生きたり死んだりをくり返しているうちに、桜は咲いて散ってしまう。


{引用=ああ、いつもそうだ――


}春は眠っているころ、やってくる。
うそみたいにすべてをうばって、とき放 ....
昔の駅は博物館
万世橋は筋違い
薄闇まぎれて広小路
人波揉まれて日本堤か
ツツっと向かう大門へ
朝、明け方まで夢うつつ
食べ物買うのに言葉はいらない
ましてや売る人の心など

風邪薬は効き目を買う
心配そうな言葉など鬱陶しい

陳列棚から取り出した飲み物
黙って値段を示せばいい
すぐに飲もうと だれと飲 ....
熟れた無花果の断面の様な物を
薄いペーパーが上から包み込む
白いセラミックの器に渦が起き
空気の擦れる音を残して消える
暗い夜のパイプを下って
鰐のいる河へと流れていく
常春の黒い河へと
 ....
今年もつばめがやってきた

帰ってきた
と言う

うちで生まれたつばめや
と言う

小さいな
よく動くな
と話す
話し合う

家族
という言葉を
改めて感じる
春の我が ....
春風を聴きながら
英語の詞を追う
淡い面影を見出しながら
完結された物語のプロットを手で温めている

この説明のつかない衝動に
小さく恋と名前を書こう
もはや自傷に近い愚行だと
ささく ....
いまは幾度めの春なのだろう
遠い昔のような
つい昨日のような

子供たちもそれぞれに
この世界のどこかへ
紛れていった

いまも日々の食をもとめて
彷徨う身にも春はやさしい

な ....
長い計算をする僕
徒労は計算の中にはない(それは完全に充実した行為であるから)
時計の歯車の噛み合い方
キチリキチリと回っている
車の列が止まらないような信号の変わり方
青黄赤
あの娘の通 ....
私がマスかいた
ティッシュの束を返してよ
誰かと二人で嗅ぐのは止めてよ
放り出された池袋個室ビデオ店
ムカついて火つけたら
死者16人の大惨事
諦めるな人生、裁判がある
諦めるな人生、心 ....
タモリのグラサンに昇る月よい月 割り箸割ってタモリだ タモリ見ながら時効を迎えた おんなの
からだの
わたしが
甘くて
甘くて
にがい


すきあらば
はいってこようとするからいくつもの
条件
ありかた
ばかり
言葉になって
こぼれだす


それな ....
{引用=  /とけた猫
 
  コバルト色の階段をとけた猫がつたっていく、春、うつむくこと
  は似合わない、踊る石と、まだ眠りから覚めない風を抱いている、
  きみには。

   ※
 ....
還っていく 置いてきたはずの結晶が また

空に 咲く
眼差しを受けて 誇らしげに

遠く 結ぶ 
終の先を見据えはせずに

続いている
真白の道を見下ろして 飛んで行く
果てには ....
どんな種類が有るのか
詳しくは 知らない

何となく スッと佇む 筋雲に
ぽろぽろと 嘆きそうなの ウロコ雲

鱗と言えば 
イワシ雲なんて言うのも 有ったっけ

そうか 魚 ....
邪魔するもののない
桜の枝は見事に
川に伸びて行く
怖いもの知らずの
賢者のように

雨が降り注ぐ
水面に雨粒のいたずら
無数の円が形作られては
お互いに打ち消し合う
鏡面は形作ら ....
空がこんなに青いのに
死にたいと嘆く 冷蔵庫101号室に住んでいるレモンなんてジュースにして
空のそらぞらしさなんて
御構い無しに たわわに実った 金柑の実を小鳥のようについばんで
よもぎのパ ....
指先でぬぐえない
苦しみの跡が
陸にあり

次の世代に期待、と今の老人がいうとき
それは諦めでもある
問題を解決しても次の問題が持ち上がる
償いをしても次の償いを要求される
支配者を排 ....
  君に会えないその時は
花でも摘みましょうか
それとも窓辺で
恋歌でも歌いましょうか

花占いももう飽きた
君は{ルビ何処=いずこ}の空の下
誰を待っているのでしょう

さらさらさらさ ....
音なくひかりだけで

さくらが爆発している

いきものたちの銀河

散ってゆく

さようなら

いきものたちの銀河

さくらが爆発している

音なくひかりだけで


 ....
ヘッシャーに聞いた話だ。
そいつは水槽で蛇を飼っていた。餌はアルビノの二十日鼠だ。
蛇が鼠をまるごと呑み込むと蛇の腹?が鼠形に膨らみ、暫くは動くらしい。
そいつは何時ものように腹を減らした蛇 ....
コロコロココロコロガッテ

何処かへ行きたくて

誰かと出会いたくて

コロコロココロコロガッテ

新しい匂いを吸い込んでみたり

柔らかな生まれたての感触を

頬にあててみた ....
お前の脳天に沈み込んだ金槌の先端はゲラゲラ
真っ黒な鉄なのに真っ赤になって恥しがってゲラゲラ
色白な可愛い娘だったのにグチャグチャになってゲラゲラ


あれは年表に載せるほどのことも ....
子どもだから知らない漢字は飛ばしてもいいんだよ、漢字ドリル斜め折りして目印をつけたページ、「大切な」を十回書き写して、[音読しました]に丸だけつけて、手のひらの外側がすこし黒くなったまま誇らしげに食卓 .... 三月のかた雪の上を歩いて
湖を行くと
半分水につかったまま
凍りついた樹の枝に
ふくろうがいた
ふくろうは目を閉じていたが
やがてゆっくり見開くと
私をみつめた

ひらべったい猫に似 ....
身の捨てどころにタモリのラッパ タモリが嫌いな女といて鈍い夜の桜 拾った石にタモリの悪口
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
春さめるゆうと114/4/4 15:16
筋違門……とある蛙8*14/4/4 12:03
余計なお世話だけれどイナエ18+*14/4/4 11:16
エヴァキュエーション和田カマリ2*14/4/4 9:20
春の家朧月1014/4/4 6:38
恋と創作モリー4*14/4/4 3:49
三毛猫のうた梅昆布茶1914/4/4 0:20
時計の音を愛する黒髪4*14/4/3 23:07
角ハイボール[group]花形新次114/4/3 22:29
タモリのグラサンに昇る月よい月北大路京介214/4/3 21:29
割り箸割ってタモリだ014/4/3 21:29
タモリ見ながら時効を迎えた514/4/3 21:29
甘くて、甘くて、にがいはなもとあお914/4/3 21:05
春へのコラージュ[group]草野春心814/4/3 20:55
白の桜黒ヱ3*14/4/3 20:49
藤鈴呼2*14/4/3 20:01
消される鏡面小川麻由美5*14/4/3 18:08
ちいさなコントラバスるるりら21*14/4/3 17:18
僕たちは生きているだけで人生については十分論じ合っているふるる12*14/4/3 16:19
_114/4/3 15:37
花曇り未有花20*14/4/3 9:13
音なくひかりだけで吉岡ペペロ814/4/3 7:23
傾向と対策末下りょう5*14/4/3 4:18
コロコロココロ灰泥軽茶714/4/3 0:14
Blood Blood Bloodホロウ・シカ...2+*14/4/2 23:47
Mekakushi佐藤真夏814/4/2 23:23
ふくろうLucy19*14/4/2 21:26
身の捨てどころにタモリのラッパ北大路京介114/4/2 20:14
タモリが嫌いな女といて鈍い夜の桜014/4/2 20:14
拾った石にタモリの悪口014/4/2 20:14

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