例えば、風の向こう

丘の向こうに

何かがあると考えてみる



幸福というのはいつも

何かの向こう側にあって そして

不幸はいつもこちらがわにある


 ....
頭のわるい男がいる
それはあいつ
あいつの頭はわる過ぎる
頭わるいまま突き進む
頭わるい自覚がないのがこまる
自分じゃいいとさえ思っているのが
ホントに困る

頭わるい男が突っ走る
 ....
相手にしない
挑発にのらない
同じ土俵に
のぼらない
というやり方で
勝とうとしている
恋とは
とびきりの恋愛詩を
異性同性親子兄弟姉妹親友友人同僚知人 人間愛とは

第一章として
男女の恋愛詩を
恋とは 何だろうと自身を振り返る 紫色の羽根から桃色に変わる粉が瞬く
そんな ....
もう放っておいて
分かってるから

何度も同じことを
言わないで

全部、分かってるから

そんなに心配しないでよ
大丈夫だから

期待とかそんなもので
突っつくのはやめてよ
 ....
独身中
    家と家の間の狭い庭に居着いたアマガエル一匹
    今年も紫陽花の葉に上にあらわれた 

眼 さましたか
やせたな

ひとりか
女房はどうした
子ども ....
潮風と鉄錆びの匂いがする
寂しい港町に住みたい
そんな街に住む人達は
どこか遠い町から流れ着いたから
いつも風が體を吹き抜けていく
頑丈な靴を履いて
身構えながら
何時でも何處へでも
 ....
人気の途絶えた
辻に囁きあう
街灯たちの
仄かな息づかい
肩先を打つ雨が
爪先を破り
歩道の茂みから
小さな獣が
一条の光をひき
横切っていく
花弁の中で
たたずむ老人が
笑み ....
物悲しいかたまりが
からだの奥をふくらませている




水がどこまでも
水であるのは悲しい

言葉の色が
明るく消えてゆくのは悲しい

むらさきだけが
 ....
私は負けるのが嫌い
スポーツは好きだけど
負けるのが嫌い
だけど必ず順列がくる
おはよ
君すごいね
疲れない?

順列は
いつも無言だ
彼が指さす
その場所には
いくつもの数字 ....
うっすらと雨の音

心の殻を指先で

とつとつと叩くような

なにか楽しいことないかなと

マーチがとつとつと

一日雨が降って

夜にやむ

空気を吐き出したくて

 ....
華々しい未来があるなんて
錯覚だって
子どものうちから
きちんと教えないから
おぼちゃんや
ネット詩人みたいなのが
増えるんじゃないの
いいかしら?
大体45過ぎるとね
焼鳥食って酔 ....
与えられた絵具の
いちばん暗い所を指さして
言われたことが
愛でした

あんなにためらいなく混ざりあったから
すっかり忘れていたけれど
紫は
海と血で出来ている

ずい分時間が ....
あの坂は
登りきるとすぐに
すこしだけくだりになる

なんど嘘をついたろう
あの天辺で
幸福など
真実と同じように
絵空事だとおもっていた
弱音吐いて
同情買って
荷物放って
飛び出した

こっそりと
君の街へと
内緒の旅に

心は迷いながらも
まっすぐに君のもとへ

すべて隠して
微笑んだ私に
綺麗になったね ....
何にもなれなかった祈りの
ひそかに断たれた命を
むくり、むくり、
むくりと、集め、
ゴミの山から立ち上がる
黙って夜空を見つめてる
大きな生きもの


 雨をはこんできた雲の、
  ....
小さくロックをかけながら
シルバのフィットで街を行く
佐鳴湖の北
ピンクを巻き上げ
黒いタイヤで
地面を踏んで

見上げる巨大な白いブロック
墓石にも似た無垢な病院
黄色と青の駐車場 ....
ストレートは100マイル
スライダーですら
90マイルを超える
ダルビッシュもマーくんも
足下にも及ばない剛腕だが
ピンチになるとマウンド上で
人目も憚らず号泣するのが
最大のウイークポ ....
風はその指先
山の緑を掻き分け
光の欠片のよう
白蛾の群れ舞い散って

