2年振りに会った
小一時間
あまり変わってないので
2年経ったとは思えない
ただなんとなく会話がチグハグで
ああ もう
ツーカーではないもしくは
ツーカーを装う必要もない ....
いいことなんか言いたくない
悪いことはもっと言いたくない
中途半端なわたしの
いいかげんな想いを
文字にしておきたいの
だって消えちゃうでしょう?
時間も音も
あなたも わたしも
眠りの端を吸いつけるように
鳧(けり)が清らくついばみを走らせた
マディソンという街の
澄んだ蒼にきらめくのは
寝起きを押しのけた海兵隊の
ブルースが舞う
うえの空の快(こころよ) ....
君と僕とが
気になる人同士だったのは
いつの事だっただろう
人は自分の幸福が分からない
人は我慢が出来ない
欲しいものは欲しい
君が欲しかった
君の心が欲しかった
コーヒーが飲 ....
命と心が一つだけだなんて少ないと思う
一回死んだだけで もう生きていられなくなる
もっと命がたくさんあれば
もっと長く生きられるのに
心に想う事や溜めておきたい事があっても
心は一つし ....
エコバック忘れ何も買わない
縁切り神社に俺の名前を書いた絵馬
食品サンプルを見ながら白米かきこんでいる
生後四ヶ月の娘を朝の5時からあずけれるような
保育所をさんざん探してさんざん電話をかけたあと
少し詩を読んだ
被爆者のケロイドを体に負うことが
物事を理解することではない
とりだ ....
「分からない」って素晴らしいと思う
分からないなかで あなたが頑張って生きてること
僕は 素晴らしいと思う
誰が何と言おうと僕は素晴らしいと思う
僕だって同じだから あなただってそうだから ....
とぼとぼ帰路の中
目の前の大きな道路
お空の星はもう見えなくなってしまった
時速45kmの彗星が放つガスが
15mの横断歩道の先の少女に纏わりつく
その反対の僕にだって
真っ白 ....
誰も教えてくれない希望や夢
教えてくれないから自分で探したよ
ほら 案外早く見つかるもんさ
宝物の一つになって 神様にお願いしたよ
叶いますようにと呟いて あ これじゃあダメだなと嘆くんだ
....
たとえばこのストロベリーキャンディーが
私の心臓だと言ったら
あなたは口に含んで舐めて溶かして
身体の一部にしてくれるだろうか
それとも捨ててしまうだろうか
甘く感じてくれて
最後は噛 ....
ジョニーは知的障害者
ジョニーに務まる仕事なんて何もない
福祉で食ってるジョニーは大食い
ジョニーは家族の鼻つまみもの
ジョニーには友達なんかいない
そもそも会話が通じないから
だけれどジ ....
昼前に起きた
妻はiphoneをポチポチ
子供は3DSを見つめている
多分朝からこうなのだろう
子供がまだ自転車に乗れないので無理やり外へ連れて行く
大切なDSの時間を奪われ悲しそうな顔 ....
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神奈川県に住む
真行寺公夫さんは
幼い頃に父親を亡くし
母京子さんの
女手ひとつで育てられました
京子さんは料亭の中居として
寝る間も惜しんで働き
公夫さんも中学を卒業すると
母を助け ....
<ザ・ロング・アンド・ワインディング・ポエトリィ>
言葉はいつも
戸惑いながらやって来る
曲がりくねった道を通って
日常の生温い闇をすり抜けて
言葉はいつも
恥じらいながら ....
忘れられないのです
満月の夜に
海面が砂金のようでした
星々は だまって それを見守ってました
海蛍です
しずかに群れはじめ
そっと
この足首を
群れの真ん中に沈め
かるく ....
いかにもその渡世を彷彿とさせる
全身傷だらけで 目の据わった
一匹の猫が 固く舗装された道を歩いてくる
踏みしめる肉球 心は動かない
ただ黒く固い舗道のザラつく感触のみ
彼は自分の ....
人質は天使
銃で脅して
無理やりコートの
ポケットに押し込んだ
鰐皮が冷たいと泣くので
真っ赤な頬を平手打ちした
頭上に浮かぶ輪っかは
使用期限の切れそうな
蛍光灯のようだった
つま ....
夜がとけて
やがてまた朝が来る
眠気眼でヒトゴロシのニュースを聞かされて
アテにならない占いを聞き流す
いつも同じ車両に乗ってしまうのはどうしてなんだろう
そんなことに疑問を持っ ....
ひとは誰でもその胸のおくの さらに
横のほうの暗がりに
誰にも触らせてはならないものを
もっている
誰も触ってはならないものを
かくしている
それをいのちとよぼうが
それをこころとよ ....
静かな朝だ
車も走っていなくて
風の音色だけがオーケストラのように
小さくなったり
大きくなったりしていて
皆がそれに耳をすましている
今のうちに買いものをすまして ....
おまえのだからと
おれをとどける
おまえのなかに
おれをとどける
あまえているだけ
あまえたいだけ
おれをとどけて
うけいれられて
しんじているだけ
....
天の川の映る河に
そっと二人で入ったなら
星たちが味方してくれて
私たちを夜空へ連れて行く
赤青黄白緑に輝く星が
君に纏わり付いて
最高に綺麗だ
きっと繋がっているから
....
つまらない事でも
人は死にたくなるものだ
どうしようもなく死にたくなって
家を飛び出した深夜
空が墨汁でも零したのか
夜がどこまでも黒い
1と0に点滅する電灯を辿って
い ....
幅わずか20cm足らずの白線に仕切られた世界は真逆の世界
私のわずか右の世界では皆
私がいた過去に向かって進んでいく
私の世界は誰もいない
皆私の右側の世界を進んでいく
まるで私の未来から皆 ....
とある会社で働いて
あだなは眠狂四郎
ひどいと思いました
けれども女性から
そう呼ばれてしまっては
否定出来ません
拙者を切る
などと言う
....
ふたりの距離を測る定規の長さが足りない
1850 1851 1852 1853 1854 1855 1856 1857 1858 1859 1860 1861 1862 1863 1864 1865 1866 1867 1868 1869 1870 1871 1872 1873 1874 1875 1876 1877 1878 1879 1880 1881 1882 1883 1884 1885 1886 1887 1888 1889 1890
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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