昨日と同じような
なんでもない今日

やっぱりあなたを

思い出してるのは

明日や明後日とか

その先の先の先の

永遠に続くような

遠い未来でさえも
 ....
〈雨天から降ってくる雨という憂鬱〉
世界が世界一つ分狭まると雨が人々の庭に侵入してくる。
人は歩けない以上に歌が歌えない。
声は口に達する前に雨によって沈められてしまう。
電車が遠くを走ってい ....
反転した蛍 
朝せっせとヒカル
誰にも知られずに
太陽に焼かれる 
せめて似たようなものが 
同じ場所に落ちますように 
反転した世界を 
ともに眺める少しの時間が
与えられますように ....
傘さした影もひとりぼっち ひとりじゃ辛い夜に波の音雨の音 夢から堕ちていく開かない傘 笑って過ごしても一日
泣いて過ごしても一日

同じ一日なら
笑って過ごしたいね

時間は巻き戻せないのだから
泉の底は 緑の湖につながっている
透明な砂 さらさらと音をたてて
樹液の雫 ガラス細工のように
あたしの言葉は 沈黙 拒絶する

森や小川は
たくさんのことを囁きかけ
眉間のあたりが ....
僕は散歩でよく会う
その人の名前を知らない
顔見知りなので
すれ違えば挨拶ぐらいはする
でもその人の名前は知らないのだ



僕は15歳の初夏に
初めて見た絵に描かれている
その物 ....
日常のなか
その特別性が
はからずも失われゆくものを
調度品といいます

ちょうど、
郷土と響きが似ています

つるりと光をなめらかに着て
都合のいい解釈に
身を委ねます

 ....
風を孕んで舞ってきた
我が家の庭木で休んでいた
台風をやり過ごしたレジ袋
ワタシを見て名乗をあげる風来坊
家柄も出生も申し分ない家出袋

台所の片隅で
日陰の暮らしを送っていても
 ....
20℃設定は
さすがに直接当たると
ひんやりする
だから
上に一枚羽織る

カーディガンが丁度いい
おでんを食べるときは
脱げばいいから

夏に向けて
新しいカーディガンを
買 ....
私にもようやくわかってきた
一番粗末にしてるものが
一番大切なものなんだと


水、空気、光、国、家族、そしてリコ(犬)


手の届かない所にあるものは
たとえどんなに輝いて見えても ....
「さようなら」

もの言わぬ 愛たち 真砂を踏みしめて

近きに渡る この小舟の 向かい合う綺麗な笑顔は飛び立ち
然か または自らか そんな事も忘れてしまった
とても大切なもの あなた ....
「白蓮」

文化祭で地獄の迷路みたいなのつくってさ
(つまりお化け屋敷ね)お化けの格好してク
ラスメートのF君とセックスした帰りにコ
ンビニの前でペットボトルの水をのんで別
れた。クラスメ ....
海上がりの塩辛いビール

オウオウ 夜の帳の訪れだ
オウオウ 僕らのロマンティックな夕べ

夕日は昇り 波は沖へと打ち寄せる
砂浜は熱い陽射し素足では歩けない

僕らは波に乗る
 ....
夜中の公園
顔の無い人が二人
ベンチに腰掛け
ただずんでいる

僕はというと
犬の散歩に来ていて
遠目にその様子を見ている

二人はびくともせずに
手を重ね合わせ
顔を伏せ
小 ....
まだ眠っていたいのに起きる朝

飲みたくもないコーヒーを飲む朝食

やりたくもないことをこなす昼

たいして美味しくもない昼食

クタクタになりながら作る夕飯

早く眠りた ....
明日が来るのが怖くて
眠れない 安心できない
よそ見してる間に違う場所に行ってしまいそうで
眠れない 安心できない

けど
宇宙船に乗るんだと思って
違う宇宙へ
旅するカウボーイ気 ....
病室の窓を開けると

干し草の香り


夏休みの匂いがする

と女房は言った。
土砂降りの雨のなかを
蚊柱が
狂ったように うごめいていた

誰かが
地上の火を
消そうと
とてつもなく
大きなバケツをかたっぱしなから
ひっくり返している

抗えないものをか ....
昔見た写真を思い出す
独立前のモザンビークで
人の首のボールでサッカーをするポルトガル人
子供だった私はサッカーが大嫌いになって
友達に誘われてもサッカーはやらなかった

サッカーの起源も ....
{画像=140610215111.jpg}


快楽に我を忘れる
もう良いやと手放した理性


もしかすると死ぬ時もこんな感じで
意識を手放すのかな


人と言う動物は
思考を ....
同じ傘に入れない蕩けあったふたつの闇 薄い胸の中で柔らかな雨音 悲しく聴こえる雨の音が痛みを癒す罪 僕らが幽霊を見た夜は
夜釣りの帰りに
君は
黙って自転車を漕いで
僕も
黙って
並走していた

僕らが幽霊を見た夜には
誰にも話さずに
お互いに黙ったまま
次の日に
確認し合っ ....
鈴にたとえて考えたい。わたしの体のなかにおそらく百個の鈴がぶらさがっている。怒りが最高潮まで達するとそのすべてが鳴りだして、もうそれ以外なにも聞こえなくなってしまう。光のような音がオバケみたいにわたし .... おはよう
おやすみ
さようなら

怪我をしたイヌを
名前のわからない誰かのイヌを拾ったんだ
キミに名前をあげよう
だって不便じゃないかい?

スケッチブックを一枚ちぎって
くし ....
ごめん
もうそんな言葉は必要なかったね
きっと 多分
そうなんでしょ?

いつだって
どんなときだって
優しく出来たらって思ってる
僕も君も
多分 きっと

でも

何も ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
永久に続くように永乃ゆち4*14/6/11 9:29
人へ葉leaf514/6/11 5:43
こいち014/6/11 2:57
傘さした影もひとりぼっち北大路京介6*14/6/11 0:51
ひとりじゃ辛い夜に波の音雨の音214/6/11 0:51
夢から堕ちていく開かない傘314/6/11 0:51
時の日chihar...8*14/6/10 23:14
緑のソネット藤原絵理子5*14/6/10 22:47
チョコレート粉砕機と田中さんichiro...11*14/6/10 22:43
調度品千波 一也414/6/10 22:28
レジ袋イナエ11*14/6/10 21:56
村上れんじ「冷房」花形新次214/6/10 21:19
 祈りアンドリュウ214/6/10 20:59
棘の囲む 空の道黒ヱ214/6/10 19:24
いくつかの散文左屋百色7*14/6/10 19:24
僕であってほしいモティーコ014/6/10 15:36
顔の無い人たちの憂鬱opus214/6/10 13:59
真実の在処すみれこ014/6/10 13:23
スペースシップ・スキッパー竜門勇気114/6/10 11:35
朝の病院[group]……とある蛙11*14/6/10 9:54
蚊柱そらの珊瑚18*14/6/10 8:39
奇妙なサッカーichiro...11*14/6/10 8:04
快楽と死beebee18*14/6/10 7:48
同じ傘に入れない蕩けあったふたつの闇北大路京介714/6/10 0:39
薄い胸の中で柔らかな雨音514/6/10 0:39
悲しく聴こえる雨の音が痛みを癒す罪114/6/10 0:39
僕らが幽霊を見た夜ねなぎ114/6/10 0:35
鈴の比喩ユッカ8*14/6/9 23:40
グッドにバイバイhash114/6/9 23:34
世界をきちんと憎む事が出来たなら1*14/6/9 23:31

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