そう言った彼の心臓を
想像するとハトだった

つぼみのようにはねを絞った
てのひらサイズのむらさきのハト

それがたいらな胸骨を
つくつくつくつく、つついてる

やっぱりわたしの心臓 ....
上から目線に竦められて
声も平たく聞こえる
コロラトゥーラソプラノの声が
頭の後ろから貫通しているはずだが
何も聞こえない
夜の女王はイイモンかワルモンか分らないままに
おいらはいつも殺さ ....
宇田川の遊歩道で煙草を吸う
山の手の内側に来ると否応なく煙草が吸いづらい
病院に行ったら先生が学会に参加しているということで休みだった
ワオ
小田急線と京王線の区別がまだつかない
感情的な結 ....
  その夏は、
  白い壁に囲まれていた
  ただ、陽射しだけがまぶしく笑い
  ただ、樹々だけが言葉を歌にして
  いつの日も きいていた その壁は
  あなたの声のようにきこえる ....
僕以外人のいない
この無人島で
僕は一人だ

見えるものは木と海と
空と白い雲
そして広がる砂浜と
影という名の僕

波の音が聞こえるはずが
何故だか聞こえない
風に木は ....
窓に映った

もう一人の自分が

笑った

そうか

僕は笑ったのか

いや

違うのかもしれない

あっちの

消えかけそうな僕こそ

本当の僕で

今こ ....
私で満ちた法廷に後回しにされた主文 派手に殴られてオリオン座見つけた 愛されたいと啼くカラスになりゴミをあさっている わたしがまだ、
母のお腹の中にいたときの記憶。

狭いアパートの四畳半。
低い天井。
薄暗い曇りガラス。
脚が四本ついた白黒のテレビ。
テレビの横に置かれた背の低い茶箪笥。
まあるいち ....
神様がくれた言葉を忘れても
大丈夫大丈夫
どうってことねーよ
神様がくれた役割なんてわすれてもいーよ

僕が許すからOK
神様も僕も君にとっちゃ他人だ
あいつも僕も
君のことの責任 ....
大学生協で
映し出された
雨交じりの
少し近い喧騒

バスの中で教えた
正しいバンドの名前

課題を抱えていたから
大荷物だと言ったら
笑った

気付いたら大人になってた
子 ....
その日
マーマンはただ眺め続けることしか出来なかった
マーメイドが泡になりながら天へ昇っていく光景をただ眺めていることしか出来なかったのだ
その日も
マーマンは
マーメイドは
空が広がって ....
年老いた椅子
かわいそうに
傾いで
奇妙な靴を履かされて

わたしたちがした
キスのようなもの
抱擁のようなもの
こみあげ続けた
愛情のようなもの

でも
最後まで溢れは ....
太陽光からLEDにかわる間に抜け落ちた光が
泣きながら空に帰っていく
そのスピードでも明るさでもない
揺らぎが無くなってしまった光は
言葉を失った人のように
必要とか効率とかに則っていれば生 ....
繁華街を歩けば匂いがする
ラーメン屋はすぐに見つけられる

好みの店を見つけて
自分に合った味を楽しむ
飽きが来ないあっさり味が好き

雑誌を見て人気店に行くより
食べ歩きして見つける ....
 .... 歪んでいるこの音が心地よい

衰えた左手の指が
強く弦を押さえられなくなっていても
コードが濁っていても
GAINを上げれば
心地よい歪んだ音が出る
フレットと弦がカスれてビビっても ....
望み通り、雨は降りはじめ
びしょびしょの街で

ふたりは渇いて座っていた
気持は
どこかの窓辺にはりつけたまま

ふとった猫が
鳥に
見下ろされている
鳥のくせに空が飛べないなんて
と言われても

空を飛ぶのは結構大変なんだ
 体重減とか
 筋力増強とか
だから大型肉食獣の居ないところ
餌のたっぷりあるところにいた鳥
たとえばダチ ....
非常に退屈なので
ぐちぐち煩い隣の国に
主体的に
積極的に
攻撃を仕掛けようと思う

