「ととん、ととん」
曇った夜空から
列車の走る音が聞こえる
大気の具合でこんな日がある

目の前に来た列車に
いい加減に乗り
いい加減に乗り継いで
私の旅は現在にある

飛び乗った ....
神も仏もないので
修羅は泣いた

結晶が壊れてゆく傍らで
産女の子が動いた

それでも生きていかねばならない
あり続けるのなら
甘んじて

それができないのなら
修羅はすべてを捨 ....
  午後十一時をまわったころ
  庭にはいってきた男は 岩に座って黙っていた
  裸に剥かれた冬の枯れ樹の 枝のひとつひとつが
  別々の動きをしていた それで私は
  かれらは男の思 ....
日本の主婦の9割が
フェラチオ経験者との情報を
ある筋から入手した

ある筋と言っても裏筋ではない

早速妻にメールで展開したが
ニコちゃんマークの絵文字とともに
そう、私は貴重な1割 ....
僕の自殺論を

聞いてください

デュルケームのように

学術的ではないけれど


自殺というと

その勇気でなんでもできるとか

他人に頼るべきだとか

色々いわれてま ....
{画像=140506151840.jpg}

ぼくはズンズン身長が伸びて来て
視界が俯瞰して行くんだ。

小さな町の煙突を抜け
東京スカイツリーを抜け
視野が120度、180度、、、、3 ....
窓辺にひかる緑

きのうの雨ときょうの光で

新緑が緑になっていた


無垢なもんはすぎてゆく

こころはここに留まっている

無垢なもん

無垢なもん

重力みたいな
 ....
覚えたての縦笛から
頼りない汽笛のような音が
飛び出したから
思わず笑って
私は手をふる

どこかへいくの?
またかえってくるよ

音を作るこどもたちが
今でもほら
とても楽しげ ....
いざとなったら
ど突き合いにもちこんだる

今や立派な暴力団員となった
元世界チャンピオン渡辺二郎の言葉
この言葉が僕の生きる指針となった

最後の最後は
テクニックではない
殺るか ....
懐旧には
花崗岩の石碑
夥しく十字架型の翳
無銘墓碑群には
褪紅の光芒の裡なる具象の聯なり

残酷劇が現実を越境する
克明に狂い往く
檻舎の鋼の鉄柵に
懲罰房に黴塗れの種入麺麭と
 ....
滑べり堕ち、砕け散った破片の
あまりにも激しい叫びが
その一瞬の、すべてを
切り裂く。

慌てながら抱きしめた手を
深く、鋭く、切り裂いた、
あの日の、
傷口から

一筋の想いが
 ....
テレビで紹介されてた
プロポーズ成功率100%のパワースポット
自然と話題は数年前のあの瞬間へ

ねえ
あのとき私が断ってたらどうしたの

そりゃ断られたらしゃーないわな
ええーっ諦め ....
「見えない人」

耳の不自由な人との 暮らしは
目も不自由な人との 暮らしは
あんがい 子供の頃に抱いていた夢が
叶ったのかもしれないな
子供の頃は 透明人間になりたかったのだっ ....
とうとう左手小指の爪半月が
消えた

何の不具合もない
誰も知らない私の体の変化

どうでもいいことだ
でも
こんなことでも
ずっと憶えている
自分にとって
どうでもいいこと ....
閉ざされた窓のむこうにひこうき雲が

長い長い航跡をのこしてゆく

銀色の四発機がひっそりと曳く

その青を刻む白いもやが

私のこころに軛をはめる

そして数えきれない窓たちが
 ....
空を見上げてた
悔しくて込み上げても

雲を蹴散らしたら
訝しさ掻き消せる

夜更けの紫煙は巡らせる
時折それに酔いしれて
吸い込む孤独が歪に映る
形じゃない無形でもない

灰に ....
電気洗濯機
洗濯もの入れて 洗剤入れて スイッチオン

電気炊飯器
お米研いで 手首まで水入れて スイッチオン

自分の奥さん
今日も綺麗だね でも怒り出す スイッチオフ

自分自身 ....
完璧主義で靴下に穴開けてる 鼻唄をポケットに夕暮れのチューインガム 人魚の瞼厚くキラーフレーズの波音 世界が寝静まった夜の部屋に一人

特にすることもなく読むべき本もない夜

窓から流れ込んだ湿った空気が部屋の底に貯まっていく

昨日でもなくまだ明日でもない今

寝てもいないが起きても ....
             140505
揺り返されたのは僕の記憶
ひっくり返った本棚の下から
見えなくなった沢山の意思が思想が
ピクチャーサイズで這い出してきた
抗議デモのように自発的な現象 ....
花ちゃんの
あたまはしめって
血みたいな味がした
手のひらはかわいて
すこし皮が むけてた

