君が


いなくなった夢をみた

突然消えた夢をみた

私の世界照らす
光が差さなくなっていく

さよなら、を

言う暇も

分かち合った言葉さえ

消すことができない ....
  .
 いきた
  きたい
   たいき
  .
  きたい
   たいき
    いきた
  .
   たいき
    いきた
     きたい
  .
    いきたい ....
燃えている男の髪を写した
だけの
人々

彼らにまったく罪はない
だって
火は人なんかではない
人なんかではないのだから

赤い現象の中心をいったい誰が見るだろう
それは今
まさ ....
グラス一杯の水
どうぞと
冷えたきれいな水
差し出された
透き通る水飲み干し
再び配達へ
照りつける太陽の
止んだ風の街
ありがとう
飛び出した七月
自分に酔ってはいけない
あのころ
きみに酔っているだけで
ことばが出てきたのだ
あるいは酒に
たぶん
ほんとうはどこかにあって
しまったままの
ぼくのことばは
どこへいったのだ
あ ....
あなたは笑顔で泣いている
薄雲を通過した日差しの下
歩行グリーンベルトの上
うつむいて去ってゆく

私は笑顔で泣いている
笑顔で泣いているあなたを見て
かすかに揺れる半夏生の葉を見て ....
空に雲が一つあった その雲は僕らの頭上に
漂いながら大きくなり 数を増やし
空を黒く染め 自分達を雨に変えて
草木や地面 そして僕達を潤わせる
雨が止んだ頃には雲が一つもなくて
数日後にはま ....
牛が草を食む音が 聞こえてくる
静かな午後の平和に 仔牛は乳房に寄り添う
サンエチエンヌの草原で 見渡している
あの日 旅する雲は東へ アルプスを越えて


熱に浮かされたような 隊列 ....
まぶたを持ち上げる小人が
正しいものを見せてくれる
簡単に解けてしまう
神様たちの話のように
言葉の多いカラスを信じてしまう迂闊さ
アポロンは
自分がコロニスに矢を放ったというのに
まる ....
必要なことばかりが
もてはやされて

気がつけば
必要なことだらけ、の
世のなかになった

あそびのない遊びが
その象徴

幹も根もない言の葉が
その象徴

明るく軽 ....
第二十三号の地球が
悲しみの瞳を見せている

太陽の中の蒼だけが
灼けつくように孤塔をふちどる

啓示を失った永遠の
――それは羽搏きか痙攣か

見者たちは黒い手帳に
 ....
取って付けたような季語と寝ている 生きているだけの水を飲む テレビでも見ててと料理しなれてない手 あなたには、恋人がいますか。
掛け替えのない、人ですか。
賭け甲斐のない、人ではありませんか。
一緒にいたいと、思いますか。
ずっと、一緒にいたいと思いますか。
ずっとというのは、いつまでで ....
木下恵介監督
高峰秀子主演って訳じゃない

味方選手にチョーパン喰らわせて
1次リーグ敗退が決まったので
いつまでもブラジルくんだりに
いたってしょうがないから
ただ家に帰るだけ

 ....
緑の森の伏魔殿

蒸す青い夕方

ひとのざわめき

2時間ばかりいるうちに

昭和のニュース

闇のなかの光

黒い森の伏魔殿


審判は未来にあるのではない

今に ....
小学校の避難訓練があった
地震を想定し保護者が迎えに行くというものだ
俺はすこしだけ飲んでいたが口臭がしないように歯磨きをつとめた
それからスーツに着替えた
ネクタイをしようとしてやめた やり ....
一番早くに鍵を手に入れたのはハオルシア、君だったね
薄暗い石像の並ぶ地下室に
大人たちが隠した小さ過ぎる穴
逆さまの天井に光るひとつ星
巡礼者だけが知っている秘密
(打ち明ける、打ち明け ....
トリグラフ、とかそんなカタカナ語

