その漆黒ボディの目的は何かと問われても
生まれつきだから上手く答えられやしない。
私はご存じのとおりどう見てもコーラだよ。

このボディが理由で困ったことなどないね。
言っておくけどもこのボ ....
 水は、万象の旅人

 生き物の身体は
 彼等の泊まる、仮の宿

 水よ

 お前が
 笑いさざめくのは
 春の林床に降り注ぎ
 小川を結び、走るとき

 お前が
 咳き込み ....
舟から生える樹
川岸の影
海を描く霧
器の水に
沈む糸くず


雪が雪を追い抜いて
土や花を振り返る
土にも花にも
雪は見えない


酒に勝つ甘味が見つからず ....
眠れない夜に吸殻だけが溢れてゆく。
君は誰?
僕の味方?
それとも君も偽物?

明けてゆく窓越しに過去がものすごい勢いで覆いかぶさってくる。
君は今幸せかい?
君は誰かに守られている ....
奪われた事を知った夜は、窓辺に腰掛けて月を見ていた。
初めての恋で僕は嫉妬を覚えた。
奪っていったのは僕の親友だった。
よくある事だよ、と笑った月が恨めしかった。

何も知らなかったのは ....
水彩の草原に僕はひとり仰向けで、
空をゆく雲を見ている。
淡い太陽の光を縫うような、
ぼやける事のない雲の輪郭を僕は指でなぞった。

寂しくなんてなかった。
なんとなくの不安を誰かに知 ....
(一行詩集/  ハァモニィベル「一行の夢」 )


          【一行*夢】
             *

一行の人生が、いま、谷底へ向かって続いている。突然、愛という文字が、両 ....
どんなに心から誠実でありたいと
口にしたところで
薄っぺらで何も伝わりはしない

誠実さなんてものは
都合がよい時にだけ好まれて
都合が悪い時には疎まれるからだ

重視されるのは どう ....
人は人生を

 (因果因果)と

   押して行くんじゃなくて

 (果因果因)と

   押され続けて、

 生きてゆくような気がする・・・。


貴女にだけ焦点があたり
貴女をひきたてるためだけに
周りはほのかな額縁になって
動く絵画が私を石にする




机の隙間は敵地の運河
岸の高台には王女の横顔
幾多の ....
死ぬ場所をどうするか
出稼ぎ組の私にとっては重大な問題である

私は、どこで死ぬのか…
高度に進んだ医学界では
見つけた患者をベッドの上以外で
死なせるようなことは許されない

秋に、 ....
ねえ、ママ
あなたはとてもきれい

口紅をぬらなくても
つめが赤くなくても

きれいね

しわしわの指
わたしをなでる

とても、きれいね
中国人かブラジル人ばかりの街でプッシャーをしていた近ちゃんが死んだ
パニック障害の薬を齧りながら
大麻、クラック、LSDを顧客中心にさばいていた


高校球児だった近ちゃんは学園一足 ....
とても綺麗な彼女にだって
鼻くそのひとつやふたつ
たまることぐらい
当たり前なのに
許せなかったのは
僕が余りに幼すぎたから

僕に好意をよせてくれているのが
なんとなく分かっていたく ....
猿の反省こそポーズだけだ 飛行船追いかけて知らない町 卒業証書の筒からマーブルチョコレート ことばに変換できない
内に断層の捲れ上がる感覚
{ルビ穿=うが}たれた二つの池が風もないのに細波立つ
千も万もの透明な手足を生やしては
縋るものもない空の空を
死にもの狂いで掻き毟る

 ....
魚臭い市場の雑踏で迷子になった
US MarineのGIがこわくて泣き出した
東シナ海をわたってくる風に明日をゆめみた
ジェット戦闘機の爆音に空を見上げた

悲しくつらい過ぎた時代は
 ....
私は卵を毎日産む
優秀な鶏
多くの同胞と同じように
一羽ずつ
ケージの中で大切に守られ
整った環境で
健康に育てられ
栄養が 無駄な筋肉や
要らない羽にいかないで
卵のみに集中するよ ....
俺は今夜も酒に呑まれながら








