どうも先天性らしいのです
人の心に穴があるのは

入り口は巨大な洞穴のようであったり
縫い針がやっと通るほどのものであったり

 それぞれ異なる 奥深さ
 それゆえ根付く 闇のまた闇
 ....
砕かれたもの
    傷つけるもの

時代の浪間に
    弄ばれて

俄に湧き上る想い
    だが全ては白い泡のよう

摩耗して往く
    意思 手足

蒼淡く ひと欠片 ....
繋いだココロへ甘い酸素 そよ風に負けている 甘えんぼのシャツに着られている 女子校生が
二人で歩いているのを見ると
どっちかが
どっちかを
密かに
狙っているんじゃないかと
思ってしまう今日この頃

万が一それがどっちもだったりすると
お互いに背後を取られな ....
子供が泣いている
蝙蝠はやっと 暗い棲家から出て
超音波にのって 藍色の虚空を回る
バネ仕掛けの翼で 熱を切って

抱き上げてあげないと
キッチンの窓から するりと
アメーバみたいに ....
ひぐれ ゆるやかなひかり 
花火のか遠き子音 
あおぐ空で煙りとかくれんぼする月に ああ
そこにおるんね と あいそ笑う  
懐かしいね ともに見たあの日の火花は ほんの少しだけ本当だった 
何で今更
なんて言うんじゃねえよ!
俺はいつだって
クリスタル(原文ママ)のことを
考えているんだよ!
お・も・て・な・し
でも
裏がある
そんな女優がいたって
いいだろ
無くなった事に気が付いたのは、花火大会の日だった。


いつも財布に入れていた指輪。


付き合って初めて買ったペアリング。



金属アレルギーだから、特別な日以外しなかった ....
孤独の夢が来た日のために、
集合場所を決めておこう。
俺はいつもの公園で、
昼寝でもして待っているから、
覚えていたら来るといい。
もしいなかったら?
遅刻だろうな。
寝坊か飯が美味かっ ....
古いものは
新しいものと入れ替わる
自然の流れに逆らえない

気持ちも感じ方も変わり始まる

新しい年が始まって動き出す
何の邪魔もなく順調に動き出す

自分が創造すれば
いつでも ....
窓を開けると
知らない動物がいる
手を伸ばして触れてみると
案外やわっこい
あんなところにまで
毛が生えていて
意外ときれいな瞳をしている
どんな声で鳴くのだろうか
孔雀の羽根で撫でて ....
あれは炎だ
理由も道徳も求めない炎だ
まごうかたなき赤い炎だ

怖れを知らぬ
黒い鳥が炎を目指す

命とはそういうものだ

せめて美しい君を覚えていよう
たった一日でしぼんだ朝顔
 ....
君の声が水色の海をわたっていく
さえぎるものない視界に
エコーをひびかせて溶けるように

指先でもてあそぶ砂
帰り道をしらない石ころ
路上で太陽ばかりが勇躍していた

振り向くたびにそ ....
八月。

私たちの街は。少し空気が、変わる。
街宣車が増える。黒塗りの車。
スピーカーから、流れるテープ。

ツーリストが増える。
大型バイクが空気を、揺らして。

外国人が、増える ....
床に寝そべって
抱きしめてたあなたは
朝になったらゆっくり消えるのね

世界に見つかっちゃいけないから
死んだつもりにしなきゃ
明るい中では生きられないから
夜明けまでの命
 ....
青い陶器瓦の下に埋もれた
記憶を掘り出してどうなるというのだ

焼け落ちた家の跡の
現実と幻想の交叉した風景の中に
私が立っていたあの日
陽光に照らし出された井戸の
湧き出る水に沈んでい ....
たった一つの顔しか持たないので
たった一つの表情しかとることができません
たった一人の人としかしっかり話すことができません
たった一つの正義しかまなざすことができません
沢山の見え ....
「あいつは野心家、我々の敵だ、気を付けろ」と語る人
「気を付けろ」というのに
その人の目には諦めの色が
なみなみと湛えられている

