音が失礼しましたと言って居る
私はそんな事気にも留めずに
抹茶かき氷を食べながら
ベースボールマガジンと女性自身を
交互に読み、食べては読んで、読んでは食べてを繰り返す
入って来る時は母 ....
あまあしは まっすぐにおちる
あまあしは ななめにおちる
あまあしは 屋根におちる 路におちる 黒い蝙蝠におちる
きみにおちる ぼくにおちる きみの髪の毛をぬらし 脚をぬらし ぼくのかたとうでと ....
なめらかな時間のなかを
女がひとり
黙っている
場ちがいな寒さをたえながら
来るはずのない返事を望んでいる
皮のない果物のように
傷みやすい夢であった
底をみせていない
心底笑い 笑わせる
底知れない エネルギー
底なし沼か ブラックホールか
底には 真理の川が流れている
人間の底を見た時の 忘却の念
忘れている ....
呼吸する街
道があったはずの場所に
旅人は立ち尽くして途方に暮れた
向こう側にあるはずの未来を
真っ黒な瞳は必死に探す
シャベルが土を掘る音
ヘドロが放つ臭い
崩れ落ちた土嚢
誰も ....
台湾あるある
意外と身長高いひとが多い
台湾あるある
お茶と漢方薬でからだ整えてるひとが多い
台湾あるある
かわいいひとが多い
台湾あるある
にこやかなひとが ....
僕たちは暗い湖の中で生まれた。
そこはいつでもあたたかい水がこんこんと湧き出ていて、
お腹も減らないし苦しいことなんかなんにもない。
天井からは極上の歌声が響き、
その時、 ....
ふらふらする人に
イライラするの
なよなよする人に
イライラするの
過去のキスで出来た傷
今になったら
それはただの傷じゃないかな
あなたの服の匂い
あの時世界で一 ....
どれだけ
アスピリンを
ヴァイコディンを
メタドンを
ヒドロコドンを
中毒になる程止められなくなって
直視出来ない様な
注射痕を遺して
全てが滅茶苦茶になりながら
摂取し続け ....
破水した光の{ルビ枝垂=しなだ}れ
終わらない夏の囚われ
わたしは煮え立つ釜のよう
せめぎ合いの果てに溢れ出す
しろくのけぞる
朝顔のうなじ
....
詐欺師に投げつけた石も偽物
夕陽に吸い込まれるカモメ見ている
夕陽が帰るのを見て仕事の続き
めーるが
きて
めしに
いく
めーるが
きて
めしに
いく
かも
しれない
誰も知らない何かが
このなかに住んでいて
すやすやとチューブから
トマトを吸い込んでいる。
無性 ....
北方の風で洗面台の雌蜘蛛が咳をして死んだ頃、
南方で濡れた子を抱いて女は震えていた。
ただ、たどりついた波が水平線の先に
戻る子の影を見つめてた。
雨が止む頃、
親と同じ ....
何処に 隠れてしまったのか 探す
この 窪みか
この 暗闇か
真っ暗だと思えた町並みに
灯りが見える度
ちょっとだけ 救われた 気になって
目を凝らして 前を 見つめるけれど
....
その一滴を
くちびるに運んだならば
あなたもわたしも
同じ生きもの
潤いの程度に差はあれど
却ってそれが
証になる
あなたとわたしを
等しく結びつけられることの ....
140827
その筋のものですと
あいまいに返事したら
無視された
厳格な言葉以外は通用しない
某ですと名刺を通じたら
通用門が開いた
監視カメラは厳格なのだ ....
満月が丸々と輝く
深い夜
涼しい風の吹く
草原の中
ヒソヒソ声が
鳴りを潜める
今夜しかないんだ
どうしてもか
どうしてもだ
ヒュー
鳥の甲高い鳴き声が
木霊する
狼ど ....
汗でもなく
涙でもなく
果物から
液体が染み出てきて
それは
どれも芳しく
汗でも
涙でも
薬でも
ましてや毒でもないから
(万が一毒だとしても)
私はありたけを込めて
愛して ....
おまえの、
痛みを思おう
肉体的なものにしろ
精神的なものにしろ
母とは、
思いやることしかできない
ここで、
同じように痛みを思おう
魚のような君に会う
街はまだひびわれている
昔の靴を引っ張り出してきた
新しい靴のようにいい音をさせていた
もう
幸せにならなくていいかも
泣きながら笑っている
☆
堕 ....
矛は真理を貫き、楯は真理を守る
真理は沈黙にのみ宿り、文字は幻想をさまよう
我々は真実(言葉)を置いてはいけない
真実(言葉)が我々を書かせるのだ 。
....
砂漠でプールのチケットを買うような日々
ラクダにのったダフ屋が 指を三本立てる
市営プールじゃあるまいし
いまどきたったの三百円だなんて
ダフ屋は首をふって
金ならいらない これが欲しいんだ ....
AVビデオに
男優の顔が映ると
興醒めなので
ダフトパンクのような出で立ちで
ポコチンもメタリックな感じで
出てきてくれると
うれしいなあ
AV女優の方は
肉汁ブシューッ
でない ....
台北の街の夜
部屋ではショパンが鳴っている
雪崩るように鳴っている
夜の深さを測っている
異国の夜は
情報量がすくなすぎて
闇が深いから
あの夜のように
....
台北の街はビルの壁がどれも汚い
台湾と日本の違いは
右側通行とか原チャの多さではなくて
台北の街のビルの壁がどれも汚いことだった
日本はビルの壁を国債を発行することで
綺 ....
感謝できるようなとき
感謝の気持ちをもつなんて
普通の動物でもできる
特筆すべきことがなくても
嫌なことばかりのときでも
感謝の気持ちを先行させて
ぼくらは逃げ切り ....
自己紹介をします
私、ここから
ずうっと離れた
海が見える丘にある
教会に住んでおりました
近くのちびっこと遊ぶのが好きでした
悪戯でオルガンに
ちょっと触るのが好き ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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