
遠い夏の日の
手のなかにあった
きらめく夢を
なにかべつの
ほんとうは
必要じゃないものに
すこしずつ
すりかえて
軽くなった肩に
安堵する後ろめたさを
かくすた ....
夜の風に呼びかけられて
居心地の良い部屋を捨てる
駄目な方へと向かう本能
どこかで赤ん坊が泣いている
綺麗な花を上からのぞいても
ダ・ヴィンチの要塞都市を連想する
そんな思考に石を投げ ....
明日にならなきゃ出来ないコトだらけで
今日を持て余してしまう
蝉が鳴いている
夕立がやって来た
ほつほつと落ちる雫を
木々の葉が受け止めきれず
地を這う水が泣いている
明日に ....
つむじ風は南南東に駆け抜ける
収束しない想いを切り裂くように
二足歩行の夜は遅々として眠れぬ夢とともに
進化論の樹を遡り霊長類の高みへとたどり着く
昨日のことはもう知らない
知る必要 ....
ひかりがインフルエンザにかかったの
パパにうつるといけないから
週末は帰ってこないでね
ママは感染覚悟の臨戦態勢準備完了よ
そうか わかったよ
ひかりが好きな
とろアジと
....
猿の進化
そう信じられたらどれだけ楽か
信じたモノだけ救われる
神を信じられたらどれだけ楽か
ノアの箱船は石になったし
猿はヒヒになった
世界は狭くなったと
宇宙からの侵略者を望む
あ ....
私は子供が大嫌いだ、大人であれば尚更のこと
彼にすべてを委ねつつ
掴んだ栄光何故悪い
あの時交わした約束を
信じた私が馬鹿なのね
日陰歩んだ人生を
一か八かでやり直す
みんな優しくしてくれた
嬉しかったの死ぬほどに
さむ ....
父に連れられ
二度目の会津
吾妻小富士の
釜めぐり
裏磐梯から
ドライブがてら
吾妻小富士の
釜めぐり
すり鉢状の
枯茶の山肌
遠くでガイドの
声がする
枯 ....
食事のさなか、に
トマトが
夏を浴びせる
緑が育った泥んこ、が
味に乗り
深い陽の薫りを放つ
食卓、のうえには
季節が舞う、のが
正解
てんでに、 ....
私は男性が大嫌いだ、たとえ性別は女性であったとしても
あの夜のことはあんまり覚えていない。
ぐらんと城が揺れて、母上様が庭に伏したと思ったら急に明るくなって花畑は火の海になった。
じいやが早口で何かを捲し立てて、僕は非常時の為の地下シェルターに ....
あたし初めて
彼氏のを見たんだけど
すごくびっくりしちゃった
だって小さい頃お風呂で見た
お父さんのは
先っちょがボールペンみたいで可愛いらしかったって
記憶があるのに
彼氏のはおっきい ....
もてあましプライバシー
五臓六腑閉じてオヤスミ
ちびちびやってます虚無僧ソプラノサックス
青い水
青い水パルテノンの湖の
川の岸辺に,流るる日
乙女の目、青い水もて
洗うなら、恋の思いは
消え失せん
その日には木々にざわめく
鳥たちも、喜び歌しきりうたわん
十六時が明るかったので
今日を私の春の始まりとする
17歳
自分が5人に
分裂したらいいのにと
切望していた
17歳
ハタチになりたくなかった
17歳
歌唄いに憧れた
17歳
遅刻常習犯
17歳
バイトを掛け持ち
渋谷公会堂に通 ....
空気があっても
水があっても
土があっても
風があっても
それだけでは命は生まれない
初めの何かがないと
その何かを
私たちは
愛
と名付けた
愛は命という愛の流れを引き起 ....
どんな花も美しい
迷わず自分だけの輝きを
自由自在に放っている
私の心に咲く花は満開になり
甘い香りはポジティブな証拠
経験したことが
栄養になり個性と混ざり合い
大輪の花が色づ ....
土脉潤起
つちのしょううるおいおこる
雲がほどけて
雪がこぼれる
北がやぶれて
風があらぶる
音がとだえて
水がいてつく
光がとおのき
命がしずまる
雪 ....
初めての学芸会は
サルカニ合戦の
蟹の役だった
いとこのよっちゃんは
猿だった
元の話は
硬い青柿をなげつけられて
つぶれた蟹の卵から
子蟹が出てきて
助太刀を得てみごとに
親 ....
自分の心が辛いとき
自分のことばかりを考えないで
誰かのしあわせを願ってみよう
すこし 息もできるようになるから
あしもとの雪は泥混じり
むこうの雪は白くて綺麗
この雪の河渡るには
生きてさえいればいい
この愛さえあればいい
この雪の河渡るには
あしもとの雪は泥混じり
....
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