はじめは上手くない
知らないと恥ずかしいし
失敗など当たり前
それで傷つかないわけではないが
そんな柔でもない
ナンカ違う
調理はココロ安らぐ薬でも
ナンカ違う
世界の主流、マジョリティとデザイン済みの常識ら
全然チガウ
プラスチックとちゃんねる争いの画面たち
ヒントになる
偽を暴く知恵、的を離れ ....
まこちゃんは
まことっていう名前だけれど
大嘘つき
大丈夫じゃなくても
大丈夫って言うし
痛くても
痛くないっていう
まこちゃんは
僕が守ってあげるんだ
子供の時 ....
広がる空に
飛べ
こころ
絡み合った想い
ほどけぬまま
泳げ
空を
変わり続ける
雲の形
想いもまた
あの青い空の向こうに
果てしない宇宙が
夢が
あるの ....
四角い君が
手を触れないでも
美しい音色を出す君が
とっても気になるんだよ
いつか会いたいな
テルミンさん
君が、遠い
だけど
諦めるには近すぎる
だけど
話しかけるには遠すぎて
君が遠い
ほんの数メートルが
ガラスを隔てたみたいに、遠い
待ってよ
行かないで……
....
公園広場の人だかりに囲まれて
学ラン姿の少年は、笛を吹く。
指をぴろぴろ躍らせて
黒い瞳は{ルビ魚=うお}のよう。
楽しいメロディ奏でつつ
耳はだんぼに開いてる。
身も心も空っぽにして ....
明けにヒグラシが啼く
カナカナカナ…
そそっかしい奴
夏の薄明は薄暮に似て
あの個体は感知できないのか
明けは涼しく暮れは蒸すのに
カカカカカカ…
ほら、また啼いている
確かに夜 ....
懐かしいこと思い出しました
ずっと前にこの街から
ずっと離れたところにいた時
唯一の連絡手段が電話であったこと
思春期のタブー
お喋りな母に電話の内容を盗み聞きされること
....
調理の得意な人は
もう一次元 ステキな世界へ
連れて行って くれる
そんなレシピを
考案して くれる アナタは
めっけもん
今流行りの もやしもん よりも
なめこたん よ ....
君を救いたい
君を守りたい
君を揺るがすものにも
きっとそう想うだれかがいるだろう
それでも君が君であるという
理由で苦しむのはいやだよ
どんなひともあっていいと
学校はおしえる ....
なすがママに
きゅうりがパパになった
それはつまり
結婚当初
かれらが毎晩毎晩
いやになるほど毎晩毎晩
はげしくくるおしく まぐわったことを意味する
まくわうりのように
ああい ....
私は自分の信じたいものを信じ
見たいものを見つけ出し
聞きたい言葉を探し出し
不都合な事実は無視し耳を塞ぐ
反論に備えて(怯えて)理論武装する
あたかも敵国を想定して軍事演習をするように
....
輝かしいね
見てると見てる自分が眩しくなる気がするよ
美しいね
あなたを見てるとあなたになった気がするよ
もうすぐ バスが来る
あなたはどこの席に乗るか気になるな ....
マンホールの
深い闇の中で
心に通じる
道を探せば
私は寂しい
子供のままだ
もう一度だけ
やり直せるのなら
あの時のように
見つめた ....
「ち・よ・こ・れ・い・と」
あの夏の
「ぱ・い・な・つ・ぷ・る」
打ち水のキラキラ
「ぐ・り・こ」
夕日のバイバイ
しろい頬をこちらにむけて
月が肩をふるわせている
窓の外から、じっと
石でできた町がぼくを見上げる
けれども雨がふっているのはまだ
きみの瞳のなかでだけ
....
夕立の後の
晴れ間にも似た
ぺニスインユアマウス
ただ鬱陶しいだけだ
さっさと
終わらせるには
お前はまだ
テクニック的に足りないのだ
アメリカの戦艦が
俺を見ている
....
ぼくが大人になったら
君をお嫁さんにしたい
一ばん強い、一ばんのお金持ちになって
悪いやつらから君を守る
君が泣いているとき
そばにいて「元気をだしなよ」って言 ....
夏祭りの帰り
土産もない手を
ボッケに突っ込み
田舎道を歩いていた
暗い山影と
遠ざかる喧噪
鈴虫の声と
小川の水音が
草葉の陰から
呟くように
....
緑色の飴を
外人さんが食べようとしていて
私は指を咥えてそれを見ていて
外人さんは
此方を一瞥すると
ほいとそれを口に入れて
ぷいと顔を背け
さっさと行ってしまった
その時、
銃 ....
ずっと前に見たものは
粉々に砕けて体に溶けた
胃液が零れ落ちる
最後の一しずくまで
窓の向こうには朝の光が
トイレットペーパーにくるまって
何も見えない生まれたわけが
あのこのま ....
幸福な人は詩を書くな─故黒田三郎
(外出に杖での独り歩きも無理となり)
室内で皇帝ペンギンの歩みを真似ている
哀れな老耄はおひとりさま
全半生のカルマが絡まり
リモースにせめられおじ ....
まだ小さかった西瓜は
七月の終わりになれば
大きく育ち美味しそう
西瓜を切った時の
ほんのり甘い香りと
鮮やかな色合いが涼しくする
大きな西瓜がたくさん育って嬉しい
愛情込め ....
湯船の湯の中でアルファベットを書いていると
いくつものカルマン渦が生まれた
小さなCの渦
乱れたEの渦
投げやりなXの渦
Qを書くと
Qの渦が生まれ
その中心が優しく輝いているのが見 ....
明晰な過去の雫
その「本体」の姿
夜の帳 風の声
コンプ済みのカードデッキと君の笑顔
歌われる事のない歌とはためく事のない旗
そして、愛する事のない人類と愛される事を知ら ....
僕は上海の窓拭き職人になって
安い給料やままならぬ生活のことで
四苦八苦しながら生きていく
詩など作らず絵画も解さず
芸術などというものには見向きもせずに
思い描くのはせいぜい
昼の定食を ....
体液は
しょっぱく
ああ、なんて
生ぬるい
.
縁切り寺 並んで手合わす片われの メサイアに遭遇した笑み
.
ホリック
詩になりそこなった単語が脳裏でくるんくるんと廻り
バス停から自宅まで歩くあいだに3回転半で綺麗に着地を決めました
いろんなものにホリックなあたしは
青臭いトマトジュースで ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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