精神は境界に達する時、全ては粉々に、あらゆる事象が無
になってゆく。間違いだけが瑞々しく犯され、あらぬ嘘と
信じがたい嘆き、あなたにだけは苦労をかけぬ、と在りし
日の祈りはこ ....
おまえの好む女
つやつやの肌が綺麗なブス
潰れた鼻の

ふちどる茶色い眉毛
ほうぼうに散る一つに結った
髪の毛
一重まぶた
小さな黒目がぶつりと光る
歯のきいろい
どうしようもな ....
空を飛ぶ夢。
空を飛ぶ夢。
空を飛ぶ夢。
最近よく見る。


海に潜る夢。
海に潜る夢。
海に潜る夢。
最近よく見る。


その輪郭と微笑み。
その輪郭と微笑み。 ....
それにしても
不覚ではないのか
何か
流氷に
頭をぶつけでもしたのか
凍りついたままで
千年も気絶していたとは
僕も長い人生で何度か
頭をぶつけては
気を失いそうになったけれど
ま ....
世の中うたが多すぎて
とても選ぶことなんてできない
本当に歌いたいうたたったひとつ

世の中うたが多すぎて
いつか忘れてしまった
本当に歌いたいうたたったひとつ


むかしむかし、だ ....
【水だ】

空が、しだいにコーラルブルーに
かすむ

骨だけになって、鯨は
今日も尾頭付き

水族館の いっかいから 
          二階にかけて
       ....
花を照らす灯が消えて
風がひとしきり吹いたあと
花は土を
濡らすように照らし出す


幾何学の家
同心円の小さな灯り
地の風が雷雲を追い
やがて窓は静かになり
 ....
1番線、ドアが閉まります。ご注意ください。
5番線、電車が参ります。 ご準備ください。
14番線、窓が開きます。ご用意ください。
23番線、天井が倒れます。ご安心ください。
7番線、特急が通過 ....
小籠りくすぐりあっているのが
お仕事に影響するのは、はた迷惑ですね

「嫁の躾しろよ」という話になる



小籠りくすぐりあっているのが
生活を後ろ楯るのはいいですね

仕事は進む ....
行く先はここだ
男が寄越す手紙は
宛名が無い

遠き地への旅路
ある犬がアルペジオを踏んで海の記憶のなかで眠る

鉄面皮から温かい血が飛び上がり赤く染まった両手を見る

小さな白痴のように路地裏で踊る

手から砂がこぼれ落ちる時を見ている

祈りと ....
庭にゆりの花を植えると病人が絶えない
そう教えてくれたのはあなただった。

家長がほいほい死んでしまうから、とも言ってた。
そして笑いながら、赤黒い球根を掘り返した。

秘密を知られている ....
いつか空が墜ちる時
地球が融けたようなこの地上で
僕は誰に祈るのだろう

空が迫り来る
黒い黒い裂け目が増える
不自然な黒がウイルスか何かのように巣喰う

空は海の青を映してい ....
こまにたこ
ほうきはとしの
うつりにて
きもしおやぢほ
もいぢりするな
ひと息ごとにこぼれるのをあつめて結いあげたのが
いまあなたの胸にひかっている涙です

気がつかなかった
愛がどれほどのものか
おわってみてようやく眺めることができた

一連を終えて
 ....
あみだくじにして遊ぶ
選択肢の魔術で
手に入れたものは喜びだったのか
悲しみだったのか
そのままの言葉で生きていければいいよ
差し出した手を受けとるだけで
はずれだったりあたったり
過ぎ ....
絶対に汚れない脂がありますか?昨日わたしは夢を洗いました。重なる木箱と転校生の匂い。わたしはつねにわたしではありません。(過去ではそうだった)血のにおいに負けました、そのボールは満たされているんだ .... 握手会に誰も来ない 生卵ぐちゃぐちゃにして生きろ生きろカレーライス 体温計がなく温度計を脇にはさんでいる闇 むもくてきな独り言
ついに剥奪された虹
爪にかりかり 梅干
関与 火の鳥 カン

