貴方のためなら死んでも良いわ。
とハリウッド女優が言っている映画を見ました
不意に思ったのは
私は貴方を死なせるほどの
影響力があるかという疑問でした
映画館をでてから考えま ....
削られる睡眠と、持ち時間を思い
眠気覚ましを携えながら
早稲田通りを西へと向かう。
窓全開の車両に響く特撮物のテーマと
ハンドルを握る女は
「地球の代わりに、守るものが多 ....
午前四時だろうと暑いし暗がりだけど空は晴れていてだけど脳味噌の中じゃ狂気の入物がいまにもあふれそうで振動を与えないようにと必死で対策を講じている、暗闇の中ディスプレイに目を凝ら ....
波打ち際
ビー玉大 小ジャリ拾う
口にふくむ
「私 見張り番をしたのよ」
「何の? なぜ?」
「砂泥棒の・・・コロッケを買うお金欲しかったの」
....
神社で一人叫んだ
神様の声は帰ってこない
仏閣で一人泣いた
仏陀は生き返らない
どうして
会えない人がいるの
どうして会えないのは辛いの
つぎさえあれば
会えないは消え得るのに ....
美味しいヌードルをフォークで食べよう
君は好きだったけど、僕は嫌いだった。
一口食べればまだ見ぬ美味さ?
僕に伝わるか、君の見た味
スピルバーグは
悪いドイツ人に頼り過ぎだ
下手すりゃ宇宙人よりも
悪い役で登場する
良くて悪い宇宙人と結託して
地球を征服する役だ
最後には
トム・ハンクスかトム・クルーズに殺られるか
....
きっと私
あなたに会うために生まれて来たのって
この前言ったけれど
あれ嘘なのよ、嘘のうそのウソ
この前一緒に月を見て
水を歩いたでしょう?
その時はっきり思ったの
あなたの ....
鉄線の咲く道
麦藁帽子のむこうで
蝉が鳴いてるから
私は木陰でコクト一を読む
子供達の笑い声と
恐るぺき子供達の笑い声
私の休日に
夏と冬が過ぎていく
Wカップも
ドイツ対アルゼンチンという
どーでもいい中のどーでもいい
決勝になったし
台風はあっという間にどっかいっちゃうし
シャブ中はそんなに重要な人じゃないし
そろそろ話題をおぼちゃん ....
僕の想いは鏡の一部
鏡の破片
粉々に散った僕の一部
部屋中を埋め尽くす鏡には
紛れもない僕がいる
鏡の地平線の中に
変幻自在の世界が広がる
だから
けれど
鏡は
....
私の行方はキノコが知っている
キノコは如実に成長を遂げる
網膜と網膜の絡み合う間
私は見えない目で何を見るだろう
手指の感覚が痺れを切らして
全てを諦めて
空(から)笑いを始めた
....
血だらけにしたダンボールの聖衣が甦らない
タナトス妊ってプスプス燃えるコスモ
非自力発光天体を集めて翼の折れたペガサス
ふと
魚
解体された身体
部分 部分
で
パックされた
魚
の
肉片
海
の
中
粉々でばらばら
目が開いたまま
睡眠
スイミング
尾びれ
背びれ
ちりじり ....
これだけ情報が溢れる世の中
私は無意識のうちに検索し
人の噂や点数を気にして
なるべく良いところを選ぼうと苦心する
しかしそれが
私の物事に対する眼差しや
何か危険 ....
少女は欲しかった
壊れるものしか知らなかったから
ただ
壊れないものが欲しかった
父から貰ったテディベアは
引き取り手の叔父に引き裂かれた
父は車にはねられて
人形のように手 ....
森のむこうの白い水
近づいても すぎても
動かない水
空を映した飾りにも
動かぬ光の視線があり
さらに遠い白を見つめる
輪の内に火の内に贖いは降り
繁 ....
指と指のあいだのすべてに
見えない小さな輪がからみつき
食べても食べても消えてくれない
顔の横に 風を吹き出す鏡が居て
常に斜めを向いているので
首から上が映ることが ....
凪ぐ頃に
思い起こせる名前はすべて
水をはらんで柔らかく呼べるから
私そのものが優しいのかと
間違えてしまう
凪ぐ頃に
思い起こせる約束ごとは
そのときが期限
解き放たれる
....
ただ唸り続けるケダモノには
地球の匂いが十分に染み込んでいる
生まれた瞬間に浴びた呪文のせいで
魔法がとけない
言葉がくたばるくらいの
鮮明な魂
98階のマンションから ....
あの人は上から目線で
人を評価してくるからいや
己の傲慢に気づいてほしいわ
と言っているあなたの
傲慢な自意識
リュックに収まるぐらいなら
俺が背負っても良いんだけどさ
ついでにスイッチも渡してくれたら
チョウジョウとかヒロバでサクっと押してみるけどね
俺の命と引き換えに
1億2千の未来が切り開かれる ....
ただあてもなく走り続け
その先が見えないから絶望する
ただ言われたとおりに勉強を続けて
掴んだものはなんだったのか
打ちつける雨の音も
木々を揺らして
鳴きながら
....
風が、頬を撫でていった
仰いだ空を、雲は流れた
この道を往く
我は旅人
風の想いの吹くままに
ぶわっと窓から風は吹き
カーテンははらり、膨らみ
空気の塊りに
部屋のドアが、開いた
人生のドアを開く
風も
思いがけずに、訪れる
人は人と出会うことによって孤独を作り出していく
人にとって他の人は孤独そのものだ
生まれたとき母親と出会い
人は最初の孤独を作り上げる
育っていくごとに無数の人と出会い
人は無数 ....
〈孤独の光〉
人は多くの孤独を抱えているほど豊かな人間だ。
仕事に就いて人と沢山情報交換していると孤独は消えてしまったかのように思える。
だがそのときいよいよ光を増してくる孤独の数の分だけ人は人 ....
私の名前を呼んでください。
「お嬢さん」や、「お姉さん」、あるいは「バイト」なんかじゃなくて。
私の名前を呼んでください。
父の名や、母の名、あるいは恋人の名前なんかでもなくて。
私の名前 ....
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