夢に向かって
突っ走るのは
れっきとした賭けごとですが

かけがえのない勝負なのです
一度きりの人生の

大いに得るか、失うか

自分の意志では
選べない結末だとしても
 ....
   待宵の支度を重ねながら粋に古を覗く上向きに
   女の割合の多い その丸い姿に時に 男にも見える

   只の円

   人々に想いを凭れ拝まれ馳せられ 逃げたまま

 ....
月夜の帰り道
青白い横断歩道で 拾った
白い帯にぽつんと 真っ黒い穴
無造作に転がっていた 黒い石

指先が ぽっ と暖かくなったような
無機質な石よりも 柔らかい感触
左折してきた ....
脂の乗った腹は 嫌だけれども
油の乗った 人間には なりたい

油ばかり 売っていては
物事から 脱線して しまうけれども
売る油すら 手元に無いようじゃあ
潤いが 無い 気もするの

 ....
針が刺さったままデカダンスホスピタル 聖書読みながらカルアミルクに桃を絞っている家庭教師と革命に乾杯する間に俺のストラトキャスターは大音量でジェントリー・ウィープス近所迷惑
痴女MakeLove耳から脳みそ垂れてるぜ愚かな青春Dance ....
一瞥して去るシャッター商店街 夢の終わりに
尾ひれが跳ねて
視界の隅の
水面が揺れた

耳奥に流れる
遠い海からの便り
風が叩く戸口を
そっと開くと
千の夜を留めた星が
瞬き瞬き
手招きをしている

 ....
誕生日だね
おめでとう

生まれてきてくれて
ありがとう

そして今日まで
生きてきてくれて
ありがとう

君の愛する家族と
君を愛する友人たちのすべてに
ありがとう

い ....
花を見て
月を思い
雪に触れ
風を感じる

僕はまだ死にたくないんだ
君と話すか
君の言葉を聴くか
君と会うか
君を一目見るか
…最悪、君を思い出すかしないと
僕は死んで ....
遠くの人を思って 想って
啼いて 泣いている
あなたを 私が慰めたい

私は記憶の欠片でしか
ないはずだから

決して私の気持ちに
気付いてはいけなくて

そのまま消え ....
    狂った「風」と乱れた「光」で
   市内の公園から黄ない声が消えた
  沈む「時」と浮かぶ「空」の波紋で
  郊外の竹藪から衣擦れの音も去った
  ただ老木のかげがちらつくばかりで
 ....
木漏れ日から、ふと宇宙を直観するような時がある。
それとよく似た体験を、―― 作者としてコメントを受けたとき
作品を見直しながら、ふと―― していることがある。
そんな時は、たいてい、その作品と ....
          140906
日々の営みを忘れ
食べることも
飲むことも
そのうち眠ることも
忘れた
思考回路が断線したらしいと
修理工は慣れた手つきで
チェッカーを近づけた
チ ....
それはもう治らない火傷です。

切った

切った

切った

電源コードは絡まったイヤホンが

揺れて感傷が

揺れて

揺れて

揺れて

少女ははじめて口紅を塗 ....
窓にかげろうがいた。

触覚を揺らして男を見ていた。

余命が短い男は振動に揺れながら

弱った細胞が虫に同情して泣けと責めた。

あの、かげろうも泣くだろうか、

親が泣くだろう ....
一般的問題はすぐに答えられらた
だがその後に延々と演算を求められ
そしてその果てに少数点以上三桁を記せと
これが鉄道会社の入社試験
二百人近くが本社ビルの会議室で
面接も当然あった
母親・ ....
{ルビ踵=かかと}二つ 凍えそうな夜 エーゲ海の支配者は小舟を漕ぐ
胸の中 {ルビ彷徨う=さまよ}ままに海を眺める
夜明けに近づくにつれ 帆は鎮まる 海の支配者は朝眠る
君が引きずっているのが
くだらない過去だというのなら
そのまますりおろしてしまえば良い

