夢の中のように
重い スローモーション
息も絶え絶えの
全力疾走
お父さん
飛び立ちたいですか
長すぎる
父の滑走路
封筒の赤い砂は
彼女とは別の旅をしてきた
何ヶ月も前の近況と
たくさんのスタンプと一緒に
私はそれを庭先に埋めたけれど
一部はもう旅立ってしまった
すきなものを語る時
いいことをしている気持ちになるけど
きらいなものを語る時
なぜか後ろめたい
文字だけの世界に
吐き捨てるように語るきらいという感情
それが引き起こす現象がこわく ....
◆儂はロッテ商品は全く買わない。
日本でのロッテ台頭の裏になにがあったのか
ちゃんと把握しよう。
●日本の政治家は9割朝×人だしな。いろいろ、やられちゃってんのよ。
だが残念なことに気 ....
つばめのこはへびにたべられてしまった
もうすぐ
もうすぐとべるねと
にんげんが親鳥が見守る中
すきをねらったへびが
一羽のこらずたべてしまった
巣の中には
むしられた雛の羽が
あち ....
白い机の上が世界の終(つい)となりまして、
茶封筒の破れた端を触りながら月が沈みました。
あと数時間。
壁に貼ったあなたの継ぎ接ぎは接着力の低下で
堕ちていきます。
....
(数字が壊れている)
夏で、いつもより心臓がゆっくりうごいている。
わたしたちは逃げてきた、盗んだものをぜんぶ
忘れるために。おもいのほか空気はおもたくて、
指が濁ってる。天井を塗る途 ....
みていたのは皮膚
あるいは瞳、うなじの汗
でもみえていたのは
世界
あかるい日
部屋のなかで視界をうしなうようなうす甘い幸福
雲ひとつない空のなかに
探したのは影
あの日あなた ....
ゼンマイ切れたまま迷子の深海魚
月見草に蓋をして寝ている
スクラッチ削ったコインじっと見ている
あの水平線の向こう側と
言うけれども
水平線は
向こうには無いのかも知れないと
眠るような
丘からの眺めに
呟いた
遠くで静けさが
音している
丘の上には
段々の
畑の向こう ....
真昼も真夜中も
完璧にすべてとか理解してたわけじゃないけど
なんでもいいから何かになりたい
全部とかじゃなくて
ほんのちょびっとの一部でいい
奥さんの地獄がよくわかっている自分は
もうそろ ....
`..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:........_______,
ポフン……
………………ポフン…
....
捻れ踊れよ怨念の煙
朽ちよ滅びよ千年の嘘
我白き骨を
カタラクタの底に添え
我が黒き心臓を
ゲヘナエに捧ぐ
其は犠牲
地の中枢で融けうねる
鋼鉄の奔流に
落とされ ....
私は歩き出した
そう思えば
止まっている
歩いた
止まった
繰り返す
虚空の螺旋
上へ行くのか
下に行くのか
回転する
呂律が回らない
臚列が回る、消える無くなる
よしてやれと ....
種を蒔いてきたのだと思う
いや、散らしてきたのだと思う
なんの種だかわからないまま
そもそも種だかわからないまま
どうしたって僕は
僕以外の何かにはなれないのだ、と
恵まれ続けてきたの ....
{引用=───何か知らない巨きな鳥が
かすかにごろごろ鳴いてゐる
「旅程幻想」}
.
幸せであることが幸せだろうか
幸せになることが幸せだろうか
不幸である ....
たとえるならば
白のキャンバス
ナイフでは出せない
色もまばらな使い古しの筆
なのに、赤だけが多く滲む油絵具
たとえるならば
夢を追う事さえも
....
にしんのパイって知ってる?
青い屋根の家のおばあちゃんが作ってくれる……
そうそう、それ。
魔女が運送業に従事する世界で、
世にもかわいいバスケットに入れて運ばれてた、
魚の形に膨らんだキツ ....
行き詰まり
どん詰まりの人生は
ネットに書き込んだって
何にも変わりゃしないですよ
無駄な足掻きです
十代の美少女だったら
あるいは死にかけの100歳だったら
出来の良し悪し関係無く
....
本当に欲しい物は、何故か手に入らない。
心から望んでいる事は、大抵実現しない。
けれどそれは、
生きるための大事な縁であり、
雨上がりの虹のように瑞々しい。
しかし同時に私をはね返す、冷 ....
大きな月の日
ベランダの貴方
影が出来て
すぅーっと消えたら
涙が止まらなかった
消えそうな手
繋いで握れなくて
切り刻んでやろうかと
でもあなたが止めたからやめたよ
....
彼女は強い
守りたいものがあるからというより
守るべきものを背負っていると
彼女自身が強く思っているから
それを強がらないで
肩肘張らないでとは言えない
そうしてしまえば彼女の ....
働かないひとがいる
働かないのをいいことに
働くひとが
働いている最中に
集団的自衛権について
ネットに批判的な
書き込みをしている
お前らに
余計な金使うくらいなら
核武装に使うわ ....
drop90%
雨が降るでしょう
外出の際は傘をお忘れなく
雨、雨……ああ雨雨雨雨、雨!
ああ神よなぜこの世に雨をもたらしたか
僕は憎むよ
傘ほど邪魔な物 ....
きょう
水の針
とがった川から 流れてくる声
切りとった格好で 鳥がおぼれてしまうころ
くすんだ雨のにおいにぬれて
ころがった石が どこにも見えなくなる
とおいヤマのように眠ったま ....
怖いものは すべて去っていったよ だから 目をあけて あの キラキラ星を 取ってきてあげる 泣かないで キミのためなら ボクは 飛んでいくよ… どこまでも 地 ....
名前とこのからだを
引き受けたときから
ぼくは舞台の主役になった
科白は自分で決めているようで
多くの出演者に
気配りしながら
作りあげていく
嫌われたくなくて
意見を言わない ....
駅から五分の
アパートは格安だけど
壁の染みが怖いんだ。
真顔であの人がそう言うから
外国のタバコと
ふて腐れた横顔には
似合わないセリフだと思って
笑ってしまった。
....
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