それからふるえるように息をしたら
世界は
ささやかなその体のぶん
のびを した
 ....
そういえば春は
いつのまにか過ぎていた
楠のみどりの深さに溶けて

さえざえと曇る朝にまだなんとか
へばりついた春
雨戸をあける音に縮んで
すずらんの根元へ消えていく

ばらの蕾 ....
銛に射抜かれた言葉が満月のなかに跳ねている   女郎蜘蛛がさっきから 私の大脳に巣をはっているようだ
  縞模様の尻をふりふりさせて 時折転げ落ちそうになりながら



  東からの弱い風に レースのカーテンが波立ち
  椅 ....
ピシパキよ
濁ったものが気になるんだ
濁ったものが嫌いな分けじゃないけど
濁ったものがそのままなのが気になるんだ

ピシパキよ
濁ったものが沈殿して澄明な上澄みができることや
貝や濾過器 ....
白木蓮の花びらが
届かなかった手紙のように
散り落ちている

強い風の吹く
五月の日暮れ

咲いたばかりの桜が
ちりぢりに
遠くへ吹き飛ばされていく

行かないで・・

白木 ....
だれかが泣いていることをぼくは知らない

ぼくが泣いていることをだれかは知らない

それでも時間はすぎてゆく

それでも地球は回っている

こころも自然も移ろって

地震なんかも起 ....
世界のずっと東にある農村では
もっと西の都会よりも早く
夜明けが始まっているはずなのに
朝を待ち続ける
不思議な潅木がある

          新緑が芽吹く軟らかい音が聴こえる
    ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
列車の音山部 佳1114/5/6 18:54
early summerwithin1*14/5/6 18:30
庭にはいってきた男草野春心114/5/6 17:11
情報花形新次014/5/6 16:51
僕は自殺をするだろうかちて014/5/6 16:24
地球の先でノックダウン / ぼくは想像する太いモヤシだbeebee22*14/5/6 14:15
無垢なもん吉岡ペペロ414/5/6 11:07
楽隊そらの珊瑚1814/5/6 8:59
渡辺二郎花形新次014/5/6 5:06
紫陽花及び肺臓移殖手術高濱014/5/6 4:25
滲む記憶 〔ソネット〕ハァモニィベ...1*14/5/6 4:07
プロポーズ森川美咲4*14/5/6 2:03
なにかが ある 三部作るるりら15*14/5/6 2:02
どうでもいいことについてichiro...11*14/5/6 1:51
叫びだす無数の窓高原漣014/5/6 1:19
未熟な燃焼よいしょ014/5/6 1:02
取り扱い説明書佐白光114/5/6 0:29
完璧主義で靴下に穴開けてる北大路京介914/5/6 0:16
鼻唄をポケットに夕暮れのチューインガム514/5/6 0:16
人魚の瞼厚くキラーフレーズの波音214/5/6 0:16
202号室の男六九郎2*14/5/5 23:46
もう一度あおば6*14/5/5 21:24
花のことはるな514/5/5 20:35
そういえば春は314/5/5 20:33
凪の夜草野大悟20*14/5/5 20:24
女郎蜘蛛草野春心314/5/5 19:28
ピシパキよ この頃 濁ったものが気になるんだichiro...7*14/5/5 19:09
白木蓮Lucy16*14/5/5 19:08
瞬間と永遠吉岡ペペロ214/5/5 18:21
僕らの朝が生まれる潅木の近くで[group]りゅうのあく...8*14/5/5 17:04

Home 戻る 最新へ 次へ
1933 1934 1935 1936 1937 1938 1939 1940 1941 1942 1943 1944 1945 1946 1947 1948 1949 1950 1951 1952 1953 1954 1955 1956 1957 1958 1959 1960 1961 1962 1963 1964 1965 1966 1967 1968 1969 1970 1971 1972 1973 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.4sec.