この春日の夜底から
繰り返し木霊しつつ
吾が脳髄に響き来る 、

この肉身の外から絶えず
破滅の流れに曝されながら、

来る来る繰り返し響き来る
声の刻印、しばし遅れつ
次から次に  ....
握手をしたら
相手は刃物だった
血が流れても
誰も咎めやしない

悔しさだけが
胸に錆びつき
刃が冷んやりと
血の温度を下げていく

それでも信じたい
人のあたたかな掌
滲む血 ....
あめをくださる
あなたはさて
そこの街の
大概はてな、な、美を
どう捉えますかね

あめをくださるのは
もしかしたら
あなたとは全然違うかも
しれないよ

もしもしー
ではあと ....
僕達は傷つけあうのが怖くて一定の距離を保ってきたけれど
触れ合おうともせずただそこにいるだけでいいの?
何もしなくとも繋がってゆける?

どんな体温もいつか冷めてしまうものだからぎゅっと抱きし ....
「異世界への扉」

ガリレオを信じていた幽霊が
異世界への扉を開いたら
見事に恐竜の生きている世界!
過去と未来の違いなんてないんだよ


「センチピード」

それは細長い
むか ....
○「穴診療内科」

画面中央に大きなまるい穴が書いてあります
この穴へ向かって
「バカ!アホ!スケベ!ハゲオヤジ!クソガキ!死ね!」など
人に対して言えない言葉を
この穴へ向かって
気が ....
 
  猫の尻を追いかけてる犬と僕

世の中には一分と待てない人間がいて、あの日の僕がそうだった。

お金の引き出しや振り込みに関して言えば人はクレイジーだ。

  今日引き落とされなけ ....
世間はみな混沌としていて、自分だけが一匹の名も無い虫のようにぽつねんと枯草の上に立ち尽くしているような、そんな朝である
川は雪代で水量は増し、次の季節を急かすように流れている
雪に抱かれて冬に体を ....
淡い水色がどこまでも広がる空は僕の心を呼び醒ます
思い出の欠片が瞬くたびに響く記憶

風に乗ってあの山を越えれば苦い感情もやがて甘美な詩となるのだろうか?

蒼い海を渡り君の住む街へと還ろう ....
臆病なボクは傷つく事が怖くて君を愛せずにいる
硝子越しに眺めるだけで君に指一本触れる事の出来ない臆病者さ
君の柔らかな眼差しが鋭い視線に変わるのが耐えられなくて
まるでひ弱な小動物のように震えて ....
ホテルの部屋には窓が無く、代わりにとでもいうように壁一面がゴッホの絵で埋め尽くされていた、寝室の贋作だ…寝室の壁に寝室の贋作?いったいどんな意図でこういう部屋を作るのか、空調がはっきりとわかるくら .... はてなはて
はてなはてはて
ぢっと手を見る
一握の階ぶん
ちかづくか

はてなはて
はてなはてはて
はてななては
はてなきはては
はてないて

いきのはて
はてのはて
 ....
輝いていた
満ち足りていた
知らぬ程に無垢だった


光が強ければ
闇は濃くなる。
そんな当たり前のこと
‘1+1’が
必ず‘2’には
ならないのと同じ。

蹴飛ばした石ころが ....
濃くなる春の半袖に踊り
生かされ寛ぎ過ごし生きて
夕闇に心の塗れ始める時頃に
否定の楔、天から振り落とされ
感覚の粉砕され消え透きとほり
不在になる己の内から現れの宇宙

賑の天国も苦の ....
俺たちの時代を連呼する
前世代のゾンビと対峙して
赤ずきんは立ち尽くす

赤いケープ翻し
腐敗した風を避け
御伽話からリアリストへ

子供のお使いからは卒業
虚構の世界に鞭を振るい
 ....
やさしい天使だって
夜がくれば おやすみ
そんなこと ばっかでさ
泣いたって だめみたい
見えなくなることも あってさ

オレンジ飴の 甘さに会いたい
いつまでも 浸っていたかった そこ ....
 

か、み、さ、ま、の、
ゆーとーり。

生きて来たけれど
べつに上手く生きてるみたいとは
これっぽっちもおもえねーな。

やましくて
みっともなくて
せつなくて
いっそ ....
哀しみは心のなかで少しずつ融けていく
まるで君といた瞬間がウソみたいに消えていく傷痕

ボクは「消えないで」とわざと深く深く突き刺すんだ
痛みは赤い赤い薔薇の血となって流れるけれど
君はそっ ....
わたしはサイくんのおしり
おしりにできたぶつぶつのおできです。

でもサイくんは、どんなにかゆくっても
てでかくことはできません。
(だって、てがとってもみじかいんだもーん)
あしでか ....
!ビートルズを聴きながら!

