乗用車一台通れば
塞がってしまうほどの道幅
両側の家並みに
人は暮らしているのか
いないのか
どこも無口で
通り抜けるにも 身構えて
足音忍ばせ 
辺りに目を配る

ここは都会 ....
昔大きな戦争があったことを
食卓のバナナは太陽に教えてもらった
黄色い時代だったという
バナナは自分が青かった頃に住んでいた国について
通りかかった風に話し始めた
小さな島がたくさんあっ ....
この悲しみもこの痛みも本物だけど。あの優しい眼差しも温かい手のひらも本物。

だから生きてゆける。
絡まったままほどけない幸せを
アスファルトに埋めたまま夏がきます

最高気温が湯気になる夕方に
風鈴は燃えあがる
生まれたばかりの炉の中で
輝いている命を
そんなふうな形に変えた
あぁ ....
ふえるわかめちゃんを発表した論文には
重大な過誤があるという指摘を受け
理研は調査結果を報告した
論文における
乾燥わかめに水をかけることで
量が増えるとの記述は
増えたように見えるという ....
April

それでもはぐれ鯨は また旅に出ることにしたんだ
群れを見失って 長い長い時間が経ってしまったけど

自由を手に入れて だけど自由は君のことを縛り付けてた
何だってできるよって ....
死んでみてわかった

あの世の消費税は
100%なんだよと
父が逃げるようにこの世に帰ってきた

それが私の息子だ

あの世でも
何かを消費しなければ
生きていけないら ....
山手線から埼京線に乗り換えようとしたけれど
でも すでに行ってしまっていたようだった 
風が吹いていた そこで ひとりだった
ひとりだったから不愉快なことは何もない

線路というのは
 ....
親愛なる友人に捧げる。

彼はミュージシャンだった。

バンドマンだった。

人生の中で一度だけ、スポットライトに照らされた。

だけど、彼の生涯は孤独と絶望と罰に塗れていた。

 ....
僕の通っていたひかり幼稚園は
お寺の中にあって
墓地は恰好の遊び場だった

4月8日は花祭り
お坊さんの園長先生は
あまりおいしくない甘茶をみんなに飲ませて
毎年自己紹介させる
め ....
桜が咲いた

今年も桜が咲いた

暖かな春の風とともに桜の花が

はらはらとゆれていた

息子と見た

今年もそんな桜を息子と見た

見る時間が少なかったけど

今年も一緒 ....
おいらはショクパン
耳はカタイが美味しいゾ

どこかの誰かみたいな登場だねぇ
からかう声がする

そんな事 言わないでくれよ
超ショックだよ!

ショックが溢れ出してしま ....
豪勢な夜空に見とれたまま
そこで立ち尽くしていたいのに
手を伸ばしながら、もう歩いてしまっている

夜を燃やしてくれてありがとう
そのふかふかの
つやつやの
枝のひとつにうずもれて
し ....
ある女の子がいる。その女の子はすべてを超越してスキップしながら楽しそうに笑っている。その女の子のいる場所にいつか行けたらいいなと思う。そんな日曜日。 けっこう血が出てドッキリカメラじゃなかった 星が瞬かずヒーローは来ない 熱い炭酸水が胸のシリコンの奥                  140401

塩焼きが定番、早速コンロに炭おこし渋団扇ばたばた
ゆっくりとこんがり焼き上げた
箸を取るのももどかしくかぶりつきたいのを理性で抑制
お皿に載 ....
空がこんなに青いのに
心が晴れない

空がこんなに青いのに
涙がとまらない

空がこんなに青いのに
死にたいと嘆く
あの大きな地震から三年たって
家を建て直した人の窓ガラスが悪意で割られるという現実
廃炉問題や生活再建や瓦礫処理はまだまだ続きその一方で
こちらの生活は元通り
スーパーで売っていないものはない ....
廃屋に一本の桜が立っている
誰一人愛でる人もなく
人知れず枝を伸ばし
花を咲かす

