インク花の囁きのさやかなるここは
六月の雨の庭
アジサイの清楚に花盗人の恋をする
いのちの謳歌の聴こえる
ほら、あちらではカエルも
カタツムリもそれぞれに
恋をしている

乙女もわざと ....
黒い制服で埋葬していたのは
美しくない未来だったのかもしれない
風になびくカーテン
気取った口調
秒針のない時計を
助けを求めるように見あげると
いつも針が動くところだった

あの美し ....
切り離された
カプセルの
そのひとつに
僕はいて
まるで
手綱を握りでもするように
交信をする

1mm/hの距離を
どうしようもなく
漂って
離れていく
別のカプセルには ....
閉じかけた目をもう一度開いて
あなたの世界にあるものをもう一度見つめて
彼らはあまり音をたてないように
あなたがきちんと目覚めるのをずっと待っている


テーブルに ....
強過ぎる日ざしが
真上から
直接脳に突き刺さる
そよ風が
熱風に変わり
日傘を裏返しにしようと
襲ってくる

バッグからハンカチを取り出して
涙をぬぐう
何度立ち止まって
ハンカ ....
間接照明なんて
そんなお洒落な物うちには無いから
玄関だけ明かりをつけ
リビングでコーヒーを啜りながら
パソコンと
線がきれいな漫画を読む

柔い音が夜に響く
窓を全部開け
私を垂れ ....
月と太陽のような 二人の容子

太陽は 昼を作り出し

月は 夜を照らす

昼の 明るさの中で 明るく振る舞う 容子

夜の 闇に 灯火をともす 容子

太陽に 焼きつくされるほど ....
広い空を駆けめぐって 笛の音が鳴る
温度も 音も風が吹いて やっと分かる
迷いの全て飛んでいく こすれてはひりひり泣く
夜の木の葉もこすれては鳴く
これから先 深くなる
親切な 夜の合図だ
 ....
「さよなら」は言わずに行くね 
運命という言葉を信じてるから 
あなたに出逢ったのは正しいって思いたいから 
「またね」は言わずに行くね 
運命という言葉を信じてるから 
あなたに出逢えたの ....
絵は描けない
記憶もあまり得意じゃない


少し休憩しよう
だいじょうぶ?


人混みが苦手である
ひどい二日酔いのようになる


これ、誰か読むの
いや、たぶん読まない ....
小さな丘の小さな家で

おじいさんと小さな猫は暮らしてる


小さな家の小さな窓から

小さな小川が小さな絵みたいに

顔を出す


小さな小川の冷たい水は

小さな猫の喉 ....
かりんとうにもうってつけですと
テレビがしゃべる
なにがうってつけなのか聞き漏らしたので
気になってテレビから離れられなくなり
学校にも行けなくなり
落第した
この責任を誰が取ってくれるの ....
30歳

そんな自分が結構好きだったりする
それは本音かい?
それともただの思い込み?


あのメジャーリーガーは 25歳にして
161億円の 価値を与えられたんだ
その ....
水族館に釣り針を垂らす 動かない車の税を納めにいく 愛してると言いたくなる女と夕方まで寝ている 黄昏の土手道の 足に触れる草の香り
手を引かれて ゆっくりと帰り道
新月の宵 目をこらして 気がつくと
お地蔵さまの前掛けに 灯り始める


祖母の乾いた 日なたの匂いが
「淋しかあ ....
Aカップだから
ダメだとか
Eカップ以上が望ましいとか
究極Wカップだったら
もう何も言うことはないとか
そんなことは
重要ではなくて
要は形と色です
乳輪の
弱いと見れば苛め抜くのが私の信念です
本音を漏らすことも厭わないから
500円寄越しなさい
言いたい放題を聞かされて
ぶちきれそうになったが
辛うじて堪えた
みんなが見ているところでは弾け ....
若い娘がいい、いいと口では言ってる癖に何故か熟女に傾く気の弱さ 。




※注釈
これは本人を中傷するものでもなんでもありません。寧ろ敬愛から出た言葉です。
滞ることなく継続していく時間
の中に縒り込まれ生命
いつかは剥がされ
抜け落ちるとしても 
まだ先のはずであった

