太陽は常に西の空へと往きますが
この地球上に立っていると
まるで停まっているようです

花はゆっくり開いてゆきますが
開花はまるで、魔法です

孤児を育てる里親さんは、言いました
「親 ....
親父の血管は動脈硬化で、か細くなり
心もとないこれからの日々を思い
深夜にぱっちり目覚めた、僕は
汗を拭って、身を起こす

今頃、隣町の空の下
親父はすやすや寝ているだろうか?
気が気で ....
ズルズルとずれる
もう元の状態なんて
わかりはしない
もうそれは失われてしまった

狂った猫が
心臓を食べる
顔を真っ赤にしながら
丹念に食べる
食べるのは心臓だけだ
溢れ出る血液 ....
チンポの立ちが悪いと言うあなた
あなたの代わりに
わたくし絶倫塚利雄が奥様と性交致します
1日15人まで予約受け付けております
万が一奥様が妊娠された場合
生まれた子供は
日本人資産家か
 ....
「見て、散歩させているあのおじさん」

 彼女はそう言って顔を向けた
 屋外で共同作業を行っていた




「ねえ、似たのを選ぶんだって」

 彼女の真ん丸な瞳が見上げる
 ....
原発関係者たちは

何度も何度も内輪にダメだしされながら

ついにその高く厳しいハードルを越えたのだ


このことはあれに似ている

ロンハーでやってる時間と金をかけたドッキリに似て ....
しかくてきあるいは手にひびく感触として
ぷつぷつという音はなるのでしょう

そうやってミシン目をきりはなすみたいに
つつましくやぶられていった約束の
かたわれがまだどこかにあったようなきがし ....
タネもしかけもありません
(私は嘘をつく)
どうです
何の変哲もないハンカチでしょう
(ありふれたものが一番あやしい)
なんなら手にとってご覧ください
(私は視力を信用しない)
そうでし ....
あのとききみは
あかるさに追い縋るようにして
いきていた
生きるということに
いのちがけでなくなったのは
いつのことだろう
ぎんいろの膚をして
ぴんと降り立ったあめのように
あの児がわ ....
新しく入った職場で私は一番の若手であり、これまで肉体労働を転々として来た身として事務労働は初めてだった。電話の取り方から来客の対応、文書の書き方などすべて未経験のところから責任のある仕事を任さ .... 金さえ愛さえ社会さえ

受け入れてくれるなら

いま吐き出した欲望は

我慢などしなくていい

切実な循環になるのだ


生命の維持や種の保存は

本能のまねをした観念なのだ ....
ゆっくり縁側に座って
西瓜を食べた夏

こっそり火鉢の中の
お餅を盗んだ冬

いつだって隣に曲がった背中
顔の皺が優しさの証

手を引いて散歩をして
バスの停留所のベンチで ....
気怠さを含んだ雨の煙る夜に
朧な眠気と僅かな湿度が
ゆっくりと瞼に幕を下ろそうとしていた
天秤に掛けられた片方の
僕の心臓が固く冷たい鉄に変わる夢を見ていた
錆の軋む音がして
少し寒いこと ....
誰とも話さず蛍舞う畦道 病んだ子を抱いて薬師如来の前 割れたスピーカーから朝のラジオ体操 夏の終わりに芽が出た
タネなしスイカの芽

「おいしい! タネなしスイカ」
なんて表示してあったのに
割ったスイカには
遺伝子の反乱で 何粒かの黒点

「過剰表示やんねえ」
なん ....
“最悪な日だろうと最高な日だろうと
明日という日は必ずやってくるのだ”

彼は首を傾げた
何故明日が来ると確定しているのだろうか?
明日が必ず来ると
何故言い切れるのかが解らない
 ....
少し照れくさそうに
藍の浴衣をまとい
そつなく束ねた髪にボタン
待ち合わせの立ち姿
初々しさに微笑んで

