インターネットに載せた詩を消したって死ねるわけじゃないのに
消したくなってしまうよね
死にたく
…
あ、ああ、音にも、なれないような言葉が、ノドの奥につまっていまして、それをなんと ....
閉まるのボタンを連打されていた
席を譲りあううちに終点
ほどよいお湯で滝行
loveないものねだりを文字にするletter
君の背中なら
目の届く場所で
優しく静かに
見ていたかった
僕の夢を乗せて
回り続ける
メリーゴーランド
縮まない距離を
愛してしまった
....
わたしのことは
いくら非難してもかまわない
でもわたしの胡桃を悪く言うことは
許さない
絶対に許さない
確かに今となっては
何のために存在しているのか
自分でも分からなくなること ....
片づけておいてね、って 言った
私の責任だとしても
鞄という鞄の ファスナーもホックも全部
ジッパーは下ろされ パックリと口を開けて
私を 逆さまに覗いて笑っていた
自分では見 ....
妖怪
都会の妖怪は
昼間に出るらしい
夜は明るくて
隠れる場所が無いから
たとえば
人の途絶えた午後
ビルの屋上に出るドアの
前に佇む影
あるいは
休日の事務室に ....
哀しみは河の流れのように
喜びはひまわりのように
嘆きは根雪のように
歓喜は太陽のように
哀しいと言えばみんな哀しい
うれしいと言えばみんなうれしい
難しいと言えばみんな難しい
簡単 ....
硝子のむこうで
雨が呼んでいる
硝子のむこうで
闇がきらめいて
硝子のむこうで
孤独が浮遊する
四角い窓から
宇宙がもれだして
夜はカーテンと
ひとつになる
四角い ....
空は語る
物言わずとも
風と喧嘩したわたしを
憐れんでは
空は語る
物言わずとも
淡い色が滲みゆく様は
いつかの
面影に似て
水平線へと消えゆく
2014/05/0
僕らの肩越しに
夏の空を仰ぎみる向日葵がそっと囁く
もうすぐ太陽は死んじまうんだって
燃えゆく空を傍観する肩に忍び寄る影
僕らはそれを
払いのけるようにして烏を追いかけた
決して振り返らず ....
人々の中を 歩いている
雑多に 何もかもが汚れている
あなたも また あなたも 同じ人
きっと私も 同じ人
そこにいるのに 要らない人だから 何もいない
この孤独は深海と 何が違うのか ....
庭の手入れをしていると
どこからかぶらりと
見慣れない動物がやってきた
とても悲しい目をして
物置や車のあたりをうろついている
保健所に電話するか警察に知らせるか
本来ならばするところだが ....
また、熱くなって
しょんないなあ
ばかたれやなあ
私は仕事に向いていない。職場には心からのやり取りなど微塵もなく、みんな効率性のためにつくりものの愛想と笑顔を浮かべている。親友などできるはずもなく、勤務時間を過ぎれば赤の他人同士。人間らし ....
真夜中の
狭い径で
首をまわし
何事かを騙りながら
空の明るさを
隠す四ッ足
日々の渇き
別の轍
水に堕ちて
再び昇る目
静止したものが
見えない目
....
ねぇねぇ
あいのおはなしをしましょうよ
…嫌だよ 愛は曖昧だ
じゃあ
みらいのおはなしをしましょうよ
…未来は今決めることじゃないと思うんだ
うーん それなら
わ ....
四、
という数字は
光線に貼付きやすいのかもしれない
高架橋のナンバープレート群が何故か
西洋の婦人画をおもわせる夜、
わたしの精神はまたひとつ
緑色の ....
終わりがないというのは
恐ろしくもあり頼もしい
ロサンゼルスに住む日本人の言葉だ
単純なドレミを一時間かけて弾いてゆく
世界をどう感じどう語るか
世界はひとりが感じるもの ....
愛してるよ
忘れたんだね
それか、
昨日のことだったんだね
いくらの軍艦巻に
乗組員、数十名
生まれることを許されなかった
鮭の卵たち
テレビのニュースに
独裁者
彼を許すまじと
人々はその軍艦巻を
一口にほおばりながら ....
毛布の花が体の上で咲いている
冬の寒さを養分にして
何に耐えかねてか
世界からぱらぱらと言葉が剥がれ落ちる
きらめく言葉
傾いた言葉
青ざめた言葉
しどけない言葉
跳ねまわる言葉
何に耐えかねてか
僕からもぱらぱらと言葉が剥がれ落ち ....
創業以来
継ぎ足し継ぎ足しで
使って来た秘伝のタレ👯
底の方には
秘伝の埃😷や
秘伝の髪の毛💇
秘伝のゴキブリ🐞や
秘 ....
わん、わんわん!おい、そこの!
きさま男か? 嗅いだ事ねえ野郎だな
どこのどいつだ、え?
いっぱしのメンチ切りかよ上等じゃねえの
ここらはぜんぶ俺のショバだからなァハァハァ
そこに小便したら ....
降雨の色は
さながら玉虫
耳へ
迷い路の水滴音
風に舞う羽音
耳へ
吸い付く蝶の
模様の構造
針の穴通す
降雨
濡れ苔弾く
切り立つ
顔面岩
霧立ち上る
洞 ....
悪口言いだしたところへ戻ってきた
明日を描く筆が折れている
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