 お久しぶりです。今日は本当に暖かで、気もちの良い天気で、こんな日にはいつか友だちの引っ越し祝いに、彼の家を訪れたことなんか思い出すのです。

 みんなで彼の家の ....
「ははのことが」

ははのことが
どうしても書けなくって
つめたい娘だね
わたし
でも
ほんとうににくんでいたんだよ
ほんとうにきらっていたんだよ だから ゆるしてね ははうえ あなた ....
 

火星が赤いってのは、
あれあ、嘘だな。
星座を作るのも
神話を作るのも
物語を紡ぐのも
それはとても良い創作活動だとは想うけど。

火星が赤いってのは、
あれあ、嘘さ。
 ....
ひとりの
子猫がずぶ濡れに
なっていたので
その夜

おもわずうちにつれてかえった

責任を果たす自信もなく
面倒をみる気もちもあまりないのに
なんだか小雨の夜に紛れてしまって
 ....
失われつつあるものを思うことは、
まるで水のように渇望する、
真っ赤な炎に染まった夕焼けの光景だ、
その時になってそれは何と美しかったのだろうと、
その時になってようやく特別なかがやきを放って ....
 橋を渡る時に目に映る

 川辺の桜並木の下にベンチがある

 幅広のベンチを占領して

 ただ川面を眺めているらしき人

 新聞を読んでいるらしき人

 音楽を聴いているらし ....
印画紙に染みついた影
人生から落とすまいと誓っていたものから
手を離した瞬間を覚えている

何度も何度も反芻する
記憶が消化器官と口内を往復する
輪郭がとけ筋も擦り切れ味もなくなる
そん ....
強がりな若葉が芽生えたから
車を飛ばして海を見に行こう
お弁当はトマト・レタス・生ハム・チーズのサンド
カラシマヨネーズを効かせて

ほら 遠くに洋紅色の貨物船が浮かんでいるよ
きみは う ....
何度も何度も振り向いて空を見上げた

過去という亡霊にとりつかれていたあの頃
明日なんか見えなかったよ
だけど苦い思い出とは決別して前だけ向いていよう
もう無理して笑う必要なんてないんだ
 ....
孤独故の日々は
自分を脅かすほどではない

争い事

憎しみ
よりは自分を支配しない

それでも自分がエイリアンのように今は感じる
憎んでいた相手がトラウマに表れなくなったからだ
 ....
一ヶ月後輩のオバちゃんには「アンタ、ココ長いの?」と訊かれ
係長にまで「ずっとココに居たんだと思った」と勘違いされ

これでもワタシ、半年なんです(笑)
職場に来て一年にも満たないんです
そ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
スケッチ、乱打ムっひだかたけし325/4/30 20:52
刃と掌9*25/4/30 19:14
ねぞうの市陽向(2躯-...325/4/30 17:46
勇気を出して栗栖真理亜325/4/30 13:43
トランプ大町綾音3*25/4/30 10:48
独り言4.30zenyam...2*25/4/30 7:48
後藤くん、金髪先生はいつまでも待つよ洗貝新11*25/4/30 7:01
一匹の虫のように(四月最後の日に)山人625/4/30 6:13
涙の海栗栖真理亜625/4/30 0:08
悠久の壁325/4/30 0:02
理由が知りたいけれどホロウ・シカ...4*25/4/29 22:28
はてななてはwc725/4/29 21:54
Bebe リつ3*25/4/29 21:22
詩想、私の中で思考するものひだかたけし425/4/29 19:54
やがて頭巾を脱ぐだろう9*25/4/29 19:14
ミュート・グラン・レイみぎめ ひだ...525/4/29 16:46
虹橋秋葉竹225/4/29 15:24
傷と痕栗栖真理亜325/4/29 13:06
ぶつぶつ。田中宏輔12*25/4/29 11:05
水たまり──第四の次元であることを超えて大町綾音3*25/4/29 8:56
ニュー・ホライズン4*25/4/29 8:55
春は名のみ秋葉竹225/4/29 7:41
ねむり325/4/29 5:28
夕焼けのアメンボ本田憲嵩1125/4/29 1:32
らしき人佐白光625/4/29 0:42
反芻凍湖(とおこ...725/4/28 23:35
五月にはレタス7*25/4/28 23:33
栗栖真理亜325/4/28 23:26
エイリアンと恐竜sonano225/4/28 23:26
ヌシ栗栖真理亜325/4/28 23:23

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