ソフレって言葉を
初めて知ったの
セフレじゃないよ
配偶者や恋人ではないけど
添い寝するフレンドだって
誰もが温もりを求めている
私たちも
セックスレスだというよりも
ソフ ....
ともに闘う仲間が欲しいから
辛そうな顔を見せてはいけない
煩雑な苦労を知られてはいけない
そうして隠すの
やめてください
本質がわからないことには
誰も手を出さない
当たり前です
わざ ....
乳房をなぞった手のひらが
首にしばらくとどまっていることには気付いている
思想も愛も何も無い
自尊心に勝つ為の殺人予告?
迷惑なんですけれど。
キモいから触らないで。 ....
誰もいない風が隔てるものとは何だろう
僕がそれを感じるとき
道で立ち止まるとき 夢を見た気がする だけど
それは 日曜日の終わりを見せてくる いつも
部屋でテレビをつけると いつも
....
まぶたにうつるその姿だけで
今日も穏やかに夢に帰る
長い時間を費やした仕事を
さきほど終えて
おおこれが燃え尽き症候群かと
ひとり悦に入っている
失ったものが多い
損なったものも多い
こんな面倒なことにかかわらなければ
もっと楽しい十 ....
ワンルームマンションの一室で
カーテンを締め切って
電気も消して
簡易プラネタリウムつけながら
大音量で
エレクトロニック聴いてる
目がしぱしぱして
赤 青 緑に
部屋が点滅し出す ....
使えないネジにされた
友だちの友だちが首相と握手しただけの話聞かされている
強い風に次の交差点まで連れて行かれた三角コーンに安全第一の文字
パチ、パチ、パチ
誰かに 褒められる事も無く
育った
パチ、パチ、パチ
数珠に似ているアレを
弾く
拍手喝采の 夢を描きながら
計算を 重ねた
数字には 強く 成っ ....
ありふれた愛を語ろう
ありふれるべきではない
失意のかわりに
残忍のかわりに
暴虐のかわりに
たとえ無慈悲に笑われようと
ありふれた愛を語ろう
夕日のことや
....
君に肯定してもらって
ふふっと笑って
振り返ったら
そこは闇
君の光はすでに霧散し、
もう見えない
そして、
また肯定を求める
繰り返される肯定は
段々と嘘を孕み
(認識と ....
歓びはなかった
とはいえ哀しみもなかった
わたしたちはベンチを分け合って座り
冬の始まり、辺りに人影はなかった
言葉はさっきまで……あった
今は沈黙さえ、ない ....
荒んだ気分に吹かれているのも
快速電車の乗り心地です
時に青白い猫が追い越して行くのも新鮮
手放しで夜道を直進するも悪くない
見通しは甘くありません
集会に行くのだとばかり思っていたら
対 ....
溺れた人が見ているのは
ゆら揺れる海藻
ずっとそこにいたから
何も物などいらないと
背伸びした心が冷たく
突き放す愛人
永遠が欲しいのはどうしたことか
流れ流れる時はコンクリート ....
まがままを言うわけじゃないが
裕福に暮らしたいわけでも
貧しい暮らしをしたいわけでもなく
自分の都合のいいような
暮らしをしたい
まがままだろうか?
アスファルトに打ちつける
雨の勢いが強くなり
せっかくの買い物も少しずつ
憂うつさを増していた
家に帰れば君がいるだろう
早くしよう
と足の動きが速くなる
最近キスが足り ....
気が付けば
DMM .COMの購入済み動画が
両手では足りないほどに
増えてしまったけれど
若い頃なら
軽く三桁は越えていたんではないかと
少し落ち込んでしまうのは
朝晩に吹く風が
め ....
せめて、
あなたには桃を食べていてほしい
朝のかなしい光のなか 窓のあたりに椅子を置いて
それ以外なにも望まない
古い歌があなたの心に絶えず降ってくる
....
腕には花の痕
ぬるくなった前頭葉から真昼が滴り
効き目のないエアコンの風が
指先を 揺らしている
デコルテの青白い呼吸が 唇から漏れる
白熱灯の陰り 閉ざした瞼から
上手に笑う あなたが潜 ....
とんがった心の時に見る
とんがった月
ゆらゆらゆれて
かえろうかなあ
そう思う
なんだかあたたかくなりたくて
一月
凍った言葉が人々の交わし合うまなざしを鋭く発音した
二月
山はすべての音階に合わせて坂の勾配を調整した
三月
雨は大地の上で生まれ変わり、風は色の名前を覚えはじめた
四月 ....
夜を走るそれが僕の仕事
蝙蝠のように明るいうちは
逆さにぶらさがって微睡み冷たい夜を待つ
銀色のフルートを隠し持って
それがいちばん素敵に響く時刻をじっと待つ
心奪う旋律は忘れかけた ....
陽光も届かない湖底には
二十世紀を抱えたまま山里が沈み
とある一軒家には歳経た鯉が住み
いろりを囲んで小魚たちに昔話を聞かせる
山峡の淵に潜んでいた竜は
湖底に散らばっている屋敷を見て ....
旅先に行動を忘れてきた
だから僕は手元の地図を見て旅先に戻ると
すでに行動はなくなっていた
抱擁はつよい風のようで
いろも匂いもなかったが
ばさばさと通りすぎていったあとには
たくさん 散っていたので
あなたが来たのだな と
ようやっと理解します
理解します
したくもな ....
新米を握る母の手は
燃え始めたかえでのように色づき
かぐわしい湯気を蹴散らしながら
踊ってみせる
熱いうちに握らないと
美味しくないのよと
まつわりつく子に言いながら
端をほんのわず ....
自分の存在は小さいが
誰かの世界は
そのおかげで作られてる
都会にまだこんなとこがあったんだなぁ
という感じで、
私の中にも甘えたな声を出してじゃれ合う本性が残ってた。
人を楽しませるために生きる、
というのはいい考えかもしれない。
夜、 ....
1866 1867 1868 1869 1870 1871 1872 1873 1874 1875 1876 1877 1878 1879 1880 1881 1882 1883 1884 1885 1886 1887 1888 1889 1890 1891 1892 1893 1894 1895 1896 1897 1898 1899 1900 1901 1902 1903 1904 1905 1906
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