君のこと
どうしようもなく好き

そんなつもりもなかったのに
いつの間にやらこっそりと
私の中に忍び込んでた君

追い出そうとしたこともある

だけど
やっぱり
出て行ってくれな ....
虚ろな純情をたてて十六夜の海 ありふれた寂しさに月を絞って飲む 月夜に溶けるブランコになる 「ゴミ箱が目印なんです、見えないんだけどね。」

肩を貸してホームの隙間を越える

電車は揺れ始め吊り革と白杖に塞がれる両手

私とその人は目を見て話をした

「どこ見て歩いとんねん! ....
僕たちはすれ違う小彗星のように
尾をひきながら歌って生きてゆくのだ

そのときに交感した想いだけが
やさしいえねるぎーとなってさらに
宇宙の深奥へと誘われる生命なのだから

まだ魚だった ....
諦めて、抱擁を解いて落ちる。

蟻が衛星のように周囲を巡る。

端から欠けて地に一つ。

月が、満ちて笑う。
あたしは女のゲイなんじゃないか

あたしは性同一障害でほんとは男で

しかもゲイなんじゃないか

そんなことをあるときハッと思って

それ以来ぼんやりそう思っている

あたしの脳が ....
食べられる前に食べてしまえ
僕の父アラビアータシニアは
そう言い残し食べられました。

アラビアータとは何者なのか
アラビアータの矜持とは何か
そんなことに父は思案を重ね
冒頭の考えがま ....
ぼーとテレビを見ていて
半開きの唇から
涎が一筋
急いで手で拭き…
認めない
涎を垂らしたことが老いのせいだなど
ただ 口を閉じていなかっただけ
幼児は涎を流し
若者だって 口角泡を飛 ....
空き瓶がある

それは

何かを閉じ込めていたもの

何かを守っていたもの

何かを保っていたもの

もうなくなってしまった

色や匂いをわずかに残す

それは瓶の記憶
消えたデータは消えたかったから消えたのさ
晒すものではなかったらしい 小癪だがな

二度目を脈打つと まったくの別人

アンタ誰なのさ まぁよかろう

 アタシはドライ詩が書きたかったの ....
両方の義眼をはずすと
タンチョウ鶴の嘴と
ヘビが飛び出す仕組みの
私はカフェの看板ゾンビだ

注文を聞きながら
お客さんの首筋に噛み付いたのは
失血性の毒を持つヘビ
血清は鶴の嘴にある ....
     さくら
ガラスの向こう そのむこう 窓ガラスのむこうに
水銀灯に照らされ さくらの花が満開でした
風が吹いたのか
さらさら さらさらと 寂しく花びらが舞っています

レモンの匂う ....
今日は一日平穏に終わったと
一日に句点は打てたと
なにかに感謝する自分がいる

今日はちょっと辛いことがあったと
でも一日に句点は打てたと
なにかに礼をする自分がいる

今日はタイトな ....
夜をまとい ひとつ
また ひとつ
陽を仰いでは
あなたの声を 響かせる

厳かに切り離されていく 大きなかげろう
ゆらりと揺れては 温もりを浮かべて

 覚えていますか
 先の夏には ....
・2/4 12:27
つかみかけの砂糖をばらまいて、歌う鳥たちに捧ぐ、辺りに散らばった雪化粧、ならぬ砂糖化粧と呼ぶべきものが、起こる、クリステヴァ、読んだことはないけど、きっと君は知っているはずだ、 ....
鉱物ならダイヤモンド
水なら軟水
そんな硬度10の私の憂鬱

憂鬱なんてどよんとしてもったりしてのしかかってくるものだと思ってたのに硬さを計る基準があるだなんて知らなかった(でしょ?)
よく ....
            140909

詳しくはこちらへのアイコンに
思わず指先に力が入る
1文字1文字写し込む案内文が
急に読みとり難い細かい英数字となった
ペン先が微かに震え
文字が ....
新しい文明についていけない、老い、ヤラレル、という人々をターゲットに 
マネーゲームは 果てしない