同じものを見て私は
「不器用な愛」ではないかと思う
ま ....
〈明方の孤独〉
始まるものと終るものが互いに巻き込まれて静かに壊れていった。
人はまだこの世で互いの表情を交換し合わない。
太陽は自らの作る朝に呼ばれるのを待ち続けている。
僕の手近には何もな ....
不安を包み込んだ雲が広がる

まだ 何も起こっていない

雲が広がり 影に怯える

結果を認識し 見つめた時

雲は 消え去る

不安の雲は 自分で広げてしまうもの

結果が出 ....
平らかな純粋がちいさく傷ついて

音をたてたのだ

まよなかはふたりに気づくと

眼をさまし

海の風をとめた

息をひそめ

青ざめた街のかどを見つめていた

 ....
黄昏のような明け方、夜の今際
悲しみに暮れる夕焼けの如き早朝は
空の青と昇る陽の赤が
混ざり合い織り成す紫
また明日、と言って君に背を向けた
その明日が今日だ
染まる雲の柔らか ....
私があなたに恋していたとて
それはあなたには
なんの関係もないことだ

あなたが私に恋していたとて
それは私には
なんの関係もないことだ

そんな二人が
腕を組んで
無表情に
同 ....
銀河のほとりには
ため息たちが花開いて

湖面は
ゆらめく



つかの間の風のなかに
つかの間の風のそとに
言葉の実る予感、が
色づいて

瞳の奥を波が走る

 ....
犬の声で鳴いたあと
お化けの烏は屋根の上から
やはりこちらを見ているようだ
だからユキちゃんは手を振ってみた
あの左の目玉には
忍びよる雨雲がありまして
そうして
はたしてチョコを食べる ....
暗い
本当に昏い
闇を覗き込んでいるのか

見つからぬようにと
隠れているのに
口を覆っても
漏れだす恐怖

昏い
漆黒よりも昏い
闇を抱え込んでしまったのか
自分のこころが
自分でみえない

なのに
ひとはわたしを決めつけたがる

そうみえるから
そうだという

結果ばかりみないで
そう言って君は泣いた

わたしはなにも言えず
ま ....
私は音楽が好きなので
これは叩くと
どんな音がするのかなって
すぐに試したくなってしまいます
この間も
お父さんの頭を見ていて
やっぱり音が聴きたくなって
近くにあった金属バットで叩いた ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
あな9*14/8/2 22:25
海硝子ただのみきや18*14/8/2 22:08
繋いだココロへ甘い酸素北大路京介214/8/2 21:24
そよ風に負けている514/8/2 21:23
甘えんぼのシャツに着られている114/8/2 21:23
女子校生インザバトル花形新次014/8/2 20:51
夕暮れの魔女藤原絵理子414/8/2 20:42
【五行詩】ひばな凛々椿714/8/2 20:02
滝川クリト〇ス花形新次114/8/2 19:00
花火の夜に。時子114/8/2 18:54
ヒーロー イズDAICHI014/8/2 17:22
新しい動き夏川ゆう114/8/2 14:18
知らない動物やまうちあつ...314/8/2 10:31
夕火の温度を僕は知らないそらの珊瑚2614/8/2 10:19
振り向くたび瀬崎 虎彦214/8/2 10:11
八月のそらの夢uminek...14*14/8/2 9:42
夜明瑞海5*14/8/2 9:04
八月の記憶イナエ18*14/8/2 8:54
板挟み葉leaf114/8/2 7:51
繰り返す歴史の中で森川美咲2*14/8/2 4:33
人へ葉leaf014/8/2 3:21
不安佐白光314/8/2 1:42
まよなかかかり414/8/2 1:31
vibgyor七重奏凍月11*14/8/1 23:56
男と女のいる舗道浩一5*14/8/1 23:10
奏でるよりも聞き惚れて千波 一也914/8/1 22:58
カラスモゴリ桶谷314/8/1 22:39
業から生ずる文字綴り屋 ...014/8/1 22:24
みえるこころ朧月3+14/8/1 22:00
音楽少女花形新次114/8/1 21:53

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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