幻想(ゆめ)ばかり追いかける君は
君の周りではしゃぎ回るカゲロウを用意周到な網で捕まえては
荒れ狂う波の中へと沈めるけれど
あからさまに眩しすぎる人工の灯りが君の心に暗い陰を残し
やがて、絶望 ....
もう平静なキモチでいられると思ったのに
いつの間にか涙で頬が濡れてしまった
何だか目頭が熱くてどうしようもなくなってしまったんだ
ただ君が他の女のコとキスしたってボクには関係ないコトなのに
コ ....
君を想いむせび哭く夜は
虚しさばかりが募ってゆく
どんなに幻(ゆめ)を重ねても
君の肌の感触すら思い出せない
柔らかな波が虚構を包み込み
私の精神を浚ってゆこうとしても
白い闇が私を責め立 ....
春の日和のうっすら青
微笑むかのよう靄がかり
やはらかふかい無言のなか
自ら孕むもの差し出す如く

今日の私の呆れられ
いつもの我意を忘れ去り
気付けば青緑の瀞に佇み
響き来る言葉ひた ....
静まり返った部屋に
ビデオテープが転がっている
ラベルにはターミネーター
繰り返し観ていたのか
戻れるなら
戻ってきてよ
B級映画のエンドロールを見た時の
ため息
もうすぐ業者がやって ....
曇る空を見上げれば、少し小降りになったようだ。
突然、雷雨に急かされるように外へ飛び出した。
全身の筋肉という筋肉
骨格という間接の隙間から湧き上がる汗だ。
あたまの先からつま先まで
  ....
春の街で
花を数えた。

花の海で
波と遊んだ。

波の原で
風を感じた。


19番目の風は北東
23番目の風は南西
強すぎる
弱すぎる

迷う間に
お誂え向きの
 ....
やけのはらたたきわるびじょんこれはただのふごうなのか

うみはなみだ


初出
日本web詩人会
○「発展」
経済発展から人間性の発展への大転換を

○「悩み」
人間は悩む動物である
そしてその中味こそ重要である

○「リーダー」
国家はリーダーから腐敗していく

○「今のとこ ....
一音ずつ弾くあなたと
一語ずつ書くわたし
電球が一つ
果てみたいな夜

肩が触れる
燃え尽きたみたいに
落ちる
横浜市営地下鉄で
思い切り
マイ・ウェイを
歌ったら
動画に撮られて
拡散された

その動画がこちら
https://youtu.be/m50UsbNqXSM?si=rqz4oBn0Q ....
目覚めたばかりの女王は
お腹が空いてふらふらで
とっても孤独なのだけれど
休んでいる暇はない

誰の手も借りず
せっせと巣を作る
部屋数は十あまり
最初はそれでいい

時は春 咲き ....
意識の内に
波頭の次々と立ち
自らの音響木霊させ
思考を形創っていく

在らんとして或るもの
この世に在るもの達、
在らしめて居る原音響 、

わたしの意識の根底にも潜むを

わ ....
葉先が触れる人を傷つけた
沈黙は重く
伏し目がちのまつ毛に
影が落ちる
言い訳をしたくなるのを
ぐっと堪える
発すればまた言を超えて葉が
鋭利に振る舞う
許しを乞おうとする唇が歪む
クモの糸にくるまれて考えた
何をするのにも、お金がいるんだなあって
あったくて、微睡んで
暑くて、起きて、苦しんで

まだまだ死ぬまでに時間がかかるなあって
苦しいなあ
もう動くこともで ....
街を
どうして
忘れたんだろう

崩れるほど抱いた
うるさい春のかわいい匂い

どうして愛を
君に見たんだろう

忘れるほど抱いたのに
ひとつも
どうして
忘れないん ....
だんだん君が遠くなってゆく
華やかな世界で朗らかな笑顔を見せる君の姿が
僕のココロに突き刺さる

あぁ、君は知らないだろう
こんな僕のキモチ

合コンだってなんだって
君はいつでも女の ....
僕のたったひとつの願い事
ねえ、教えてあげようか?
教えて欲しい?

