青空を集めている
あじさいのつぼみ
青いガラス瓶
明るい陽に揺れる

痩せ細った手で
筆の先から
搾り出したような 一枚の絵
淡い青のあじさい

木立に濾された光は
揺れる葉 ....
日本の法律は「ざる」ですねとある国の方に言われる
その国の方は続けてこう言う
我が国ではやってならないことは法律上明確です
日本のように曖昧ではありません

確かに日本の法律は事実「ざる」だ ....
あのとき持っていた荷物を
どこにしまったのか
思い出せない
どこにしまったのか
どこかに放ったのかも
消えてしまえと思っていたことは
かろうじて思い出せる

消えてしまえと願うことと
 ....
包丁を、ざっくり押しこんで
西瓜を割る。

無数の黒い種達は
それぞれの姿勢で
つややかに埋まっている。

――どうせぺっぺと吐き棄てられて
  土から芽を出すのでもなかろうに

 ....
いいえ、私はブラジル国籍の女
好きな料理はフェジョアーダ
あなたはペルー人のつもりでも
話す言葉はポルトガル
追い詰められたら
中国、中国、中国に出国よ
いいえ、私はブラジル国籍の女
ワ ....
昨日の風を忘れるように
明日の風に触れた

月の輝く夜は
なんだか切ない

僕の気持ちは君に
届いているのかい

イタズラの好きな君は
手に負えない

もっと
もっと

 ....
皆が手を取り合って歌うので
盛り上がった会場をあとに
裸の王様は出発する


皆が口をそろえて褒めるので
道中も王様は上機嫌
寒さも暑さも感じない
堂々と歩いてゆく


傍から見 ....
細長く林檎の皮剥いて食べない 魔法がかかってもオスだしな 誤診続いて臭いが戻らない くそババァ 時に吐かしてもらうよ 
汚い言葉を使う事 そのエネルギーが時間をかけてでも
浄化することを願う

くそババァ 親に向かって使う言葉ではないという幻
感情で述べて本心を知らしめる  ....
月山だけが
神々しい姿を見せている

幾つ 眼の前に現れ
幾つ 眼の前に
 崩れ去ったことだろう

高く聳えたいと
積乱する
白き夢を 
遥かな空に 見上げながら

 前に、  ....
親に感謝 履き違えてはならない 君の靴があった
尊い酷使したボロボロの錦靴だった

親だから感謝しなければなんて
良心の軸が揺れる 下手な良心の働きも腸に溶け込んだ

産んでくれただけの感 ....
あさきゆめのように ひとつ星  
だきすくめられ 星めぐり
ゆめのなかには 花めぐる
はなれていても
ちかくにいても なにひとつ かわらず
こころの中に 花は咲く


ゆめ ....
男は水の中に立って
見えない魚を待っている

皆は目に見える魚を追って
遠くの海へ行ってしまった

男が待っているのは
自分にしか見えない魚

その魚の存在を人は信じない
手っ取り ....
それで、
雪が降ると。
山口の人は、はしゃぐ。
福井の人は、溜息をつく。
福島の人は、目を細めて。なにか、思い出すように。

―3月10日。昼過ぎにホテルのロビーで新聞を読んだが。いっこう ....
最近私は夜毎

生の人参一本齧っている

皮を剥いて縦に七等分ぐらいに切って

何もつけずに無心に齧り咀嚼する

生ゴミのような味のときも

柿のような淡い甘みのときも

ジガ ....
言葉にはとくべつ届くところなど無い
如何なる力も無いし、如何なる意味も無い
ただ、そこそこの必要に応じて、そこにある
目印のようなものだ、それは動かしようが無い
認めた ....
ひらひらした服で

私の少し上を走り抜けるあなたは

真上からの光で

まるで影法師

暗闇のあちこちに手を振ると

また走り出していく

愛憎を背守りのようにくっつけて

 ....
今となっては
あの人の声も覚えていない
高校時代お世話になった
片野先生の声であれば覚えている

あの人に対して
愛おしい
と感じたことは一瞬だけあるけれど
片野先生に対して愛おしいと ....
民主主義が、ぎょうさんおったんや

教師は、皆で話し合って決める
いう儀式に拘っとった
それで出世や給料が決まったんやから
死活問題やったんやわな

「民主主義て、なんや?」
「アメリ ....
本作品は、メビ【書換連詩リレー】にて、はるりらさん『いろとりどり』をベースに書いてものです。本作は語句転用が多いのでオマージュ作品です。
メビ連詩板で、私⇒こひもさん⇒はるりらさん⇒私という流れは、 ....
最近よく耳にしますが
残念ながら
まだ見たことありませんね
ザッケローですよね
漢字で書くと
雑気郎ですか?
いずれにしても
あまりいない気がします
ザッケロー似
誰かが町の外れで泣いている

お城を逃げ出した使用人が泣いている

王子に愛された女が泣いている

王子は女に逃げようといった

空しい未来の王座から

ふたりの結ばれない未来 ....
雨の後の晴れた日に
溜まった洗濯もの急ぎ洗い終え

隣の辻の電柱に出来始めた鴉の巣
遠望出来てもシカトして
ベランダ一面
満艦飾のパジャマやパンツ
気分良く午睡の隙に

くそっ やり ....
泣きたくても
泣けない時がある

泣けたのに
泣かなかった時もある

…心にだって雨は降る
お金払って悪口いわれている 重たい福袋選ぶ指にささくれ ゴジラの尻尾再生してまだ夜は寒い だれもしらない庭にだれもしらないあなた
わたしたちは夢をみた
はつ夏のひかりのなかで
あれはあなたの花
ジャスミンのむせる匂いに
秘密めいたあそび くちびるの感触をおぼえた


だれも ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
あじさい藤原絵理子714/5/28 22:27
ざるのプライドichiro...6*14/5/28 21:45
つかのまの朝砦希2*14/5/28 21:30
西瓜の種服部 剛714/5/28 21:14
ブラジル国籍の女[group]花形新次014/5/28 19:20
笑顔虹香114/5/28 18:20
 女の子は忙しいアンドリュウ114/5/28 18:14
細長く林檎の皮剥いて食べない北大路京介5+14/5/28 16:55
魔法がかかってもオスだしな114/5/28 16:55
誤診続いて臭いが戻らない114/5/28 16:55
くそババァお母さん貴女朝焼彩茜色9*14/5/28 16:34
雲の峰  【題名無茶振り】ハァモニィベ...114/5/28 15:07
精神的親離れ 莫迦親朝焼彩茜色9*14/5/28 11:48
アルルカバの恋るるりら14*14/5/28 10:33
 見えない魚アンドリュウ014/5/28 3:43
しおくみざかれつら6*14/5/28 2:53
人参健康法灰泥軽茶1214/5/28 0:25
間引くなら床に散らかせ(Day in Day out)ホロウ・シカ...1*14/5/28 0:07
深海魚フユナ614/5/27 23:52
砦希6*14/5/27 23:14
1964山部 佳214/5/27 23:01
彩とリドリ 【連詩より】ハァモニィベ...1*14/5/27 19:49
ザッケロー似花形新次014/5/27 19:36
ある女すみれこ014/5/27 18:59
フンガイイナエ8*14/5/27 17:22
chihar...4*14/5/27 16:07
お金払って悪口いわれている北大路京介614/5/27 14:53
重たい福袋選ぶ指にささくれ214/5/27 14:52
ゴジラの尻尾再生してまだ夜は寒い114/5/27 14:52
だれもしらない庭で石瀬琳々14*14/5/27 14:37

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