アメリカ?関係ねえよ
おまえらはサイコ野郎の乱射の
雨をかいくぐって生きていやがれ

すみませ ....
ああ
そうです
そのとおりです
私の思う世界では
なかったのです
世界はわがままで残酷
チャンスはあったはずなのに
だから
もっと強い気持ちで
がむしゃらに向かうのです
みんな笑い ....
〈人間失格〉
一人一人の人間には基準がないから失格も合格もない。
人が他人と関わるとき基準が生じて失格が問題となる。
人が多くいると平均化による基準も生まれる。
だが人間失格とはそんな一般論を ....
きのう救急車着たけどどこのおうち
何時ごろ?
そうやねニュースステーション終わったあとぐらいやろ
それやったらもう寝とったわ
いや〜えらく早く寝るんやね
新人ばかりで仕事きついんや
そうや ....
三時を過ぎると
僕等はベットにダイブする
五分もしないうちに
動物みたくじゃれあうのさ
向かうべき道は同じだろ?
そう信じてきた

まさに女優だね
参ったね
上手く行くと思ってたよ
 ....
ウンコのケツを拭くとき
トイレットペーパーを
何重にも巻くのに
スイートスポットを外して
しまうことがある
予想外のところまで
ウンコが及んでいたからだ
一網打尽にするために
ウォシュ ....
星の王子様は
蛇に咬まれて
しんじゃうんだよね
ってうっかり言ったら
最近その本を初めて読了したという年下の友人が
驚いて言った
えっ?死んだようになるだけだって体は重すぎて持っていけない ....
しずくの国にも
ささやかながら法はある

しずくの可憐を守るに十分な
慎ましい法がある

しずくの法は
しずくに在らねばわからない
それゆえに
しずくの法は
しずくによって綻び ....
年下の人が自分より大きいことを不思議に思った

当たり前のことだけど

高校の制服を着た男子は明らかに私より大きいのだ
そんなこと高校に居るときは当たり前だと不思議に思うことは無かったのだ
 ....
    なぜか ほほえんではくれない
   日当たりの悪い 我が家の庭隅は
   色艶に乏しくなった 紫陽花一株
     水無月の梅雨空となったのに
 葉っぱばかり大手を広げているばかり
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ハートの密談犬大好き4*14/6/28 22:05
低題あおば7*14/6/28 21:33
池袋彷徨馬野ミキ314/6/28 21:13
あなたの歌草野春心314/6/28 21:12
一人独り凍月1*14/6/28 20:47
虚像1*14/6/28 20:31
私で満ちた法廷に後回しにされた主文北大路京介314/6/28 20:22
派手に殴られてオリオン座見つけた314/6/28 20:22
愛されたいと啼くカラスになりゴミをあさっている514/6/28 20:22
胎児の記憶chihar...5*14/6/28 16:46
無心の無神論者、精一杯の言葉を尽くして佇む自殺志願者に話しか ...竜門勇気114/6/28 16:13
12年ブルーベリー1*14/6/28 15:36
追憶のマーメイド[group]ゴースト(無...1*14/6/28 15:23
はるな414/6/28 15:04
時間と光クローバー1*14/6/28 14:24
ラーメン夏川ゆう214/6/28 11:45
削除atsuch...5*14/6/28 11:34
心地よい歪みichiro...7*14/6/28 11:27
びしょびしょの街はるな214/6/28 10:30
ペンギンー旭山動物園ーイナエ6*14/6/28 9:35
戦争をする国になる花形新次114/6/28 9:01
自分たちのサッカーができなかったuminek...7+*14/6/28 8:15
人へ葉leaf114/6/28 7:01
救急車アンドリュウ014/6/28 3:35
BedScene北橋勇輝114/6/28 3:20
敗因分析花形新次314/6/28 1:24
星の王子様Lucy8*14/6/28 0:43
しずくの国千波 一也514/6/27 22:34
帰郷シヅキ214/6/27 21:27
丘の街で (三)信天翁314/6/27 21:14

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