泣いた夜の
径に現われる白い珠
先をゆく 先をゆく
色のない足跡
片方の動きから生まれくる
羽のかたまりのいのちたち
夜の熱をつかまえたまま
夜の辺を昇りゆく
....
いくつかの
起承転結が
たとえば
レース編みの
小さな花模様のように
点在しているような
ひざかけを
(今朝、突然に秋が来たので、
それが不意打ちであったため
タオルケットだけの ....
何が無いのか
自信なのか
意欲なのか
まるで
ひどい通信簿をもらったような
夏休み
比べては落ち込み
比べられては憤る
創るのに必要な
腹の底の力が ない
140829
バケツをガンガン打ち鳴らし
村中の家から家へ
いよいよ明日から学校だ!
昼間は勉強が出来るんだ!
祭り囃子より素早く届けられ
どんがんどんがんやか ....
ふたをする
という感覚
耳を塞ぐ
という感覚
たましいが
堆積して
そこにあって
そこにない
ぽっかりと草原に
ひざをかかえる
ような感覚
ちくちくと
腕に手の ....
恋と愛 割れ堕ちる結び
鏡に眼向けて 誰よりも先へ
問うた幾多の同じ言の葉 光の蛻
右の手 左の手 繋がる温度
身体 連なり 温度は熱へ 群がる
思い荒ぶる ただ一つの想いの果て
....
ドッペルゲンガーも老いるのか
煩悩が消えぬまま大晦日のコンビニおでん全品70円
筆名をコロコロ変えて賞味期限切れ
アイ、ヘイト、ブロウジョブ、フォア、マイ、ハズバンド!
バット、アイ、ライク、クンニリングス、ベリー、ベリー、ベリーマッチ!
アイ、ライク、ソー、ハード、クンニリングス!
オオッ、ソー、ハード、 ....
京子は弱くなければ優しくなれないと思った。
逃げ出したいほどのみじめな生活。
この暮らしを憎むのではなく愛おしむには、じぶんが弱くなければそうはなれないと思ったのだ。
体育の授業は校庭をぐるりと ....
真面目にやってるそのつもり
時間厳守と計画力
放射性物質を撒き散らし
健康一番、おっさんはそう歌うんだ
味気ない曇天を懐かしむあまり
自転車で往復1時間の距離をゆく
....
楽しい日々よ
さようなら
苦しい日々よ
ありがとう
いつでもどこでも
波打っている
いまでもここでも
動めいている
思い出
重い根
遠ざかれ
未来 ....
定まってない
定まってない
いつもゆらゆらと
目眩のように浮いている
進んでるのやら
戻ってるのやら
何で僕って生きてるの?
と言って、ゆわり
何で雨が降ってる ....
91
腕が無いから世界で一番美しいなんて言い方ちょっと失礼じゃないかしら、と3m上から彼女が。
92
眠いと言ってここを去ったのに朝を連れてくる君は太陽。
93
空の青さが際立っ ....
虫の歌は小人が教えてまわったの
言葉を介さない言語なの
地球の支配者は昆虫だという人もいる
私も人間が支配者よりはずっと良いように思う
節足で内側から崩れていく
物としてのでき方が人間と真逆 ....
1 7六歩(77) ( 0:08/00:00:08)
2 3四歩(33) ( 0:10/00:00:10)
3 2六歩(27) ( 0:02/00:00:10)
4 4四歩(43) ....
はるか一等星に
わたしは及ぶべくもない
けれどもそれは
かの一等星とて同じこと
わたしには
わたしだけにしか放てぬ光と影がある
かの一等星にはない
幸いと慎ましさがあ ....
頭のなかで
ひっそり ねむっていた蝉が
摘出された冬
生まれかわったあなたがいた
ころがっているだけの生をえて
ゴロゴロ ゴロゴロ ゴロゴロゴロゴロ
交換される下半身
望みもし ....
軋む葦を 隠れ蓑にして
僕は 歩き続けた
春に成れば
ふわふわ の
アイツに 会える
それが 何よりも
楽しみだったから
あんなにキレイな 月世も
湖から 消えてし ....
ぼくらが産まれたころ
産めよ増やせよ
政府の方針として人間の出生を奨励した時代があった
早く言えば 粗製濫造
ぼくら乱造された人間はお国のために死ぬこと
それが名誉だと…
他に役に立 ....
地底を砕いた熱は氷を亀裂する
反転を繰り返した世界がまた溶けだしたのだ
閉じ込められた青は上空と消え去り
記憶の線影が飛来する
染み付いた色は褪せていた
わたしは羊水を吐き出し
薄 ....
あの気持ちになれるだろうか
部屋をながめる
ぐねぐねした道を歩きすぎて
ちょっとぐねった
だけだと思った
鳥の色
アニメージュ
本気になったら オーハラ、オーハラ
悲しみを歌う時刻 ....
(1)
変わっていないとあまり言われると
複雑な気分
私だって歳月をかけて
自分を磨いてきたんだし
それなりに成長してきたつもり
ポケモンでいえば超進化形ぐらいには
なっている ....
夏翳りゆきひと雨ごとのはざかいが沁みてくる
ニッポン脱出計画は高校一年の時すでに懐いていた
いまはもう無理をしってる
遠くなってしまった旅の日日、もう二度とはかなわない
ゆくすえは視えてき ....
闇の中で物も言葉も色ずくのを止めてしまって
意味を なくしてしまいました
ざあざあとふるのは あめですか ただごとではない音に
あらゆるものが ふるえていました
ごうごうごう 川 ....
だからあなたは
ひかりへ向っていて下さい
あなたの
その肉を流れる血液を脈打つ鼓動を
私はこの手で感じられない
それでも
こうしてあなたの後ろに立った時
あなたの影の中にいる私は
....
ある日のま昼
とある公園で
たがいの母親の 悪口を言っている
一組の
兄弟を視た
天気雨が
降っていなかった
ライトバンが通りすぎてゆく
いけない虫が
さわぐ
さわぐ
いやだ
やっぱり
ほしい
と、蠢く
どうなるか
どうするか
肩から伸びる靄を払え
蛍光灯で喉を潰せ
1834 1835 1836 1837 1838 1839 1840 1841 1842 1843 1844 1845 1846 1847 1848 1849 1850 1851 1852 1853 1854 1855 1856 1857 1858 1859 1860 1861 1862 1863 1864 1865 1866 1867 1868 1869 1870 1871 1872 1873 1874
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.34sec.