いやいや、そんなことないんじゃないの
結構いるんでしょ、ロリコンの気象予報士
天気に詳しいからって
別に善人な訳でもないし
性的趣味が特殊だって
全然不思議じゃないのよね

「ねえ、お嬢 ....
今でも夢に見る

北斜面の崖
なだらかな傾きの崖

崖の上のお屋敷の、
裏手の急斜面から
空に舞い上がる自分を

空は樹木に隠れて半分
空は現実に隠され半分
半分の空に半分の自由 ....
し返し 使い方を間違えると しっぺ返しを返される 呪いを渡される 自分で機嫌を悪くしてしまうのだから仕方がないこ とを知ることもなく

ほら、同じことの繰り返しで さっきまで笑っていた空気を 怒ら ....
じゃりじゃりした気分で
浜辺で
1人で
100人で
海なんて見ないで
あらかじめ用意された
浜辺で
1人で
じゃりじゃりした気分で
少年が
少女が
スズメが
雲が
魚が
猫 ....
梯子から落ちてしまった者は
はんぶん月にかくされて
二度と来ぬものを待っている

無音の庭園の真ん中で
梯子がひとつ燃えている
火の粉はどこへ向かうだろう

やがてまぶしい天の真上から ....
世の中 いろんな口癖が 有るけれど 
わたくしの 口癖は 
とりあえず「とりあえず」なんです と 

とりあえず あなたの口が 
とりあえずの形に 動くから 

とりあえず  ....
走らなくとも 進まさせて頂きに目を瞳をやる 

戦ぐ四季の桃色と空色 それらの 彼 彼女らの感情はわからない

されど感じずにいられない 目に瞳に入れずには澄まされない

清さかな ひたす ....
花びらを一枚一枚数えながら
足元に広がる優しい世界に落としていく
そこにどんな想いが込められているのか
知りたくて集めようとしたけれど
僕のプライドがそれを許さないんだ

カラフルだと思っ ....
 
デイケア・センター

チカヨレバ
淑女メヲヒラキ
ネムイノヨトイウ
デハアッチヘユキマス
ウナズイテ、マタメヲトズ
若イコロノオ写真ハ
キットオキレイデショウネ
デハ今度オ持 ....
 雨の音のように
 互いに育たず、打ち消し合う
 そういうものをこそ
 愛と呼びたい

 そらの色に
 本当の名前などないように
 分からないものをこそ
 信じていたい

 そ ....
ひび割れた指先から 
冬の滴がしたたり落ちて
大地に染みこんでいくとき
温い風に梢を揺すられ 
慌てたまんさくは
葉芽を出すことも忘れて
よじれた花を開いてしまった

北の風に身をよじ ....
影と影は
こんなにもたやすく
ひとつになれる

犬とわたし
樹とわたし
電信柱とわたし
あなたとわたし

昼に束ねられていた
よそよそしさは
夜がくれば
溶け
すべての影と影 ....
みてあのこまだ
舟なんかつくってる
とさされたゆびを
はじから折って編み込んでいく

わたしはかなしかった
夜でも朝でも
ま昼にはいっそおそろしかった
からだじゅうに溜まった水が
 ....
みどりいろの炎が









お前の陰茎を甘く包む







俺の陰唇を脅かす
 ....
誰も居ない道で
信号を待っている

静けさは閉じたように
木々の音も聞こえず

ただ独り
ずっと信号を待っている

一本道は見渡す限り
何も無くて
草が風に揺れている

伽藍 ....
町には

消えた犬がいました。

町には

増え続ける猫がいます。

町には

人がいます。
波のように。
何かに導かれ住みつき、何かと共に去っていきます。

そうした後、 ....
僕は何もない
道の縁を歩く
そこには何があるのだろうかと
コンクリートの中に存在するものを見ていた
僕は考えていた
子供の頃に見ていた夕暮れだとか
人間は死ぬのだということだとかを
 ....
私の言葉を 少しも疑わない母さんに
嘘をついてまで 行きたかった宮崎
強い日射しとフェニックスのある街
ゆったりと落ちついた街
5時間 汽車にゆられて
たどりついたあなたが住んでいる街
行 ....
国道