橋から覗き込む
水音は涼しげに響き
燕が足下をくぐり抜ける
遠く切り取られた海が

傾いだ陽射しを溶かして
 ....
此処に、
わたしの知る此処に
わたしの知らぬ草花が
現れはじめる

根を下ろし得る
類の全てをおさえていたのに
思いもよらず新種と出会う

何とうかつな庭であろうか
わ ....
生きるたたずまい
気配だけではない
所作もふくめたその人の
生活感の座り具合とでもよぼうか

こころにはかたちがない
言い換えれば生きるエネルギーが
そのまま立ち居振る舞いとなって
表 ....
  {引用=あまりにしげく 星ながれたり(賢治)}
  .
あなたも見つめているでしょうか2杯の碧い液体に浮いた2つの顔
あの誇らかな藍光タワーの上のほうに行ってみたいきもちはあるけれど
模型 ....
869回めのキスを一本足で迎える 夢を語るまばたきの数を数えている 浮き輪ふくらませ海に行かないでいる 顔にある大きな穴を覗き込み背後の景色の美しさを観てうっとりとして
穴の背後に回ると 穴の前に立つ自分が見えて疑心暗鬼を生じていた
陽の光を遮光カーテンで遮ると部屋は蛍光灯の光に照らされてどこかぼん ....
背後には柱が欲しい
何だか安心できるから

椅子か座れる何かが欲しい
そこで安心出来るから

甘えと不安の欲望の蔓を
伸ばして巻き付け依存する


寄りかかるものが無いと
 ....
君と出会ってから迎える冬は初めてだ

僕の無意味な君への想いの残滓と
僕の目に焼き付いた君の残像が
見えない粒子になって僕に纏わりつく

僕の肺から出た溜め息の水蒸気に
煌めくそ ....
むかしよく不安になってた
ささいなこと
教室のまんなかで
ノートになみだをこぼしたこと
真夜中のベッドで
胸がどきどきしたこと

冴えた冬の朝の空気
放課後の図書館
橋の上の ....
生きてるだけで
つらいけど

死にゆくことは
恐ろしい

  ☆

失う統合
隠れた陰謀

夢見がちな
背後霊

  ☆

苦しみ楽しむ
マゾヒズム

死 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
スニーカーyamada...1*14/7/4 16:57
頭わるい男Lucy16+*14/7/4 15:26
負け嫌い8*14/7/4 15:07
第一章として 恋朝焼彩茜色13*14/7/4 12:49
かたつむりchihar...5*14/7/4 10:07
アマガエルー独身中イナエ10+*14/7/4 9:07
葉書 バンダライまんぼう24*14/7/4 7:12
天地無用214/7/4 3:56
ノート(物悲しいかたまりが)[group]木立 悟714/7/4 2:35
私は負けるのが嫌い倉橋ゆい614/7/4 2:03
雨と鼻唄マーチ灰泥軽茶714/7/4 1:41
No future for you花形新次2+14/7/4 0:48
はるな714/7/4 0:22
えそらごと114/7/4 0:13
逃避行森川美咲2*14/7/3 23:26
雨季の出来事はしごだか014/7/3 23:02
桜の散った街を行くクローバー0*14/7/3 22:59
剛球県議花形新次114/7/3 22:56
夏らしき日よただのみきや15*14/7/3 22:51
うかつな庭千波 一也314/7/3 22:29
風景梅昆布茶1114/7/3 22:07
扉の前のエロスに捧げるソネットⅡGiton014/7/3 21:48
869回めのキスを一本足で迎える北大路京介5*14/7/3 21:24
夢を語るまばたきの数を数えている314/7/3 21:24
浮き輪ふくらませ海に行かないでいる414/7/3 21:24
転倒いぬぐす1*14/7/3 20:25
凍月4*14/7/3 20:21
白い幻影1*14/7/3 20:19
あしたのこと314/7/3 20:06
救いの道シホ.N114/7/3 17:17

Home 戻る 最新へ 次へ
1888 1889 1890 1891 1892 1893 1894 1895 1896 1897 1898 1899 1900 1901 1902 1903 1904 1905 1906 1907 1908 1909 1910 1911 1912 1913 1914 1915 1916 1917 1918 1919 1920 1921 1922 1923 1924 1925 1926 1927 1928 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.47sec.