夏の夢のはじまり
人々は吸い込まれていく
太鼓の試し打ち
高揚する心
かき ....
毎日同じ事の繰り返しだけど
たまに自分でも予期せぬ事が起きると
繰り返しだと思っていたこの毎日が
少しだけ違って見える
少しだけどそれが嬉しくて 楽しくて
もう少しだけ生きてみようかなと想う ....
ゆっくり飛ぶことを覚えると
世界中が振動していた
いのちは飛沫を上げて
たゆたいゆらいでいた
風が凪げばふわり
お天道様と池の間に佇んで
煌めきって残酷だ
元気なものへは恩恵
弱ったも ....
高校球児達の活躍を見ると
道具は使う人によって
こうも変わるものかと
今更ながら感心してしまう

それにしても、一体
何チャンネル同時にやってんだ、関西!(怒)
もやもやが追いかけて来る日は
暗くなってから散歩をする
世の中から少し離れて
離れ過ぎずに見渡す

女というだけで不審者のように
警察官に職質されることはなく
女というだけで当たり前の様 ....
どうしたいのかが『恋』で 
どうするのかが『愛』だとしたら 
彼女の彼氏になりたいと思うのが『恋』で 
彼女に告白するのが『愛』なのかもしれない 
盆の入り
スーパーの店先にはたくさんの花が並んでいる
私は小さな白菊を一束買って
位牌も仏壇もないアパートのテレビの横に添えた

命の儚さに狼狽え
己の傍観者面に辟易し
せめて大切な人を ....
テレビをつけると
必ずと言っていいほど
ハーフのタレントが出ているので
てっきりその一人かと思ったんですが
違うんですね
シエラレオネって

ひょっとして
今流行りの
歌い上げちゃう ....
大きく重くやわらかい
三角形のパンの塔を
月あかりの径に倒してゆく
眠りに至らぬ眠り気を
眠りはひとつ抱き寄せる



(ひとつ 嘘をついていますね)
はい パンの塔 ....
その涙のわけは聞かないよ
それよりも何よりもその口元についている
ウスターソースをどうにかしてあげなくちゃ

急に黙りこくった訳に興味はないよ
それよりも何よりもその視線の先にある
 ....
ハッとしました


向かい側に立っていますね、素敵です

風であなたの髪が揺れますね、素敵です

かき分ける細い白い指が光りますね、素敵です

あなたの服が香ります、素敵です
 ....
空爆と聞いて
耳を向けなおす
空からぱらぱら爆弾が降ってくるのかと思ったら
今では空から砲弾が狙いを定めて飛んでくるようだ
お人好しの爆弾、意地の悪い砲弾
どちらが御気に召しますかの声が幽か ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
地球ノ時間  服部 剛10*14/8/14 20:21
形見の杖  214/8/14 19:51
また逢いましょうopus114/8/14 16:41
代理性交業花形新次014/8/14 15:38
〜いぬらぶ〜天地無用214/8/14 14:37
川内原発再稼動セルフ・コメント吉岡ペペロ314/8/14 12:40
紙きれにうかんだ怪談みたいなダイアリーさわ田マヨネ314/8/14 11:25
手品やまうちあつ...114/8/14 7:44
梶谷あや子414/8/14 7:16
脈動葉leaf314/8/14 4:34
真実吉岡ペペロ614/8/14 1:45
忘却瑞海4*14/8/13 23:32
トーキョー智鶴014/8/13 23:27
誰とも話さず蛍舞う畦道北大路京介414/8/13 23:01
病んだ子を抱いて薬師如来の前314/8/13 23:01
割れたスピーカーから朝のラジオ体操314/8/13 23:01
西瓜藤原絵理子614/8/13 23:00
不正確凍月2*14/8/13 22:50
まつり をどり5*14/8/13 22:28
少しリィ2*14/8/13 22:02
ラストフライトただのみきや20*14/8/13 21:57
金属バット考花形新次114/8/13 21:52
世遊び川瀬杏香7*14/8/13 21:35
恋愛行動様式文字綴り屋 ...114/8/13 21:27
白菊の香りichiro...15*14/8/13 21:18
ハーフタレント若しくは女性ボーカリスト花形新次014/8/13 21:03
ノート(嘘と絵本)[group]木立 悟614/8/13 19:45
それと暮らしはまた別なだけBOOKEN...014/8/13 19:28
くるったあたっく瑞海3*14/8/13 17:12
空爆あおば10*14/8/13 15:44

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