かまざりし 草々庫
ライオン折り紙 河
身持ち崩すちりとり
月 落としても 朝
私の重みで、凹んでいる
タイヤの椅子のブランコが
ぎっしり…ぎしり…と{ルビ軋=きし}んで、ゆれる

軋んで、ゆれていくほどに
ぷらたなすの樹は、詩いだす
ざわつく若葉も、踊りだす

 ....
頭体、重たく 何かがのしかかる

電気が消える

液晶の白さと楽器や声の重なりが
暗闇を割いて
体と頭を中から包む


だれか泣いてる人がいるように
だれかが居るようにだれか ....
冷たい海の中を、
ふわふわと漂うクラゲの
その美しさに魅かれる

誰にでも愛される
そんな存在でも無く、
ただ、
生きる為の術ではあっても

そのふわふわとした
透明で自由な浮遊感 ....
てっきり
魔法の越中ふんどしで
飛んで行ったと思っていた
おじいちゃん
実は猛烈な強さの台風に向かって
「わしはわしの家族を
お前から守ってみせる!」
と叫びながら突っ込んで行ったのを
 ....
量販店でメモリカードを買ったついでに
あれこれ眺めていると
昔、夜店でよく見た透明な電球が
仰々しく棚に陣取って光っていた

こんなもんが、今頃なんで?
棚の売り文句を見ると
これが、省 ....
君はこういうの苦手?
俺はそんなのあきらめていないからどうでもいいし怒れる
君は「できない子」君は「この世で一番できない子」
自分の名前もいえない子
明日どんぐりではがきに
ぐるぐる文字みた ....
星の残像をまぶたで凝視する無力すぎて聞こえない鮮明な色
古ぼけた皮膚のままスキなだけ歌を歌って夜が沈む
昨日の終わりのこないままで
指のすきから産まれおちる五線譜
もっとふかく溺れたいのもっと ....
極めて具体的な意味で関係ないから軽く死ぬ
「わたしは今日もずっとこれからもしあわせでした、です」
いつまでも泡の数を数えて
地平線は線ではない真っ白だからそれはたぶん光だ
沈んで生まれなかった ....
あなたの手にする
てるみーという不思議な棒は
香の煙をもくもく漂わせ
熱を地肌に{ルビ擦=こす}りつつ
体の痛みを和らげます

私の妻が
顔をしかめた腰痛も
止まらなかった咳さえも
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
酒場の狂人青土よし214/7/9 16:37
マリヤ、ヴィナス、あるいは蛙0*14/7/9 16:07
空を飛び、海に潜り、夢に耽る。komase...014/7/9 14:22
葉書 鯨まんぼう2314/7/9 12:49
歌いたいうたはしごだか114/7/9 12:35
【水】引き潮[group]るるりら22*14/7/9 8:22
ひとつ 降夜木立 悟614/7/9 7:26
1番線、ドアが閉まります。ご注意ください。アンドリュー...2914/7/9 3:51
みはるかす鵜飼千代子12*14/7/9 3:21
レター水素1*14/7/9 0:45
書かれたものnia414/7/9 0:06
ゆりの花、いちじくの実犬大好き6*14/7/8 23:36
柔らかい杞憂凍月2*14/7/8 23:36
かはやなぎGiton0*14/7/8 23:16
窓べはるな714/7/8 22:50
昭和ノートクローバー1*14/7/8 22:21
プラグはるな614/7/8 22:17
握手会に誰も来ない北大路京介014/7/8 22:00
生卵ぐちゃぐちゃにして生きろ生きろカレーライス214/7/8 22:00
体温計がなく温度計を脇にはさんでいる闇314/7/8 22:00
ひるまない わ砂木6*14/7/8 21:57
ぷらたなすの樹  服部 剛514/7/8 21:24
暗さのひび割れうさぎのシナ...214/7/8 21:15
ふわふわ猫の耳114/7/8 20:48
台風になったおじいちゃん花形新次214/7/8 20:48
電球山部 佳114/7/8 20:47
青いポストに空腹が詰まってるから無理矢理押し込んでモリマサ公314/7/8 20:47
我々はやさしー414/7/8 20:45
今日はいっぱい泣いちゃったな314/7/8 20:44
不思議な棒服部 剛414/7/8 20:34

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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