拙句集の火でメンソールの煙草 困難なゆえ
選択肢のない
一本道

簡単ならば
迷いも多い
別れ道

どこいく道か
さらなる道だ

いついく道か
今さらの道



小さく纏まって
生きていくのも ....
かつて日本は
西欧列強の仲間入りをしようとした
同じように植民地を得ようと
五族協和等々美名を掲げて
アジア諸国に軍を進めた

首相の好きな福沢諭吉
その福沢の論のまま
歴史が動いたか ....
ねぇ 覚えてる
あの日助けた子ダヌキ
それがわたしよ

そういって妻は
スカートの後ろから
大きな尻尾を出して見せた

そんなことは
トウの昔にわかっていたさ
私もズボンの ....
地下道の真っ白な道歩きます
違う、どうのこうの言ってないで
宿題でも片付けなさいチミ
男子高生始皇帝を学ぶ
中国史
遅刻して
中間撃沈
中華帝国の終わり

だからゲオ ....
やめておけ
国家主義など
あれは
国民という集団への信仰にすぎない
集団への信仰は
いつしか
個人の
人間としての判断力を
鈍らせる
先の戦争がいい例ではないか
私は
人間とし ....
未だこぼれ出ぬ涙のために
1tの鉄塊を失って
また人らしく踊れるかもな

大腸の横穴の奥で溶けない氷
夏を越えていく中で
浮き出て腐る
いつぞやの恋は
未熟な枝付枯葉

機械が核の ....
真理かまやかしか
ずれたまなこでやぶ睨みした
雑草だらけのあけすけな世界
齢だけがひとかどになり
手の中にあるのは
ぎりぎりの蒸し暑い部屋
あちらこちらと
分 ....
今年友達になった人が
フウセン蔓の種をくれた
うちの庭に咲いたの
私が種を採ったのだから
春になったら撒いてねと言った

フウセン蔓の花というものを
私は見たことが無い
二十年も前に
 ....
 
風呂で屁をこいでみた

すべてからの自由を約束する泡が破裂する

諸君! 解放だ! 解放だ!!



 
目を閉じた奥に浮かんでくる
遠くに美しく広がる景色に胸が騒ぐ
今ここに溜まっている乱れた荷物が
部屋の中に重くかげを重ねている
壊れた機械が私の頭の中で音を立てて鳴る

今日は退屈だから
 ....
とりあえず
腹いっぱいに喰って
泥のように寝てみろ
いろいろ考えるのは
その次にしちまえ

じゃないと、
死んでしまうぞ
俺たちを囲む
思考の鎖に
絡まってしま ....
昼間の静寂が緩む
真夏の夕暮れは、気ぜわしく
この街に戻ってくる

黄昏の土手に、月見草が咲く
行き交う人の影に揺られて
年老いた夫婦が、ゆったりと
杖をついた妻を抱えるように

満 ....
バーチャル世界を漂う夥しい単体から
吐き出される0と1の記号は
フェロモンを伴って 波に乗り
キーボードの前に佇む孤独な心の
隙間に入り込む

 ディスプレイの 
 向こうとこちらで ....
けっこうホロ酔い気分で
カラオケなんかやっちゃったり
してるのかも知れないし
やってたとしても
それは全然悪いことじゃない
おぼちゃんと
ラインをやって
スタップじゃねえや
スタンププ ....
つい惹き込まれた



鏡の中の世界は
果実が熟して

私にはない
甘い匂いがした

色と色が混じり合う
透明な世界の不思議

キミへのメールは
天使の苺
白い白い甘酸っ ....
可能であれば
ブラック企業に就職したいですね
赤字続きで組合が強い
レッド企業では不安ですから
やはり黒字経営の優良企業に
越したことないですよ
親も安心しますし
今日は 10回言おう
さみしいって

