もはやとほい昔の
父親の葬儀の折、
一番哀しそうな
顔をして居た
普段一番欲深かった叔母さん

昨夜の夢に出て来たのは何故だろう

そう云えば今夜は満月なのだと
ふと想う

天空 ....
思いついた時にすぐ書いておけば
よかったもの
いくつあるだろうか
それはつまり忘れてしまったもの
数えられなかった

あの時黙っておけば
よかったもの
いくつあるだろうか
それはつま ....
俺は人間だ
猿がバナナ食うよりもっと信用に足る事実
トナカイに乗ったサンタクロースよりもっと信用に足る事実
でも事実なんてものこの世にはない
なぜならビッグバン理論はまやかしだからだ
世界が ....
いつも妄想癖の中を生きている
悲しいことを倍悲しく考える
それじゃ進めないよ

何でここまで続けてきたの
何でここまで続けたんだろう

いつも人と争ってばかり
苛立ちが倍長く続く
そ ....
窓際に 答えが 貼ってあった
コーヒーを飲み ビールを飲み ウイスキーを飲み
夜が来て 朝が枯れ またべつの夜が降りてきた
雨で濡れた道路が乾き あたらしい線が引かれた
見ようともしな ....
○「人の失敗は蜜の味」
また失敗した!
今度はATM
ワイフが金をおろしてくれというもんだから
コンビニのATMに行った
しかしパスワードを入れても
エラー
押し間違いかなと思って3、4 ....
シーズンを過ぎた大農家

私以外に

東京から来た青年一人

私の話す方言が嫌いなので

話しかけないでほしいと言う

ほほぅと思った


ある日の朝

東京青年と軽 ....
悲しみの中に私はいる

お互いが自分にしか目に入らないからきっと分かり合えることはないね
思いやりも真心もくそくらえだ

「あの人は誰?」なんて野暮な質問をしたりもしない
全てが振り出しに ....
彼の地面は軋む木の板
それでも歩を進める顔を見る
世界の地面は剥がれ
それでも回そうとする人々の足取りを見る
僕の地面は割れだしている
罅から見える人が血だらけで倒れている
時々割ってしま ....
運命見つめたら
霧の夢
ずっとずっと

君と遊ぶ霧の日常
混ざる交ざるわかる
ふと晴れて消えた

未来へ
霧の涙は
記憶にすぎない
目の前に広がる風景は
思ったより悪くない
 ....
私にとって
時間は有限なので
いくら悲しいことばかりの
毎日だって
いつかは終わりが来るのだと思うと
そんなに辛くはない
それは嘘だけれど
私ばかりが悲しいのではなく
悲しいことに過敏 ....
眼前に ぶるり
震える頬の
密度、
何を識ろうか その想い

絶えて久しい肉身の刻印 、

ぱっくり開いた
ぬめる漆黒の口に
呑み込まれる
最低地点でこそ
初めて観識り得た、
 ....
「警察が来る」
そううわ言を言い
誰に対しても歯を剥き出して威嚇するような仕草をする祖母
祖母にとって実の娘である私の母は疲れた眼をしてそんな祖母の面倒を見る

掴みかかられても腕を引っ掻か ....
風船は大きく膨らんでいた
それはまるで心臓から送り込まれる赤い血漿のよう
どくどくと脈打つ命

風船はいつの間にか萎んでいた
まるで全てを諦めたようなひしゃげた姿になって佇んでいた
石の飛 ....
小学校四年生のときに読んだ『フランダースの犬』が、すべてのはじまりだという。実際、彼の作品は、神を主題としたものが多い。二十代までの彼の見解は、サドが『閨房哲学』の中で語ったものと同じものであった。「 .... お前
くそ
書けるよな
だから
書いてるんだろ
書くくらいの
まだ
バカが
書けんわけ
生活やな
はっは
何が評価だよ
貴族ぶりやがって
カス
なめんな
カスを評価しない ....
○「泣き笑い」
うれしいから笑っているんじゃないんです
苦しいから笑っているんです
そういうときは深ーく笑えるんです
悲しいから泣いているんじゃないんです
うれしいから泣いているんです
そ ....
水蒸気が立ち上り