だったら僕をギュッと抱き締めてよ
ココロとココロが繋がって温もりですべてが分かち合えるから

見つめただけじゃ分から ....
歪な恋が終焉を迎え
誰かの瞳からは血で濁った水滴が溢れ堕ちる

あぁ、白い月が微笑みながら沈黙しているよ
哀れな男は両手を広げ天を仰いで
叶わぬ幻想(ゆめ)の切れ端を追いかけている

暗 ....
春をどんなに嫌っても
憂いを製造しながら
春はやってくる
薬局でのど飴を買う
漢方ぽくて効きそうなやつを
「噛まずになめてください」と書かれているのに
気づくとがりがり奥歯で砕いてしまい
 ....
くじらが泳いだ 雲のなか
わたしは そうっと 手を這わせ

ほつれた からだに 火を垂らせ
燃えつく心を 口ずさむ

中途半端な 感性を
握って こさえた 造形の
美しさすら 知らない ....
とにかく鉈ふり回すのやめましょう
わたしはこの動画みるといまだに寒気を
覚えるのです。
https://www.youtube.com/watch?v=OX1FdwLB8hY
サヨクリベラルさ ....
遠くでカラスの鳴く声がしている
そして、そのそばで風も鳴いている
しかし、今、風はおさまっている
気持ちがふさぐとき、風は楚々とやってくる
其処此処の隙間に蛇のような舌を繰り出して舐めていく
 ....
神社からの帰りみち
悲しみをよけて歩いた
鳥居は周りの乾いた葉っぱと同じ色をしていた
私は誰もいないのを見計らって
それでも静かにニック・ドレイクの歌を囁いた

私を見上げる目は暗かった
 ....
 
 春、

 桜のつぼみがふくらみ出すと、

 終わるものと、

 始まるもの、

 かすみの中にまじわり溶けて、

 わたしは、

 生まれたての子猫のような気持ちになる ....
礫塊に埋もれて漆黒の眠り、だけど極彩色の夢を見てた、かろうじて確保された呼吸、無自覚な日々よりもずっと尊いものを教えてくれた、百鬼夜行は毎晩決まった時間に、ままならぬ俺の鼻先をかすめるように…なんでも .... 私が思考する時、
鈴蘭の花 凛として
脳髄に咲き乱れ、
リンリンリンリン
音響かせ木霊させ

これはもう 、

この世のものではない 

けれど、

意識の内的言語 
波動す ....
息を飲んで見つめているけど
なかなか進まない
はっきりしない黒い模様をつけた蛹から
ゆっくりゆっくり出てくる

鮮やかな黄色の甲は
蛹から出てくるにつれ
色を濃くしてゆく
でもまだまだ ....
狂ってしまえれば
良いのだけれど
狂うのも才能なので
なかなかそうはいかない
だからと言って
正常でいられるほど
強い精神の持主でもないので
仕方なく酒を飲むことになる
肝臓にダメージ ....
埃っぽい風のにおい
霞むスカイブルー
淡い間
遠ざかる背中を
見送りながら鼻をすする
いつかまたなんて
やって来そうにない
さようならを裏返すと
ありがとうが顔を出した
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
幻影の城栗栖真理亜125/3/27 21:44
これが、ボクの本当のキモチ。025/3/27 21:33
鎮恨歌1*25/3/27 21:27
春休みの日にひだかたけし425/3/27 20:04
遺された部屋のエンドロール1125/3/27 18:48
セバスチャン.コーはどこいった洗貝新11*25/3/27 15:21
風待ちリつ4*25/3/27 12:59
無題wc6*25/3/27 10:51
独り言3.27zenyam...3*25/3/27 9:49
holovymizuno...325/3/27 0:40
拡散花形新次225/3/26 22:47
アシナガバチ(百蟲譜52)[group]佐々宝砂325/3/26 20:25
詩想、ヴァークひだかたけし5*25/3/26 19:19
葉先の罪8*25/3/26 18:49
わたし、獲物印あかり425/3/26 18:23
どうしてはるな425/3/26 17:29
炎のジレンマ栗栖真理亜125/3/26 16:25
君の体温025/3/26 16:21
狂人のための鎮魂歌1*25/3/26 16:16
わん みにっつそらの珊瑚12*25/3/26 12:01
くじらの雲を泳ぐまでみぎめ ひだ...425/3/26 10:45
ペーパーライフ室町 礼3*25/3/26 9:01
山人6*25/3/26 6:47
帰りみち由比良 倖7*25/3/25 22:55
ピクニックおやすみ125/3/25 22:18
あまりにも込み入ってだけど在りようとしては単純ホロウ・シカ...1*25/3/25 22:14
詩想、思考と精神ひだかたけし4*25/3/25 21:47
ナナホシテントウ(百蟲譜51)[group]佐々宝砂5*25/3/25 21:23
死ぬまで酒を飲む花形新次1+25/3/25 19:15
三月の終わりに425/3/25 18:46

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