さみしい
さみしい
さみしい

言えてるうちは
大丈夫
哀しみは
まだ
そんなに近くにはいない

私には
あなたがいる
私が
さみ ....
  桜の葉を胸に抱いて
  墨色の風は流れていく
  女に似た雨の匂いが 岩間にひそむ苔を洗う
  うつむくひとの唇から 知らぬ間にすべり落ちた
  わたしの名をだれが忘れずにいられる ....
はずれたアイマスクから白目 大蛇飲み込んだ蛙が月も食べようとしている 蛙ひいていったトラックに蟻のマーク 「仮にわしが脳死状態になったとしても
延命装置は絶対に外さないように」
と今現在元気なのに
書面で残そうとしているジジイは
生きながらにして脳死状態なので
家族の承諾を得て
強制的に心肺機 ....
(知人)

友人ではないが、親戚ほど疎遠ではない。

最近は特に犯罪報道でよく見かける

匿名性を条件で被害者との関わりを能弁に語る者

推理小説の真犯人ではない。

現実の世界で ....
僕は
罪のない
ハエトリグモを殺した
昨夜のことだった
酔っていて覚えていない
今朝
丸めたチラシに叩き潰されたハエトリグモを発見した

もし
ハエトリグモではなく
バッタだっ ....
19歳のおじいちゃん よぼよぼ歩く
最近暑くなってきたせいか フローリングにペタン

朝起きてご飯をあげると
このエサじゃないとですと かすれた声で鳴く
19歳のわがまま君 おじいちゃんだか ....
花ばさみ取ってけねが と
庭からあなたの声がする
走り寄って
手術用具のようなそれを渡すと
あなたは百合やひなげしを
少し摘み取ってくるのだった


花ばさみ取ってクダサイ と
庭か ....
なぜ逃げなかったの、青い鳥
籠が空虚に満ちていたのに
扉をあける意味を知らなかったの、青い鳥
命には尊厳があったのに
何も知らなかったの、青い鳥
籠に保護されることを信じていたの?
何の疑 ....
昨日、今日
お天気はあいにくの雨

でも、
それはそれで仕方がない

晴れの日もあれば
雨の日だってある

一年でいちばん
優しい雨の降る季節


「傘を持たずにゆ ....
三丁目の植え込みに
神様が捨てられてました
薄汚れてハエが集っていました
拾って帰って
洗濯機で洗濯しました
乾燥機の中で蘇りました

何か願い事を聞いてあげよう
そう言われたので
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
拙句集の火でメンソールの煙草北大路京介014/6/2 18:45
道ゆく時シホ.N214/6/2 17:21
悪夢眠り羊014/6/2 14:57
 帰ろうかアンドリュウ514/6/2 12:37
地下道かの1*14/6/2 0:59
やめておけ渡辺亘114/6/2 0:31
木屋 亞万1*14/6/2 0:26
メメント・モリ (Make No Mistake)ホロウ・シカ...1*14/6/2 0:03
ふうせんかずらLucy20*14/6/1 23:44
こく殿上 童17*14/6/1 23:32
目を閉じた時の願い加藤3*14/6/1 23:08
苦しかったら御笠川マコト214/6/1 22:33
月見草山部 佳214/6/1 22:15
ネットの恋人イナエ10*14/6/1 21:36
今だってさむらごうちはどこかで生きている花形新次014/6/1 20:35
虹香114/6/1 20:19
就職活動花形新次014/6/1 20:13
あなたに甘えているんだと思うuminek...9*14/6/1 18:35
うつろい草野春心614/6/1 18:13
はずれたアイマスクから白目北大路京介414/6/1 17:36
大蛇飲み込んだ蛙が月も食べようとしている4*14/6/1 17:35
蛙ひいていったトラックに蟻のマーク3*14/6/1 17:35
脳死にノーシン花形新次014/6/1 17:17
何人??……とある蛙9*14/6/1 16:19
僕はハエトリグモを殺したichiro...9*14/6/1 15:21
19歳のおじいちゃん朝焼彩茜色12*14/6/1 15:02
花鋏フユナ814/6/1 14:17
青い鳥はなもとあお114/6/1 13:52
六月chihar...6*14/6/1 8:47
福祉アンドリュウ414/6/1 8:38

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