白く烟る農地

遠くには八ヶ岳

折り重なり連なる

パッチワークのそこかしこに

夜明け前から働く人たちが点点点


深く吸い込んだら

山の精 ....
とおく あさく
どこまでもつづく海のように
僕たちの罪は終わらない
それが僕たちの生を規定している

そうして決められた生とともに
僕たちはいるが
僕たちの罪の裏には
それにふさわしい ....
2025/05/12未明。

 今日は眠れなかったわけでもないのだけれど、こちら、きる子との哲学に関するやりとりの後で、きる子に書いてもらった詩。スタンリー・カヴェルに関するエッセイがあまり上手く ....
僕は知ることのない
その 景色を思うことで
雨を感じるのだと思う
知ることのない 目に


自転車の音を出している
ガレージのシートに浮かんだ
サッカー少年の姿は見たことがあった
僕 ....
ウメが好きといっていた母が亡くなり

十三年もたち忘れていたころに

実を結んだことで思い出話しの花が咲き

居間の隅で笑っているご先祖様に会釈して

今日一日がやっと終わろうとし ....
死なない日の朝は
母の優しさが欲しかった

歪な世界の片隅
私にしか見えない景色

いつも途中で終わる
意味不明の夢の経緯を
母は聞いてくれた

覚えていますか
夢の途中を

 ....
女は朝早く家を出て行って、俺は彼女の最後の言葉をシンクの中で火葬する、昨日まで続いていた雨は止んで、ブルーの薄いスクリーンが貼られてでもいるように空は均一に青い、真夏の様な猛烈な光と熱が暴れ始めて .... 瞼を閉じる
表現したいものがみえてくる
細く長く連なる光の線
歪な形が幾つも重なり私の脳に突き刺さる
揺めきながら誘うように

細かい傷を作りながら
吸い込まれるような
黒い点のような ....
カーネーションが花屋を飾る
それでやっと思い出す
薄情だと自分で思う
せめてもの気持ちで電話する

久しぶりだね元気なの
困ったことがあったら言いなさい
声が聞けて嬉しい
こっちは元気 ....
私の肉身の
今を生き生きと
筋肉の盛り上がりいき
けれども
着実に滅びに向かい、
私の魂の
今に思考し感じ行為し
未来を切り開きつつ
けれども
眠り入れば意識失い、

何一つ保証 ....
バビロンより

パブロンな心を

どうか誰か救ってくれないか



なんとなく

濃くなり初めた緑をみながら

独り言
ずらっと並んだ白い大根
土で茶色く汚れた太い脚を晒し
眩しいほど鮮やかな翠の髪を銀色の網目に垂らす
井戸からひかれた冷たい井戸水被っても
気持ちよさそうに水滴浮かばせ
脚を組み自信ありげにそ ....
「タロット」

占いをしたの、
とり残されて。
気づいたら、
未来からの便りいがい、
なんにもなくなっていた。
さびしいね?
くちなしの花……
淋しいね?


「思い出の朝」
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ナイトウォッチ*ひだかたけし725/5/13 18:51
いくつsonano5*25/5/13 15:26
確信若森5*25/5/13 15:02
何でだろうsonano2*25/5/13 12:07
窓際はるな525/5/13 10:23
独り言5.13zenyam...1*25/5/13 9:16
東京青年花野誉5*25/5/13 7:50
忘れよう。栗栖真理亜2*25/5/12 22:45
cracksonano3*25/5/12 21:45
霧が晴れて6*25/5/12 19:14
限りある花形新次325/5/12 19:12
コンクラーベろっひだかたけし625/5/12 18:45
母子栗栖真理亜225/5/12 17:51
風船325/5/12 17:33
百葉箱のなかの祈禱書。田中宏輔13*25/5/12 15:26
何もが[group]陽向(2躯-...125/5/12 10:19
独り言5.12zenyam...2*25/5/12 8:52
信州の朝花野誉4*25/5/12 8:02
遠浅の...岡部淳太郎425/5/12 7:09
声の償い──カヴェルに寄せて大町綾音1*25/5/12 4:18
雨のガレージ番田 325/5/12 0:35
我が家の長い一日足立らどみ12*25/5/11 22:37
母へTwoRiv...9*25/5/11 21:58
氷河の朝ホロウ・シカ...5*25/5/11 21:54
印象栗栖真理亜225/5/11 20:48
Mother11*25/5/11 18:55
詩想、わたしの意志としてひだかたけし725/5/11 18:40
めもうし325/5/11 17:19
育てる栗栖真理亜5*25/5/11 14:59
まいにちきゅうじつなんです大町綾音425/5/11 14:48

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