(ヒドイがぶ飲みで)




 ....
地の上に
小さな月が幾つも転がり
海への径を照らしている


黒い瞳の
ななめうしろ
銀の髪に
ゆらぐうなじ


海を越えては
また戻る
とどまらぬ羽
 ....
薄氷の奥で 
四肢を必死に伸ばして

もがき続ける
姿が見える

手を伸ばせば 
直ぐに届きそうなのに

否 その距離が 
縮まる事は 無い

幻想の向こうに 
 ....
子どもの頃
大縄跳びが苦手だった
自分の順番がきて
入るタイミングを計っているが
なかなか飛び込めなくて
戸惑っていた

後ろから
早くと背中を押されて
飛び込んだら
いつも縄を踏 ....
とてもスケベな夢を見ていた
余りにスケベ過ぎて
どんだけスケベだったか
忘れるぐらいだ
ただ、チンコが久しぶりに
ビンビン、ビンラディンだったので
確実に超ど級のスケベさだったと
断言出 ....
ありえっこない夢語ってる
それを肴に微睡んで
ありきたりを吐き出していく

わかりっこない事背負ってる
そこを皆で持ち寄って
ああでもないしこうでもない

酔いしれながら満ち足りる
 ....
夜の帳がおりるころ

窓枠をめざすもの

ベッドの下をめざすもの

テレビの画面を目指すもの

外気を求めて出かけるもの

温もり求めるもの


夜の帳がおりるころ

こ ....
女たちがまた
向かっていく 風俗街 そして
何も言わずに入っていく ピンク色の壁の中
薄暗い店の中は いつも 寂しい

そんな風にして 出かけていった
寂しい男も夜になると集まってくる ....
ぼくらに見えているのは

それが跳ね返している色なんだ

きらきらきらきら

きらきらきらきら

それに跳ね返されている色なんだ


真実は真実をはねかえす

愛は愛をはねか ....
エビデンスがないと怖い症候群
言った言わないになると困るから
記録を残すんだ

エビデンスがあると怖い症候群
一緒の写真を使われると困るから
記録は消すんだ

エビデンスに気がつくのが ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
祝福するコーラブルース瀬戸...3*14/4/23 13:00
透明な声まーつん13*14/4/23 10:07
ひとつ 冬辺木立 悟414/4/23 9:20
夜明け前の戯言ヒヤシンス3*14/4/23 5:11
月の涙3*14/4/23 4:39
水彩画の少年9*14/4/23 4:37
一行の夢ハァモニィベ...3*14/4/23 3:01
ある誠実さ群青ジャム014/4/23 2:42
【短詩】因果ハァモニィベ...2*14/4/23 0:39
游月 昭6*14/4/23 0:27
死に場所山部 佳4+14/4/23 0:09
ママ青井とり114/4/23 0:07
ケチャマン末下りょう2+*14/4/22 22:38
彼女にだって鼻くそはたまる花形新次114/4/22 22:26
猿の反省こそポーズだけだ北大路京介114/4/22 22:17
飛行船追いかけて知らない町714/4/22 22:17
卒業証書の筒からマーブルチョコレート614/4/22 22:17
軋む人ただのみきや15*14/4/22 22:12
Naha藤原絵理子2*14/4/22 21:05
白色レグホンLucy20*14/4/22 20:54
どうしようもねぇなTAT3*14/4/22 19:59
ひとつ 蒼へ木立 悟114/4/22 11:39
もがく藤鈴呼2*14/4/22 10:10
【 大縄跳び 】泡沫恋歌10*14/4/22 6:34
目が覚めたらチンコがたってた花形新次014/4/22 2:55
酔いどれの宴よいしょ014/4/22 2:13
夜の帳がおりるころ林 淳子414/4/22 2:08
今日歌舞伎町で番田 214/4/22 1:49
きらきら吉岡ペペロ314/4/22 1:04
エビデンス症候群イオン1*14/4/22 0:38

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