髪の長い不思議と柔らかい表情を湛えた男は言った
殺したい
初めての感覚だった

スキンヘッドのいつも顔を歪めている男は言った
殺されたい
ある日何の前ぶれもなくそう思った

僕達に共通 ....
心細さを擽る風が
お腹の底を吹いたかと思うと
今朝からは

おびただしい数の赤い蜻蛉が
突然現れたにしては
脅威的な確率の高さで
ペアを組み
次々に風を横ぎっていく
二匹ずつきちんと ....
あの日以来、
君のその瑪瑙色の目を見てから
すべて吸いとられてしまった
この腕にじみついていたものすべてが
洗い流されてしまった

君のその瑪瑙色の目を見てから
ぼくの黒い目 ....
ピキッと入った 切れ目が
縁の切れ目と 呟いて
円形の 筒を 見詰める

堆く 積まれた 其れは
彼方迄 伸び
留まる事を 知らない

トクン トクン
この 心臓を
赤い 血液が
 ....
確かに君は昔ほど若くない
けれど胸の内に熱くたぎる
血潮忘るるなかれ

失ったものを今考えても仕方ないか

今できることを一つ一つ数え歩こう

遠い昔に想った人は今何処で何処 ....
『腕』      あおい満月

しかくいまちの
しかくいまどから
しかくいそらをみている。

陽炎の向こう側を
車が走る
人々はアクセサリになって
街の腕を滑っていく  ....
夏の陽射し

猫の影くっきり

耳をぴーんと立て

猫の影くっきり

二匹の影が重なり合う

世界中の地面や壁に

夏の陽射し

猫の影くっきり

尻尾をぴーんと立て
 ....
とにかく咽が渇いていた
コンビニに入りお茶を一本だけ買った
友人と呑みに行った帰り
ただ俺は咽が渇いていた
俺の中に一匹の狼がいる
俺の中に一匹の狼がいる
そいつをてなづけるのが俺の仕事
 ....
散歩

子供は誰かとあるくのが好き

たえずおかぁちゃま

たえずおとうちゃま

おとうちゃまのなかのよい和さんは

かずにいちゃま

抱きつきたいの

走り ....
超破壊少女は今日も行く
決して"不良"なんかじゃない
日頃の鬱憤を
機関銃に変えてゆくだけなのだ

紺色のスカートをひらひらなびかせて
道路のど真ん中颯爽と歩く
今日 ....
エデンの蛇を酒にして女酔わせている つくりものの頭髪に雪 混浴露天風呂に茹でられている 息切れを起こす苦しみを越えて
マシンガンみたいに鳴り続ける心臓
どこに向かってんのか分からない
とにかく、ハメられた
あの時には既に
罠に掛かってのか?
いつから俺は一人で
いつ ....
籠の外にいると夢のなかでからだを動かしている人形のようだ
よわいからこまる
はやくまたあしたから籠の中に入って働きたい
突然の夕立が 
アスファルトに湯気を立てて 
逃げ込んだ バス停の屋根
あたしはスカートを拭いていた


飛び込んできた
雷の音と いっしょに
きみの白いカッターシャツ
どきどき ....
ついさっき読み終えた推理小説
完全犯罪を謳ったクセして捕まった
僕だったらもっとうまくやったのに
僕だったらもっとうまく殺ったのに

TVニュースで垂れ流しの喜怒哀楽
どれもこれもが狂って ....
安全な部屋から庭を眺める
緑色の雑草に当たって跳ねる雨粒
驚いたように飛び上がるアマガエル
裏返ったまま濡れていく黒い突っ掛け
畳に投げ出された妹の両足
夏休みの宿題を広げるだけ広げて
雷 ....
{引用=あなたがたはそのふたりを町の門にひき出して、石で撃ち殺さなければならない。‥あなたはこうしてあなたがたのうちから悪を除き去らなければならない。(申命記 22,24)}
古代イスラエルでは、石 ....
  暗号は箪笥にしまわれていたが
  防虫剤の匂いに毒されもう使い道はなかった
  幼少期に誰もが熱をあげやがて棄て去った玩具同様
  為されるべきことは二、三あったものの
  その手 ....
星がない夜空で
遠く昔に君が歩いたはずの
もう見えない足跡でさえも
まだアスファルトには
小さな熱としてこもっていて

