昨日のしくみを知らないうちに
すでに今日が問いかける
夕焼の潤むような眼差しの熱さが、
圧倒するようなささやかな爪で、

巨大なオレンヂのなかに私を捕らえ、拘束し、開放した
いつな ....
花の咲く日に
その花の名を忘れた

下校途中に
わたしたちの放たれた
はっきりと記憶する)
ぼやけた影のように
無数に咲く花の名を
桃の花が咲き 蜂が盛んに飛び交っている
林檎畑の中に二本ある 出荷しない桃の木
嫁いだのに 実を選るのは担当だと言われ 
なんで私がと思いながらもなんとなく親しみ
桃ちゃん と呼んで会うのが楽 ....
今日は
晴れてくれて
窓は全開
ほのかな潮と
草のにおい
洗濯物から漂う柔軟剤の香料も清々しく
戸締まりする気になれなくて
遠くの小型飛行機のエンジン音を聞きながら
まったりと
やじ ....
ぎっしりとデスクの並んだ職場で、社員たちは互いに協力しながらてんでに仕事をしていた。データを入力したり、書類を作成したり、文書を印刷したり、メールを確認したり、同僚と打ち合わせたり。私は職 ....  
ふにふにヘッドに ぷにぷにボディー

世界平和は無理だけど

守ってみせるぜ 家内安全 どすこいどすこい



 
ドラマは想像力で成り立っており、
想像力で演じられるドラマが、日々、山脈のように連なり、
昼夜、〈者と者〉、あるいは〈者と物〉との谷間をせっせと渡っている
そのたよりないゴンドラの往復を、多彩な ....
  あたたかいミルクを 絨毯にこぼしてしまった日
  きみはゆっくりと愛していた
  町を、陽の光を、そでの長い服を



  きゅうくつなかなしみが胸を染める
  言葉にできな ....
ざわざわ わあわあ きゃあきゃあ
大好きだったはずの空間がふいに
息苦しくなって逃げ出した

私が閉めた扉の向こうから漏れ聞こえる
いつもと変わらないざわめき
きゃあ… わあ… ざわ…
 ....
自分の産んだ子どもが
ある日突然、宇宙人みたいになっちゃって、
不登校とか摂食障害とか思春期病とか
病名をつけちゃったりして、
片っぱしから本なんか読んでみちゃったり、
病 ....
もうすぐ
月とスピカがすれ違う

昔から
すれ違う月とスピカに願をかける癖

月の女神アルテミスと
子のスピカの女神アストラエア

親子の女神が楽しく出会うタイミングで
上機嫌 ....
売れ残った犬が尻尾振っている今日七杯目のコーヒー 十六の唇にさくらさくらさくらの血の味 割れた眼鏡が別れ際の川べり 「本日は晴天なり、本日は晴天なり
只今、マイクのテスト中
本日は晴天なあり」

朝礼が始まる
五月の風は希望に満ちて
教師たちは
民主主義の権化であった

JFKが暗殺された
生き ....
用の美から外れた私は
フルーツサンドイッチを頬張る
血肉にはあまりならないが
構わない
用の美から外れた私は
生き抜くと定めたことからも
やっと少し外れた
新緑の下
鼻唄を歌う ....
涙のささやきとキス
君の目は愛と言葉
真実がいつか救われる
嘘はいつか壊される

王冠の形した心
台座をひっくり返して
一人で立つ
君の頬

真実が最後に壊されたら
軽蔑の眼差し ....
一人ぼっちで世界に向き合う時には
マラソンランナーのような気持ちでいよう
僕は実際、血を吐きながら走ってきたのではないか
今日の夕べに眠りにつきたい

人と一緒に世界に向き合うときには
犬 ....
星が
揺れる
みなと


水面に投げ入れられた小石が、
いくつもの、
浅い、とうめいな
円運動の光を連続させながら、
熱風の凪いでしまった
真っ黒な海を、
ひゅるひゅる
ルル
 ....
この国では
国民が憲法を守るのではなく
憲法が国民を守っているのです

憲法は国民を縛るのではなく
為政者を縛り
国民の
自由と人権と主権を
守っているのです
不戦の誓いも
そのた ....
冬の雪よりも深い、春のかなしみを
憂えるあまり、咆哮も彷徨もせずに、
ただ、ひとり揺り椅子に眠っていたのに、
彼女はとつぜん、

