黄昏のような明け方、夜の今際
悲しみに暮れる夕焼けの如き早朝は
空の青と昇る陽の赤が
混ざり合い織り成す紫
また明日、と言って君に背を向けた
その明日が今日だ
染まる雲の柔らか ....
私があなたに恋していたとて
それはあなたには
なんの関係もないことだ

あなたが私に恋していたとて
それは私には
なんの関係もないことだ

そんな二人が
腕を組んで
無表情に
同 ....
銀河のほとりには
ため息たちが花開いて

湖面は
ゆらめく



つかの間の風のなかに
つかの間の風のそとに
言葉の実る予感、が
色づいて

瞳の奥を波が走る

 ....
犬の声で鳴いたあと
お化けの烏は屋根の上から
やはりこちらを見ているようだ
だからユキちゃんは手を振ってみた
あの左の目玉には
忍びよる雨雲がありまして
そうして
はたしてチョコを食べる ....
暗い
本当に昏い
闇を覗き込んでいるのか

見つからぬようにと
隠れているのに
口を覆っても
漏れだす恐怖

昏い
漆黒よりも昏い
闇を抱え込んでしまったのか
自分のこころが
自分でみえない

なのに
ひとはわたしを決めつけたがる

そうみえるから
そうだという

結果ばかりみないで
そう言って君は泣いた

わたしはなにも言えず
ま ....
私は音楽が好きなので
これは叩くと
どんな音がするのかなって
すぐに試したくなってしまいます
この間も
お父さんの頭を見ていて
やっぱり音が聴きたくなって
近くにあった金属バットで叩いた ....
黄色いドレスを纏う少女が
くるくると回る

キラキラの粒を反射して
とても 綺麗だ

転げ落ちそうになる瞬間には
硝子の靴を受け止めてくれる
王子様が 居る

名前は フォ ....
ガッと照りつける
焼ける日光のなかに
いっぴきの蛇が
とぐろを巻いて
じぶんの尻尾を咬んでいる

徐々にかれは
尻尾から腹へと
じぷんの肉を食んでゆくが
それによって
かれが息耐え ....
            なぜだろう?
終着駅名と終着時刻をアナウンスしない
   ミルキーウエイ鉄道の専務車掌は

    ゆめをまぼろしにしないためか
   誓願と期待を反古にしないためか ....
速さに憧れない奴は
いつまでもたっても
豚のままだ
(アイル豚・背脂)

ブタは意外と速いけどね〜
という意見には耳を貸さず
豚足の貴公子は
今日も
ブヒブヒブヒブヒ
鼻の音という ....
地獄、極楽、ニューヨーク
いつ行く、ニューヨーク?

なんて 
とある異邦の一都市のキャッチコピーを
いくら考えてみても重ねてみても

おれら貧乏人にはなんの縁もないし
まして
世界 ....
誰かに
あたえられた価値観で
装飾したわたしだった

真実を直視するのは

思っていた以上に
重くて
でも
おかげで
地に足が着いたような気がするよ

自分を知るたび


 ....
大田(桜公園)


{引用=油まみれの 谷やんは
朝からネジ切り 夕までネジ切り
グリス塗り塗り ハンドルと
ダイヤルゲージ 光る眼差し

油まみれの 谷やんの
屋根に煙突 雲に飛行 ....
抑えて抑えて
気持ちを抑えて

高ぶったって何も良いこと無いんだから
得るのは終わった後の空虚感

今目の前にいる人も
いつ私にナイフを突き刺すかな

所詮他人だもの
気持ちな ....
人間を膝付かせたり
畏まらせたり
萎縮させたり
威張らせたり

たった一枚の紙切れが
数万集まれば
威張りん棒の親が
優しくなったり
馬鹿にしてた友達から
敬語を ....
{引用=真っ暗い空に
月の船が
帆をかけて行くよ

  ひかりをあつめて
  なみだをわたるよ

月の船が
夜を越えるよ

  きどうのさきに
  きぼうをのせて

 帆を ....
真っ直ぐ見つめる瞳に映る
真っ直ぐな歩道を
はみ出さずに歩ける人が
この世にどれだけ居ただろう

けれど 道路の白線の中を
歩ける人が殆どで
多分 青信号で
渡ること ....
ずっと辛くて 今でも泣きたくて 喜んでる時も不安で
いつだって悩んでて いつまでも不安で
君に会いたくて 好きで しばらくのあいだ 涙ためこんでた