あるいはポストモダンを越える

ドゥルーズ的現象

全ては「差異」であり、だからーーー

「差異化」という現象は地球を覆う

でも、僕はふいにフ ....
結ぶ手の影がこだまする
無数の鉄路の冬を越え
灰がこぼす粉の首
白へ白へ 消えてゆく日


花があふれ
段をのぼり
影と話し
蒼を残し


水が水を伝え
音は ....
公園の散歩道で
不意に
蝉の合唱に包まれる

ぼんやり
考えていて
身体にバリアーができて
今まで蝉たちの声を遮っていたのか

木々を見上げる
どの枝で鳴いているのか
蝉は見つか ....
半年間
使ってきたダブルネームを
本日
解約いたしました

なんつか
どうにもならなかったんですよ
分裂して
そのまま
どうにかなっちゃいそうだったんで

犯罪者にならなくてよ ....
一人好きの独り嫌いさん

誰かに依存しそうな危うさを
心にこっそり抱えているから
一人を選んでいるのかもしれないね

誰かと一緒にいても決して満たされない
むしろ淋しさを感じる時もある
 ....
生まれる

脳みそのどこか隅の方
誰も知らない場所が刹那光った
パチっと音をたてて
吐き出された最初の光は
暗く細い神経の道を
弱々しく進みはじめた
シナプスで一休みしたら
新しいニ ....
蒔いた種は とっくに薹が立っていた
奇妙な敵との戦いに 明け暮れている間に
そんなに夢中になっていたのか


無限軌道の 乾いた吼え声が 引き裂く
勝利が与えた 美酒の入った 革袋だっ ....
{ルビ日日=にちにち}を雑巾雨に打たれてる
一茎だけの蘭の花
百合より白い貌うつむけて
お前も夢に見ているか
さふらんのあの黄いろ

淡むらさきのさふらんは
遠く乾いた国に咲く
雨に溺 ....
我が家の車庫の上で
つばめが巣をつくり
毎日でかける家族を
みおろしている

母親なのか
父親なのか
わからないけどどっかりと
すわってみおろしている

みおろされながら
なにか ....
不安をこころにおしこめて

今はただ ちいさいつぼみ

いつか意外な色をした

きれいな花をさかせたい
霧の中をむささびが通る
生まれながらにして影を忘れたあわれなぼくらに
あの怪獣はずっとずっと語りかけている

蟻の列を避けて歩くように
ぴかぴかと大きい目は下を見続けている
城壁跡に腰掛け ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
失恋の夢無花果414/7/2 6:49
Giton1*14/7/2 5:09
がらくたマチネ314/7/2 4:24
天地無用1*14/7/2 2:26
再会nm6314/7/2 0:48
笑顔で泣いているichiro...13*14/7/1 23:44
リィ1*14/7/1 23:27
Atom Heart Mother藤原絵理子7*14/7/1 23:16
やさしいちえのわクローバー2*14/7/1 23:05
必要なうた千波 一也414/7/1 22:27
黒い手帳塔野夏子7*14/7/1 21:26
取って付けたような季語と寝ている北大路京介114/7/1 21:04
生きているだけの水を飲む314/7/1 21:04
テレビでも見ててと料理しなれてない手614/7/1 21:03
いとしいわかんDAICHI814/7/1 20:24
ポール・ンガベ「故郷カメルーンに帰る」花形新次114/7/1 20:04
緑の森の伏魔殿吉岡ペペロ314/7/1 19:16
避難訓練馬野ミキ614/7/1 18:42
ハオルシア オブ ツーサ衣 ミコ414/7/1 13:41
ディオと承太郎yamada...114/7/1 12:55
水辺 さまよい Ⅲ木立 悟3+14/7/1 10:24
気づく殿岡秀秋514/7/1 9:51
ダブルネームuminek...8*14/7/1 7:15
ひとり と わたしくらりねっと014/7/1 5:28
生まれるitukam...1*14/7/1 0:14
タルカス藤原絵理子3*14/6/30 23:00
黴雨salco1114/6/30 22:51
上空の親朧月114/6/30 22:45
きれいなものにこあらいぬ014/6/30 21:55
怪獣について知っていることカマキリ114/6/30 21:44

Home 戻る 最新へ 次へ
1890 1891 1892 1893 1894 1895 1896 1897 1898 1899 1900 1901 1902 1903 1904 1905 1906 1907 1908 1909 1910 1911 1912 1913 1914 1915 1916 1917 1918 1919 1920 1921 1922 1923 1924 1925 1926 1927 1928 1929 1930 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.15sec.