艶かしい光感受性受容器が視神経を通じて見てはいけないアレの端末を脳中枢へと運ぶ。見てはいけないアレの端末であるグロテスクな映像には言葉にしていけない文字である淫らなアナタ自身の当たり障りのない日常的な ....
僕が 存在できるのは
君の お陰です
体と心を
与えてくれました
息を 吸えます
光を 浴びられます
そんな 何気ない 欠片が
支えてくれました
僕が
望んでも 探 ....
暑くなるとテラスに出て酒を飲む
夕闇手前のひとときを楽しむ
一人より二人のほうがいい
風の会話を聴きながら
今現在の幸せを更に育てる
酒の種類は驚くほど多い
どれだけの種類の酒を飲 ....
あの子がゴミだって捨てちゃったもろもろを
一ヶ月くらい水車の横に隠しておいて
さざなみがつくる境界線のもっと向こうまで
もういいやってなった一歩手前まできたら
僕ん ....
「えぇい!お前の体から出ているソレは何だ!」
鉄の錆。
まだ少しだけの錆。雨に濡れたから?
背筋が曲がっていると指摘する母は自転車を漕ぐ。
耳にイヤホンをあて、流れる音楽は70年代のロ ....
1.
ふたりが出会うしばらく前から
世界は始まっていた
ナイトフライト
夜の音楽
夜明けのおそい
鉄色の街へ
翼に乗って君に会いに行く
雪解け水を湛えた深い森の
ビリジアン色 ....
ちょっと柔軟に考えれば
物事は驚くほど
素晴らしいものとなる
例えばサッカー
相手のゴールに入れて
得点としていたのを
自分のゴールに入れて
得点としたら
ゴールキーパーは ....
嘘をついているとき、雲はきれいだった
そのままあの人は海の向こうへ歩いて行った
嘘に私自身が気づいたとき雲行きは怪しくなり
風こそ吹かなかったが
やがて降り出す雨、雨、雨
暗く生温かい雨 ....
からだの中に
炎を抱えている
燃え尽きることなく
大きくなるばかりで
自分でも
熱くて痛くて
どうしようもないんだ
ねえ
僕は傷ついているのに
どうして人を傷つけちゃあいけないの ....
目一杯自己主張する
アナタガキライデス
だって興味ないから
あなたの不幸には
興味があります
でも、恨まないで下さい
あなたが自己主張する分だけですから
自己主張さえしなければ
それさ ....
街灯は 歌いもせずに
夜のムフタール通りへ
きみは行くべきじゃない
と 投げ捨てるように言う
ホテルの玄関で
前脚にギプスをした猫が
にやっ,と笑った気がした
ちょっと不敵な眼
....
花咲くころの空気
ステーションから見つめている
無重力の悲しみ
言葉が震えて
生きものたちのみずみずしさ
!!!!駆け出した
切実が無重力の自由に震えている
....
....
ころころ月が 指うえアソブ
あんなに雨だれ 聴いたのに
覚えているのは 風の事
吹いた過ぎたと つかえた胸に
爪たて 口たて 脈をうつ
風車は どちらさま
残したわだち 戻らぬ見返り
....
口喧嘩はない 無駄話さえもない
老耄はおひとりさまのにぶい暮らし
庭隅のどうだんつつじは色艶褪せて
早苗月の倦怠を匂わせ漂わせる
独り言は虚しげにこだまする
....
嵐の日に
卵を
ひとつ
手のひらに包んで
大切な
人たちがいる
場所へ
こんな嵐の日に
止めておけって
すれ違いの人が
わめいている
けれど
私
卵しか
持っていな ....
星を食べた少女は
嘘ばかりついていたから
みんなから仲間はずれにされていた
私の涙はどんな花も空色に変える、とか
私のくしゃみは太陽をほんのすこし
地球から遠ざけることができる、とか
....
美しい雫が世界を映してる
僕だけの世界ではない
もっと包容力にあふれた
愛の場としての世界
受け入れられないなら
君を引き受けてやる
そんなに縮こまって
全てに背を向けた時の恨みが
....
怒鳴りだしたい
衝動を
奥歯で噛みつぶす
瞼の裏に溜まった
悔しさを
ギリギリの精神力で
持ち堪えている
溢れそうな感情を
....
やまびこ眠くなるまで
音のない涙がひどい嘘を流した
空になったグラスに飲み干した俺が恨まれている
たなについたとたん ゆれおちるいた
くずれたものはない おとしたものも
のせられなかったゆびが ただおちて
おこごとはよわくはげしくみみなりに
ちらかってはばかって くしゃくしゃ
僕という泉の湧き水の量は一定のはずで
僕は泉の水をちょうど飲み干すことで毎日を生きているが
それ以上の水が必要とされるとき
仕事の熱量が僕をさらに引き延ばしていき
もはや水ではなく ....
汗をかいた
汗で目がしみる
生物として
人として
うれしい
曇っていても
太陽を感じる
風が吹かなくても
体温を感じる
くよくよするな
汗をかけ
ひか ....
サイキンアツサヲカンジナクナッタ
オソラクカラダノハンブンガ
キカイニナッタカラダトオモウ
カンゼンニキカイニナッタラ
モウニホンニイルヒツヨウハ
ナイカモシレナイ
ナンノカンノイッテ ....
あたま痛い
こんな夜
乗り切りたい
寂しさも
わからない
響きあう
遠くのキラキラ
はんぶんのUFO
かじってみる
冷たいトマトアイス
....
私の スカルは 玻璃(はり)の うつわ
スキルは からっぽ なにもないわ
I am a ボーンヘッド頭が固いって言われてる
けど いつかきっと はじけるのよ
石頭なりに 夢見ているの
....
瓦礫の残る空き地は、日差しに
揺らめいていた、陽炎の向こうに
はるか彼方に、元気の良いビルが林立する
忘れ去られた、この空き地に佇んで
滅んだ営みの亡霊が語る
工員たちの笑い声や、怒鳴り ....
だいこんおろしはきれいだな
ヒマラヤみたいにきれいだな
炊きたてごはんに
白いお豆腐
白い小女子きれいだな
だいこんおろしはきれいだな
だいこんおろしているうちに
残酷なこと ....
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