気持ちが楽になったら そのままでいたい
 ....
焼け跡のバナナにシナモンをかけはじめた 細長く影が伸びる帰り道に聴きたかった声 「しぇけなべいべなぁ」と書くための墨を黙って擦っている 雨の光が近づいている
屋根を何かが通りすぎる
動かない空気のなか
かけらが降り
消えてゆく


灰が灰を縫っている
ひとつのなかのふたつの目
花の生まれる瞬を見て ....
雹かな?と思ったけど、シラウオだった
晴れマークの天気予報が
小魚が 朗らかに ピチピチはねて
アスファルトの下で壊死していた イノチも復活

死者だって降ってきて 必死に飛び跳ねて ....
まよなかにめざめて
カーテンを開けると
青白い馬が
庭をうろついている
少しだけ窓を開け
ライフルをかまえる
胸のあたりを撃ち抜いて
何事もなかったようにベッドへ
そんな夜には
眠れ ....
言葉、夢の如くに

宙を舞い

現実はフィクションの如く

空を飛び

人間達が放つ幻想はどれもこれも

一輪の花ほどの価値もなく

中年男は汚くわめき

 ....
繁みの間から語りかけてくる友だち

幼いころに拾い集めたら
食べるとどもりになるよ
あの子はきっと
食べたんだよ
という子がいた

友だちの中にひとり
どもる子がいた

きみはド ....
食堂の隣のテーブルで姦しいオペレーターの女が言うことには
UFOキャッチャーのコツというのは
二本のアームを、右腕と左腕ではなく
親指と人差し指だと思うことなのだそうだ

実利主義の僕は賞品 ....
真夏の彼方から
静かな夜空へと手前に延びる
扉を開けると
独り涙に濡れている君がいた

ぽろぽろ汗を流しながら
仕事から帰り着いたばかり
ずっと一緒に生きていこうと
伝えた僕は
花瓶 ....
地球へ何の手違いもなく朝と夜がやってきた、


今日という日はすばらしい
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
vibgyor七重奏凍月11*14/8/1 23:56
男と女のいる舗道浩一5*14/8/1 23:10
奏でるよりも聞き惚れて千波 一也914/8/1 22:58
カラスモゴリ桶谷314/8/1 22:39
業から生ずる文字綴り屋 ...014/8/1 22:24
みえるこころ朧月3+14/8/1 22:00
音楽少女花形新次114/8/1 21:53
オムライス藤鈴呼2*14/8/1 21:09
浩一1*14/8/1 20:34
残された時空 四信天翁214/8/1 20:19
豚足の貴公子花形新次014/8/1 20:14
ニューヨーク浩一214/8/1 19:10
わたしを知るたびはなもとあお414/8/1 18:54
花火の夜AB(なかほ...114/8/1 17:47
虚言瑞海4*14/8/1 17:13
キャッシュ為平 澪314/8/1 17:06
月の船614/8/1 16:32
当たり前214/8/1 16:16
幸せの匂い陽向1*14/8/1 15:58
焼け跡のバナナにシナモンをかけはじめた北大路京介114/8/1 14:33
細長く影が伸びる帰り道に聴きたかった声514/8/1 14:32
「しぇけなべいべなぁ」と書くための墨を黙って擦っている514/8/1 14:32
ひとつ 辿夜木立 悟514/8/1 11:22
「おかえりなさい」るるりら18*14/8/1 9:13
迷信やまうちあつ...114/8/1 8:28
秘密の体験yamada...114/8/1 8:07
ドングリ殿岡秀秋914/8/1 4:55
アミューズメント茶殻1*14/8/1 3:54
真夜中の向日葵[group]りゅうのあく...16*14/8/1 0:47
一度想像の外へKunisa...014/8/1 0:14

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