どこかで一本
曲がる場所を間違えたのか
デジャヴを含んだ知らない路地に
迷い込んだ先を抜けて
開けた国道はついさっき
生まれたばかりのようだった

横断歩道はまだか細く
蒸 ....
おはよう

おはようと声をかけて
跳ね返ってきたものを
体で受け止めてたしかめる
世界がそこにあることを

あるいは声をかけられて
体内を通って帰っていく
軌跡に手を振り
さよなら ....
ドラゴンのくせに

 ドラゴンのくせに
 空も飛べないなんて

十年前に言われた台詞が
時々浮かんでは沈んでいく

 ドラゴンのくせに
 火も吹けないなんて

今更思い出したとこ ....
君が生きるというなら
わたしも生きることができる
ネブラツカヤの空に流れて
ぼくは死んでしまいたい

雲が浮かぶ
靴が転げる
ひとがあふれる
だれもいないのに

うたが
空に流れ ....
 
エッチ、スケッチ、ワンタッチ

スカートめくったら いちご柄


甘酸っぱい思い出に練乳を


 
舟が
天の使いが
父を迎えに降りてくる

モニターの
緑の輝線
彼の何かを告げている

母と私は部屋を出て
お向かいの
やけににぎわう居酒屋で

白身魚の天ぷらと
焼き鳥とサ ....
離れの掘りごたつの中に母がいる
離れの掘りごたつの中にいる母は少女の姿で
絣の着物を着た古い時代の母である
古い時代の少女の姿の母は掘りごたつの中にいる
猫のように離れの掘りごたつの中にいる
 ....
余りにも
アッサリし過ぎた
涼しい顔立ちのため
リンクを凍り付かせているのは
実はコイツではないかと
疑ってしまうのは致し方ないと思う

夜な夜な夜な夜ーな
氷にのせて

ヨナヨナ ....
暗闇の吐き出した
冷たい鼓動を感じながら
傷だらけのテーブルを前に
一人
手酌で赤ワインを
どれくらい口にしたのか
床に転がる
空き瓶を数えてみても
はっきりとはわからない
飲んだか ....
 だいすきなひとが 体調を崩したので
 差し入れだけこっそり 置いてきました

 受け取ってくれるとは 思ってたけど
 メール来るまで どきどきしたよ

 ついでに言うと
 あなたの ....
カレーを作ったが旨くない

入れるものは入れている
ジャガイモ
人参
玉ねぎ
にんにく
鶏のもも肉
そして 
いつものインスタントのルー

毎度のことなのでいいかと思ったが
ち ....
最後に会えたのは
もう3週間も前

電話もメールも
全然してくれないから
あたしはこの日を
指おり数えて待ってったっていうのに

あなたはなんだか
へっちゃらな顔

することがお ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
希少予報士花形新次014/2/24 17:37
空と自由[group]……とある蛙12*14/2/24 17:32
し返し最都 優014/2/24 16:24
あらかじめ現代詩にさせられた言葉たち左屋百色11*14/2/24 16:16
無題(2014.2)新嶋樹114/2/24 16:12
とりあえず藤鈴呼1*14/2/24 15:26
讃える春朝焼彩茜色10*14/2/24 14:51
Flower stigmaわや114/2/24 14:06
デイケア・センター生田 稔414/2/24 12:58
るるるOhatu314/2/24 11:16
早春素描イナエ11*14/2/24 10:53
影と影そらの珊瑚13*14/2/24 8:54
破裂はるな414/2/24 4:46
緑色の炎がTAT014/2/24 3:27
ていしねなぎ014/2/24 3:16
臀部と昆布314/2/24 2:04
名前のない僕番田 014/2/24 1:38
二十歳(はたち)のエチュード草野大悟21*14/2/24 1:19
国道Seia314/2/24 1:18
おはよう014/2/24 1:17
ドラゴンのくせに114/2/24 1:16
空に浅見 豊014/2/24 1:04
いちご殿上 童13*14/2/24 0:49
舟の儀式uminek...21*14/2/24 0:27
離れの母[group]春日線香014/2/23 23:27
ヨナヨナ花形新次114/2/23 23:21
変心寒雪014/2/23 23:20
だいすきなひとはるこ0*14/2/23 22:54
砂糖ichiro...10*14/2/23 22:24
ばいばい弓夜4*14/2/23 22:18

Home 戻る 最新へ 次へ
1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2026 2027 2028 2029 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.26sec.