頁をめくるように、
眠りから解かれた。
カーテンの向こう ....
開放もしないくせに、閉じ込めもせず、
何が望みなのだ、世界よ
どうしろと言うのだ、世界よ
燃え上がり、高く、高く登れば、
汗すらも雲の如く氷つくのだろう、

凍えながら泪とともに地上に堕ち ....
痛みのない世界の
封を切れば風は青白くふいて
ビルの合間を見つけては
切先をくねらせる
光がこぼれるまで
誰も空を見つめないから
ちいさな浄罪として
足元に種をまいても
温度はなく
 ....
     デモでもね
     でも
     デモね
     デモね
     でもデモ
     デモでもね

進む
進むぞ
でも
デモね
高鳴る胸と
でも
デモね
 ....

動物園の規則正しい給餌や
健康で安全なゲージに
拘束されることを嫌って
自然界へ飛び出す鳥がいる

自然界で生命維持するには
喰われることのすくないけものでも
ストレス ....
ムダイと読む
ムにアクセントをいれ、ダイは平たく流す
もちろん鯛の仲間ではないから泳ぎだすことはないが
イメージとしては泳ぎだしてしまうかもしれない
そのときは腹筋に力を入れ深呼吸して連れ戻す ....
公園のベンチにすわって深呼吸をする。
遠くに青い山が見える。山はいつも見る風景の中に、変わらずにある。
おじいさんにもらった山である。
というのは真実ではない。
自分の詩の中で、自分勝手に自分 ....
元気の無い人には
向日葵を 送ると イイ

出来れば 雪ん子も 添えて
小さなブーケを 作ったら イイ

手にした人は
きっと 白いベッドから
起き上がりたく なる筈だから

元気 ....
ここへ ここへ 戻っちゃダメだ
帰っちゃ 帰っちゃ それは嘘だ
誰かが 誰かが 本当を歪ませる
君が壊し 僕が逃げた それが真実だ

辛さが 苦しさが なくなった時
その時の 願いが  ....
おかあさんがドアを閉める
やさしくそっと閉める
すやすや寝る僕起こさぬように
みてたんだけどね薄目を開けて

おとうさんがドアを開ける
かえったよってささやき開ける
えがおで僕を覗き込ん ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
わが明日へのソネット 〔ソネット〕ハァモニィベ...2*14/5/4 15:30
花の名佐藤伊織214/5/4 14:15
林檎の花の咲く前に砂木10*14/5/4 13:45
ちょっと遅れますichiro...9*14/5/4 12:46
葉leaf614/5/4 11:50
どすこい殿上 童16*14/5/4 11:22
霧の中で眠る羅針 〔ソネット〕ハァモニィベ...1*14/5/4 8:49
ミルクときみの春草野春心914/5/4 6:34
外へ森川美咲0*14/5/4 3:51
宇宙人の子どもchihar...5*14/5/4 1:15
月とスピカichiro...7*14/5/3 22:20
売れ残った犬が尻尾振っている今日七杯目のコーヒー北大路京介414/5/3 22:11
十六の唇にさくらさくらさくらの血の味614/5/3 22:11
割れた眼鏡が別れ際の川べり114/5/3 22:11
3 May山部 佳514/5/3 20:58
連休フユナ514/5/3 20:31
日の果て黒髪2*14/5/3 18:50
マラソン3*14/5/3 18:46
無題4*14/5/3 18:16
平和憲法Lucy9+*14/5/3 13:39
春のかなしみ 〔ソネット〕ハァモニィベ...3*14/5/3 13:23
愚者ノ眼のソネット 〔ソネット〕1*14/5/3 13:14
真昼の夢にあまね1314/5/3 12:42
でもデモでもね北村 守通314/5/3 12:20
風にそよぐ掟イナエ12*14/5/3 10:47
無題あおば8*14/5/3 10:28
分け入っても分け入っても青い山yo-yo8*14/5/3 7:57
透明な湯藤鈴呼014/5/3 6:41
リサイクル・リサイクル・サイクル・リサイクル竜門勇気014/5/3 4:22
おやすみ おかえり おはよう森川美咲1*14/5/3 2:57

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