今日も 宅配便の中年が 老婦人が出した百円玉が一枚足りないと
トロクサイ手つきを笑い ....
遠い、遠いあの日
結婚式のときにいわれたな

サムシングブルー
何か青いもの

「青」とは
透き通る
悲しみと、誇らしさ

おお、結婚。

はて、それならば
離婚の色は
何 ....
詩を待つように 私を待つ
たとえばバス停
駆け込み乗車して
時間に運ばれていく人と
置き去りにされる私
発車したバスがベンチから遠ざかるスピードで
私たちの溝はできてゆく

同じ街まで ....
火花 踊る 
恐怖 揺れる 
刹那 祈る

マチマチの心が
町町に 溢れ
まちまちに 当たり
弾ける

田畑を 焼き尽くす
大文字の 彩りが
秋に肥え 冬を越え
枯れた ....
格別なこともない
特別な日に
ななめに笑い
或いは おもむろに悲しむ

おお 彼女は
ゆるぎない場所で
ゆるぎない愛を成就した

成就した
成就した
成就した
上手にした?
 ....
私の体で
彼は疲れる
私の言葉で
彼はいがむ
私の島で
彼は漂着する
私の果実で
彼はもぎとる
私は島を沈める
彼は舟すら作れない
家と ともに
ここで 幾年
育み
たのし かなし
アルバム 重ね
昔の友人の、志の高さを知る。
安い言葉を並べるだけでなくて、努力もしているのだと知る。

私の手元に残るのは、つまらないと言いながら、
安定した生活だけを狙って取り組んできた自分。

私は ....
夜風に揺れる柳は指揮棒
無数の電灯や家の灯りを観客に
雲の幕に覆われた月が
月光という合奏と共に現れる夜
デクレッシェンドして
新月になり
クレッシェンドの頂点で
今宵は満月を迎 ....
滔々と鳴り響く(ringing)鐘の音は 空気に溶けては消えていく 
繭のような雲は流れて玉響の夢を見 空気に溶けては消えていく 

リンゴン リンゴン リンゴン リンゴン

萌ゆ燃える ....
いちばん高いまんなかのところで
ぼくたちは見ようとしていた
うすくあでやかな冬いろのいとが
ほろほろうねって逆さまに
暗号のようにふってゆくのを
ぼくはぼくたちはみたかった
みたがった
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
君を想うえりん214/9/9 22:30
虚ろな純情をたてて十六夜の海北大路京介614/9/9 22:25
ありふれた寂しさに月を絞って飲む614/9/9 22:25
月夜に溶けるブランコになる714/9/9 22:24
はくじょうのひと中村 くらげ5*14/9/9 21:37
彗星のうた梅昆布茶2114/9/9 20:38
「月と蝉」宇野康平014/9/9 19:08
女のゲイ吉岡ペペロ614/9/9 19:00
アラビアータJr.は抵抗しないブルース瀬戸...6*14/9/9 18:53
認めないイナエ20*14/9/9 18:42
空き瓶あつ214/9/9 16:40
晒詩朝焼彩茜色16*14/9/9 16:03
バイト和田カマリ1*14/9/9 14:59
さくら島中 充614/9/9 14:34
いったい、いつからだろうHAL12*14/9/9 13:25
かげろう5*14/9/9 13:09
kaz.4*14/9/9 12:45
硬度10の憂鬱/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ4*14/9/9 11:33
硬度10の憂鬱あおば4*14/9/9 11:21
おいやられる。為平 澪9*14/9/9 11:10
わかれのいろうめバア714/9/9 10:30
私を待つ為平 澪15*14/9/9 10:01
モノクロ花火の夢藤鈴呼2*14/9/9 9:49
特別な日に浩一3*14/9/9 8:49
遠くの島nemaru2*14/9/9 7:14
年月中原純乃3*14/9/9 6:35
私は言い訳ばかりで、今まで何もしてこなかった群青ジャム1*14/9/9 1:09
Wax&Wane凍月7*14/9/8 23:54
継鐘 溶陽214/9/8 23:51
鉄塔の上のソナチネとおの514/9/8 23:11

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