切ない夏の夜に
孤独な月が隠れながら
白夜について
君のとても ....
誰の記憶の残暑に
響く蝉時雨か

夾竹桃は紅く照り映え押し黙る

正午の陽炎――
誰の耳に聞こえてきたのか
その遠い声は

雲が湧く
わたしの知る あるいは知らない存在の
残暑の ....
『毎秒多くの人が死んでいます』
遠い国に生まれて消えて行く悲壮な顔の少年たち
映すコマーシャルに胸を痛めながら無意識のうちに嫌いなニンジンを除ける、捨てる
家庭用の生ごみ処理機に入れてスイッチを ....
 
美・サイレントをききながら、口パクを真似てみる

「愛が欲しい」とか「すべてが好き」なんてちがうよなと思いつつ

こりもせず、もう一度、真似てみる



*YouTube 美・サ ....
虫かごがなかったので

捕まえた一匹の蜩を

膝の中でかいだしたのは二日前

膝の構造のなにがよかったのか

膝の中で蜩は、よくないたのだった

スタバでコ−ヒ ....
顔のない世界を
ゆっくりあるいてゆく君を
ぼくは呼び止めて
お茶に誘ったんだ

言葉が伝わらないままに恋をし
手をにぎらないままに
ベッドに誘ったんだ

きみは買い物袋をさげて
と ....
私と
君と
あの子との
三つの管弦の関係は
軋るけど甘い泥沼
世界の終わり、地響きのような
敵意丸出し、唸り声のような
鋸が生む、摩擦音のような
低い低い低い音楽
暗い暗 ....
平和を願うあなたへ
今なら抽選で3名の方に
ウクライナ、イラク、ガザ、シエラレオネ
横断6ヵ月の旅が当たります

日本にいて69年?前の戦争に思いを寄せなくても
今、正にそこで行われている ....
さようならスペイン
壁に描いたコスタ・デ・ソルの海岸を
忘れないで
何があっても愛してるよ
は嘘だったけど
このまま何もなくても
きみのことずっと愛してるよ
は本当だったはずだった
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
以心伝心陽向1*14/8/18 16:06
アキアカネLucy18*14/8/18 15:36
君の目あおい満月5*14/8/18 15:29
湖面藤鈴呼1*14/8/18 14:38
いまむかしまきしむ014/8/18 14:25
『腕』あおい満月7*14/8/18 10:55
夏・陽射し[group]……とある蛙12*14/8/18 10:10
渡辺亘514/8/18 8:43
散歩月形半分子314/8/18 1:00
超破壊少女瑞海2*14/8/18 0:41
エデンの蛇を酒にして女酔わせている北大路京介214/8/18 0:07
つくりものの頭髪に雪314/8/18 0:06
混浴露天風呂に茹でられている214/8/18 0:06
トラップト凍月0*14/8/17 23:52
ぼぼんぼぼんがぱ214/8/17 23:03
夕立の後の香り藤原絵理子614/8/17 22:55
なにもかもがすべて狂っているねこ歩き0*14/8/17 22:49
夕立の後の香り/即興ゴルコンダ(仮)未投稿こうだたけみ3*14/8/17 22:38
Giton3*14/8/17 22:26
我々の暗号草野春心714/8/17 22:22
白夜の足跡[group]りゅうのあく...9*14/8/17 22:14
残暑景[group]塔野夏子6*14/8/17 21:46
17歳だったサトウチカ214/8/17 21:03
美・サイレントをききながら[group]殿上 童16*14/8/17 20:48
晩夏月形半分子514/8/17 20:03
神話梅昆布茶1714/8/17 19:59
relationship三重奏凍月4*14/8/17 19:47
平和を願うあなたに花形新次1+14/8/17 19:37
marciero memoriamizuno...414/8/17 19:21
0.0001014/8/17 18:54

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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