月明かりの夜
街灯に照らし出されて
ぼんやりと薄桃色の
その姿を浮かび上らせていた

夜の静寂に ....
ちりちりと音立てもえる炎には
踊る火の子どもがいて
芋が煮え 栗が爆ぜた

囲炉裏の炎に燃え上がった
ファンタジー
雀が踊り 鬼が泣き
ああ 狸の背でもえる炎
を冷ややかに
うさぎの ....
小枝
小石
いきどまり
切り株
ほんのちょっぴりの孤独
ガラスの破片

太陽
これは夜
これは死
これは罠
これは釣り針
畑仕事
木の節目
カ ....
重力を連れて散歩に出る
途中で箱に捨てられた電卓を見た
すでに衰弱して鳴く気力もない
可哀想だったが液晶は嫌いだ
電圧に媚びを売る様が正視できず
家に連れて帰ることができないのだ
ポケット ....
ねえパパ
最近 
珈琲カスをあまり食べられなくて
ミミズがかわいそう

娘たちがリビングで飼育している
数千匹のミミズ達は
私がドリップした後の珈琲のカスが
大好きなのである
だ ....
合気道の稽古で
左目を傷つけた
痛風の発作が
右の親指の付け根に出た
車庫入れのときに
自動車を壁でこすってしまった
黒皮の財布を失くした

それでもぼくは
幸せであると唱える
 ....
窓を閉めて風を消して
灰になったらもう会えないでしょう?
宝石を飲んだのよ
お仕事忙しいのにごめんね
 雨繰りはもうずっとその町に暮らしていた。都下電車で49分。辛うじてマンション販売の吊り書きに「通勤一時間」と書ける街で、彼は暮らしていた。
 暮らし向きはそう捗々しくない。週に四度ばかり都心に働き ....
桜並木に
祖父が立ってた
ずっと寝ていたはずなのに

Pianoのレッスンを
さぼったときも
学校を休んだときも

そうかそうか、と
かくまってくれた

花札をして
お ....
豊満な彼女に
白いタンクトップと
ホットパンツを着せて
ランニングマシンで
汗を大量にかかせる
事後のタンクトップをもらい
先ずはワイングラスに搾り
ソムリエよろしく
香りと味わいを確 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
イナエ9*14/4/2 9:46
落花生乱太郎25*14/4/2 9:40
いっそすべてが偽物だったらよかったのに水宮うみ3*14/4/2 6:59
汗ばんだ帰り道うみこ5*14/4/2 4:31
理研のふえるわかめちゃん花形新次214/4/2 2:14
Aprilitukam...1*14/4/2 1:55
消費税小川 葉714/4/2 1:10
蘇我からの風番田 314/4/2 0:27
純粋性理性批判kei99314/4/1 23:10
花祭りichiro...9*14/4/1 22:33
桜 歩美3*14/4/1 21:27
ボクはショクパン藤鈴呼3*14/4/1 21:27
花に嵐ユッカ414/4/1 20:49
日曜日水宮うみ1*14/4/1 20:13
けっこう血が出てドッキリカメラじゃなかった北大路京介414/4/1 18:13
星が瞬かずヒーローは来ない314/4/1 18:13
熱い炭酸水が胸のシリコンの奥114/4/1 18:12
せいかいあおば6*14/4/1 17:59
わからない水色煙214/4/1 17:17
後ろからくる崖ふるる10*14/4/1 12:21
【 廃屋の桜 】泡沫恋歌23*14/4/1 11:52
IHクッキングヒーターが来た日にイナエ9*14/4/1 11:02
三月の水モリマサ公614/4/1 8:01
重力を連れて散歩に出る1614/4/1 7:23
珈琲好きのミミズの件[group]ichiro...5*14/4/1 6:23
ぼくは幸せである殿岡秀秋814/4/1 3:45
four segmentmizuno...314/4/1 2:03
AmekuriDebby214/4/1 1:53
phaetonemizuno...014/4/1 1:17
涙のドラゴンリクエスト花形新次114/4/1 0:54

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