母親は、普通、恋なんてしない
安定した家族の中
子どもを育てることに
ちからをそそぐ
子ども達からもらう元気
それだけで
どうして満たされないんだろう
母親である自分自身が
甘 ....
蛍の光は ブルーノート ラプソディ
またたくまに いちめんに連絡を取り合い
思いのたけの いのちの一陣の すいみゃくを
はしゃぐように かわもも 橋も 光で覆う
おおわれた わたしや
お ....
散らかった部屋
ばらばらの思考
見失われた意義
叫び出したいような
しかし叫ぶ言葉もなく
かろうじてため息が
弱々しい声になった
私はここにいるよ
忘れないで
望んだ訳では無い
歩いていたらそこにいた
そうしたら、
そこに金が埋まってた
次第に
皆が集まり
皆が掘り始めた
「コツは何ですか?」
「見つけ方を教えて下さい。」
そんなの分か ....
「どっきりでした」と伝える役が急死
嘘はついていない答えだ
無職のラジオボタンがない
遠い国で内戦があった
銃弾に倒れた人
爆弾に吹き飛ばされた人
炎に巻かれて焼かれた人々や
たくさんの人間が血を流し死んだ
勝利者は誇らしげに
殺した人の数を発表する
その中に ....
Kind heart
There is no kind heart in this world.
Some one says so.
Is it true or not, I wonder?
....
コカインより濃く
ラムネより薄い
赤より赤くて
青より白い
俺のものになれよと
強気なあなたと
何にも染まらない
黒いオルゴール
このメロディは
うるさくてひどい
だれ ....
つたったあとを
つたうものあれば
つたったあとを
つたわないものもいて
誰かのまなざしのあとを
なぞるものもあれば
誰かの言葉のあとを
なぞらないものもいて
きょうのまことが
....
(モリマサ)
「目的地まであと5分です」
音声で表示されていく地図たちが広がって
空気が少し残った歪んだアドバルーンを
片隅にのせたまま
駐車場はかたむいている
誰の住んでいるどの ....
なあ、うさぎ
おれが罪を犯したら
おれの愛したものたちも
みんな
燃やされゆくのかな
なあ、うさぎ
あいつの作った歌は
もうショップには並ばない
おれはあいつを知らないし
だが
....
どんな神が
人に 憎むことを
殺すことを
命じたのだろう
信仰などなくても
人は憎み合い
信仰などなくても
人は殺し合う
信仰などなくても
愛し合うことだって
でき ....
席はあったが
わたしは座らなかった
銀いろの月によく似た
さみしい言葉だけ胸の奥に置いて
けれども誰にむけたものかわからず
きまり悪い笑みをうかべて わたしは ....
この径は 小学生の頃歩いた径だ
カモシカの出る薄暗い通りをどういうわけか私は再訪する
時間をかけて少しずつ完成に近づいていく 一匹の軟体動物
私の躯で存在を大きくしていく ....
そろそろアサガオを摘心したい
少し可哀想で
それに
自然の育ち方じゃないから
きっと
アサガオにしてみれば僕のエゴ
だから僕は
アサガオと妄想でコミュニケーションした
ヒョ ....
イエスってのはそこのアパートのマリアって女のガキだ
自閉症でいじめられてる系の
....
幾つも 抽斗が有るのは 嬉しいこと
手の内 全て 見せちゃったのに
魅せられない ほうが 問題
定義された「問題」の欠片を
大問題に発展させる定規
分度器よりも歪んでいる
....
パインとケーキでパインケーキ
ケーキとパインでケーキパイン
パインとパインでパインパイン
ケーキとケーキでケーキケーキ
どれ1つとっても世界の秩序を
脅かすには物足りなさすぎるが
どれ ....
嫁さんの旧姓クリタさんが
子ども時代
みんなにクリちゃんて
呼ばれていたのを思い出して
欲情し鼻血が出てしまった
ヤマオカさん
その場はなんとかごまかすことに成功したが
体調を心配する
....
止まぬ言葉が
ちりぢりに降り
器からこぼれ
鳴りつづけている
瞳の痛みが
舌を浮かし
別の舌をもとめさせる
細く小さく
なぞるように
厚い泡が水面に浮 ....
そんなに力を入れなくとも
自然につむればいいのだから
おまえはおまえの片目くらいは
ちゃんと面倒みなきゃならない
水田波打つ
大きな雨だ
重い雨だ
朝の雨だ
いつつくられたのか
だれもしらない
不安がある私の
なかにまで無遠慮に
ふる雨をうけいれる
今はたちどまる
理由になってくれ ....
答えを先送りしているのは僕のためだ
だって今この瞬間が君と僕との時間の最期じゃないから
一秒先
一日経ち
一か月が過ぎ
一年後
君と僕の答えがわかる
だから今が一秒先へと動 ....
理性と衝動
その二つの直線に挟まれる時
感情はあらゆる符号を失い
道なき道をたどるお前の標となるのだ
エッチなシーンないまま2時間が終わった
心の声が漏れる穴からも嘘
青い山に灯油まいている
右へ行ったカワウソは
けさ、左から帰ってきた
蘭の花が 腕の真ん中あたりで咲いていて
よく考えたら ゆうべきみがそこを強く吸ったのだった
部屋のあちこちに敷き詰めら ....
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