君が隠しているのが
誰も知らない色の絵の具だというのなら
そのまま足跡に垂らしていけばいい

 ....
牛も豚も魚も人が繁殖して生まれたもの。
だから勝手に殺して食べてもいいのか?
今に人も繁殖されて臓器移植に使われる。
そんな時代に近づいている。

マンションで貴族的な生活に
恵まれた ....
どうやら今日が
最終回みたい

僕の君の
君の僕の

泣いたし
笑った

いい出会いだった

まあまあの
短編小説だった

影がながあく伸びてゆく

はやく列車に飛び乗 ....
男の子の縄跳びがバケツの中で泣いている
水に浸かっているから涙は見えないよ
男の子は涙が見えなくても縄跳びが泣いている事が分かった「大丈夫だよ」
グーグルアースのそこに眠る街の火が見える
かそけき線だ、名づけ親たちはみな
後悔している
野について知らず、またあなたについて知ろうとしない

生っぽい白いシーツが夕暮れても
なぜか不完成 ....
人の心はうつろいやすく
今年話題のあの人この人
豪雨と共に消えてしまった

首刈りの人はいますか
号泣の人はいますか
STAPの人はいますか
佐村河内と
あっち向いてホイはいますか
 ....
中年親父の妙に出っ張った腹が
満員電車で背中に当たると
夏は特にワイシャツに染みた汗が
ネチョっとして吐き気がする
女性専用車両もいいけど
デブ専用車両を設けて
奴ら全員閉じ込めて
窓と ....
全国各地で夜空に花が咲く
一瞬で人の心を掴む芸術

打ち上がる度に
誰かの願いが夜空で花開く
心に浸透する色彩豊かな花

二万発が打ち上がる真夏のイベント

何度も響く爆音
暑い夏 ....
老いぼれは戦っていた
不善なる狡猾なるものと

周りは
祈っていた
でもただ視ているだけだった


老いぼれは戦っていた
媚び諂い己のみを守ろうとするものと

周りは
応援して ....
はて?

住宅地の細い道
前から来た黒いセダンの
ドライバーが微笑みながら軽い会釈
反射的に会釈を返したが 
ちらっと見えた横顔には見覚えがない
目で追った車は角を曲がって 
その先は ....
この世のことなんて

分かってないことばかりだという

地平の月がおおきく見える理由とか

麻酔がなぜ効くのだとか

飛行機がなぜ飛ぶのだとか

俺たちがなぜ生きているのだとか
 ....
Debian/GNU
所謂「フリーソフトウエア」
誰もが自由に
ソフトウエアを使い
ソフトウエアを改良
勿論開発者を明記して

カーネルは優しい人の
不自由から出発した
「ライセンシ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
かけ算千波 一也314/9/6 22:54
待宵朝焼彩茜色11*14/9/6 22:45
黒い石に藤原絵理子5*14/9/6 22:35
アブラカタブラ藤鈴呼2*14/9/6 22:29
針が刺さったままデカダンスホスピタル北大路京介114/9/6 22:09
聖書読みながらカルアミルクに桃を絞っている家庭教師と革命に乾 ...214/9/6 22:09
一瞥して去るシャッター商店街214/9/6 22:09
鬼魚の目覚め衣 ミコ5*14/9/6 21:34
誕生日   (親愛なる友へ)Lucy12*14/9/6 21:30
消失凍月1*14/9/6 21:23
見守り 忘れる瑞海5*14/9/6 20:45
片影に怯えて 五信天翁114/9/6 20:20
続・きみの言語ハァモニィベ...4*14/9/6 19:50
毎日のことあおば6*14/9/6 19:41
「ダウンロード」宇野康平014/9/6 19:24
「バスにて」214/9/6 19:13
入社試験とドクダミ五十...114/9/6 19:10
年老いた海賊陽向7*14/9/6 17:51
僕に足がある限りNeutra...314/9/6 17:48
ある男の独り言chihar...3*14/9/6 16:40
最終回やまうちあつ...114/9/6 16:31
男の子の縄跳び陽向1*14/9/6 15:33
かぼそいしむなしい平井容子714/9/6 15:01
うつろい花形新次314/9/6 12:18
江戸っ子メグ「腹スメント」114/9/6 11:39
夏は花火が似合う夏川ゆう114/9/6 11:07
純粋群衆批判HAL7*14/9/6 10:27
はて?イナエ9*14/9/6 10:10
懐かしい場所吉岡ペペロ414/9/6 8:18
フリードクダミ五十...1*14/9/6 8:03

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