だが 
左足小指の
先に出来た米粒ほどの腫瘍は
細胞を溶かして ....
幼児虐待(育児放棄)のニュースを見て7歳の息子が怒った
「なんでご飯食わせねえんだよっ!」と言ってテーブルをダンッと叩いた
顔は少し震えていて下を向いていた
俺はびびった
わお、そういう感性も ....
買い物袋の中身も溶解をはじめ、
、辛味の効いた食べ物は食欲をそそるけど、
漬物なんて欲しいと思ったことはなかったね。

美味しいピクルスを口にした甘酸っぱさは、
吐き捨てた女の遠い記 ....
政策について
テレビのニュース番組でも
新聞でも
政府が言っていることは
金太郎飴のように
目や耳に入ってくるけれど

批判されないように
政府の優秀な人たちによって
作り上げられた ....
あるはずのことがない
ないはずはない
さがす しゃべる わらう
でもない そんな夜は
かみくだいて のみこむしかない

ないはずのあるがない
あるはずのないもない
あいも ちかいも ....
夕闇の霧雨で
金木犀の気だるさは土に染み込む

僕の落とし物は
人々の雑踏一粒

光を反映させてはみたが
苦しくなって
とうとう

ぽたり
ひと日は過ぐ

黒髪の妻と働き
今日もまた
庭の植木の花は萎え
バラの花しおれ枯れ
枝も葉っぱも取り払い
さっぱりとした庭になり
夜は集会へ行き
聖書学びて帰りきぬ
夜十時五分
 ....
人から愛されたいと思うと

愛される為に演技をする事になる

そして、この演技に疲れて、仮面を取り外してしまうと

この人間はすぐに世界から嫌われ、孤独になってしまう

… ....
〈組織を流れていく明かり〉
ドアを開くとどこも同じ風景。
だが新しいドアであるのは間違いなく同じ風景でも全く違った内側の構造を宿している。
人の動きはどこも同じ。
だが同じ動きでも全く違った言 ....
Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:

音のしない目覚まし時計に
文字の世界の住人は驚いている
何より
その存在を確認できなかった
人生の目的、主 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
六月の埋葬もっぷ5+14/6/27 3:39
お友達でいましょうユッカ3*14/6/27 1:23
航路ノボル014/6/27 1:19
濡れることも出来ない夏なんてホロウ・シカ...5*14/6/27 0:43
熱風の街Lucy20*14/6/27 0:41
shiverモリー414/6/27 0:37
二人の容子佐白光014/6/27 0:18
私信加藤414/6/26 23:54
さよなら またね文字綴り屋 ...2*14/6/26 23:03
桜の木の下でクローバー1*14/6/26 22:15
小さな丘の小さな家でしんおん、2*14/6/26 22:10
化題あおば7+*14/6/26 21:54
30歳itukam...3*14/6/26 21:51
水族館に釣り針を垂らす北大路京介4*14/6/26 20:18
動かない車の税を納めにいく7*14/6/26 20:18
愛してると言いたくなる女と夕方まで寝ている114/6/26 20:17
蛍の歌藤原絵理子9*14/6/26 18:37
Wカップ総括花形新次214/6/26 18:16
主題あおば3*14/6/26 17:36
花形的エロの心髄アラガイs0*14/6/26 17:12
喪失ー友へーイナエ14*14/6/26 17:10
プラスチックやガラスの破片馬野ミキ614/6/26 16:36
ピクルスアラガイs3*14/6/26 15:32
税金泥棒、ですか?眠り羊2+14/6/26 13:38
ある竜門勇気114/6/26 11:39
なみだたまのす2*14/6/26 11:18
ひと日は過ぐ生田 稔114/6/26 10:54
素顔を人にyamada...3+*14/6/26 10:18
人へ葉leaf1+14/6/26 6:39
空メールのやりとりクローバー4*14/6/25 23:50

Home 戻る 最新へ 次へ
1894 1895 1896 1897 1898 1899 1900 1901 1902 1903 1904 1905 1906 1907 1908 1909 1910 1911 1912 1913 1914 1915 1916 1917 1918 1919 1920 1921 1922 1923 1924 1925 1926 1927 1928 1929 1930 1931 1932 1933 1934 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.4sec.