なぜアナタたちは
ワタシに近づき
「愛そう」とするのか
全米オープンだけに
オープンな話をさせてもらうと
日本人の活躍を
喜べない人間が
名前からして
西コリア系だとかって
言い出しそうでさ
警戒してるわけよ
議会で議決されたり
....
テロリズムの定義を歪めた
罪を意識しない国家体制は
ここに確立されてしまった
国家の行う恐怖による
人心支配が正当化された
テロ「恐怖」とそれを行使する
国家体制が承認されたのだ
....
ライブ感の 高揚
紅葉の色彩感にも 負けず
移ろう時の雫を
抱きしめるかのような
音の波
いきものがかり
ネーミングが 面白いと
クリックしたくなる
どこかの ホームページ ....
月の
はっきりとした輪郭に
引き込まれて 狼狽えて
カフェオレを口に含む
甘くて、苦くて、ぬるくて
谷間に落ちそうだ
男同士のDVについて
検索したが
そんな相談に乗る場所はなかった
名前がないので
場所がない
場所がないと集まらない
集まらないと相談に乗れない
乗れないと白ける
白けると責められる
....
経済的な理由から
全て「ジャンク」だった
クズとされるその部品を寄せ集め
これまたお笑いな筐体に
ガラス張りの天板のテーブルだよ
ちゃぶ台君と名づけたそれは
今日も私のパートナーだ ....
綺麗なものが好き
だって美しいから
怖いものが気になる
だって魅力的だから
謎なぞが好き
だって解けないから
音楽が好き
だって楽しいから
昨夜が雨で少し涼しい
夏の朝が ....
騙される楽しみも
必要だと感じている
本当を知る時に
シニカルな顔面の
崩壊が起きるからだ
それは許す事と
同時に起きる
好ましい物ではありません
けれども知覚を豊かにしてくれ ....
朝のコーヒー・コーナー
十時開店なのに
十五分前から
客が
今は七・八人
今日はうす曇り
おだやかな夏
来る時は涼しく
思いがけない朝
うれしいことに
もうひとり女性が ....
稲の規則正しいひしめきの中で
全ての尊いものを押しつぶしていきなさい
そうして全ての卑しいものに隠された
厳しく高貴な天秤でもって
稲は実り稲穂は垂れ
かつて無垢であったという人 ....
Sylph
ある男、夢をみた
さかぼそけき小女の夢なり
それより、その夢忘れえず
来る日もその次の日も
毎日かんがえにけり
つに決心せり
我このsylphなるもの
見つけるた ....
死んでいる系のぼくらは
テレビを見ない
酒を飲まない
声を出さない
夏なのに
長袖のジャンパーを着ている
手にはいつも、
iPhoneを持って。
スライドする指だけ ....
道ならぬ対象の あなたが
クリーニングされた ワイシャツを
パリッと 着ている姿が 好きだった
いつからか 気が付いてしまった
ワイシャツが アイロン掛けになっている
ど ....
読みかけの本を開くと
こぬか雨の匂いが
した
ひさかたぶりの文字たちは
指さきにそっと、重たい
夏の終わりはいつも、そう
ひっそりと濡れて
いる
空高く ....
彼は詩人を
気取る者
内なる黄金を仄めかす
持たざる者の、負け惜しみ
だが
言葉の剣が錆びついて
振り回す手つきも憶つかず
悪戯に、心の生傷を
増やすだけ
....
ホップ、ステップ、ハンドジャンプ! 君がそう言ったからぼくは逆立ちしてやってみた、ところが君はハンドジャンプじゃなくて、アンドジャンプと言ったのだった。それだけだ。本当はそうなる予定だったんだ。ところ ....
無傷で帰ってきやがって、と
言われるのだろうな、あの世で。
いや、神様は上品だから
無傷で帰っていらっしゃるなんて、と
やんわりと非難されるかもしれない
かすり傷ひとつあれば
神様は黙って ....
切ると血が出た
それよりも柔らかさに驚いた
それは頭のなかの出来事のようだった
でもリアルじゃないのがリアルだった
引き返せない
引き返せないから突き進んだ
首を切 ....
オレンジ色の空へ シャボン玉を子供達が吹かす
揺れるたびに 風の気配を確かに感じる
割れそうになれば心の中の不安と童心も同時に揺れる
ああ!愛してる!
いつまでも愛してる!
宇宙一愛してる!
永遠に愛してる!
思いっきり愛してる!
感動しちゃうほど愛してる!
気が狂うほど愛してる!
苦しくなるほど愛してる!
痙攣 ....
あなたなら
素通りしてしまうものに
立ち止ってしまう
あなたなら
気がつかないものに
気がついてしまう
あなたなら
視えない傷から
血が流れてしまう
あなたなら
聴こえ ....
夕暮れ時の喫茶店に
here comes the sunが流れた
気が付くと僕は
後期ビートルズの力関係について
とりわけジョージ・ハリスンの台頭について
熱心に解説していた
静か ....
君の体温はあたたかすぎて離れられなくさせる
けれどいつも二人でくるまっていられるわけないから
離れている時がむしろ当たり前で
心がつながっているということを信じている君は
私が居なくても離れて ....
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近頃、羊歯が気になっている
名も無い羊歯になりたい!?
小さな森に入ると
足元にあって
手を伸ばしている
くるりと丸まっ ....
僕たちは後片付けを始めた
片付けるものはそんなになかった
僕たちは会議机を三人がかりで乾拭きして時間をつぶした
机を運ぶという事まで意識していた僕たちのうちの二人は
拭きながらじょじょに机の両 ....
遠近法が麻痺した囚われの眼(まなこ)を
墜ちるのを怖れた誤読の盲人たちが崇める
しんなりとした粘性の絨毯は織り上げる程
未来を消し去り 響きを失った時空に
拡がっている 奇妙な、奇妙な諧調
....
砂浜の砂を握りしめ
手を開けば
崩れる砂
崩れた砂を見ると
砂は砂粒と砂粒だった
地球はひとつでも
本当の地球は
個々の人々や生きものたち
一粒一粒の砂粒
この世の中の本当の ....
あなたについて
私が見たもの聞いたもの、感触、熱、味
ぜんぶ
私の中に入れて蓋をする
逃げ出そうとされて嘔吐感がこみ上げるけれど
音を立てて飲み下し腹におさめ
唇を閉じたままニィと微笑 ....
夜半にうっすら目をあける
カーテンの隙間から
仄かに月明かりが差し込む
部屋の中は蒼い海の世界
私は、
月影が揺らぐ波間を静かにたゆとう
どこへ流れていくのかも
どこへたどり着くのか ....
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