だまって窓が開いていた
yoakemaeのね
部屋の窓からそっと
聞こえる車のブレーキと
私の自由な想像
(その車の行き先と、運転手の顔)
秋風 時々 雨、台風
暗い夜道 足元に雑草が触れた
こげ茶の土はアスフ ....
電波がつなぐ僕と外界
外は嵐さでてはいけない
段ボール製の要塞の真ん中に
ペラペラな布団を敷いて
昼も夜もわからないまま
ボク、箱ハイリ息子
詩は黄色いと言った君を
忘れられない忘れ ....
脳内トラフィックジャム
駆け抜けてハイウェイラナウェイ
気が付けばメトロでメーデー
そんな日々から逃げ出したいから
ボーダーボーダー
飛び越えて君にレスポンス
書き連ねてインディビデュ ....
私は自由でありたい。
自由である事は目的が一つではないことである。私たちの意志は統率されない。
自由である事は目的が一つに成らない自由である。私たちは協力しない。
私は何かに属さない。
私 ....
かみさ まのき をひこ うと あらゆる ち きり
ひこうきがいつき うと とびだっ た きり
みず きり ひきかえに ふめい きり
ひきかえに みず か ....
ふしぎな童話なんか
なかった
うそがめくれる
めくれたうそが風になる
春から夏がやってきた
夏から秋がもどってきた
ぼくは無になる
思い出だらけのぼくは無 ....
ためらうだけの余裕なら捨てておけ
ただひたむきに君を見ている
ショパンのノクターンを演奏している
サンチョ・パンサ号という
ふたりで名付けた彼女のグランドピアノのことで
彼女は、音が死んでいく、と悩んでいる。
音楽の師匠は、ちょっと綺麗な言葉じゃないけれ ....
何も遠くじゃない
今も
前も
一秒先も
蚊の鳴く音も
板橋区で発生した台風28号は
東へと進路を取り
北区に到達するころには
温帯低気圧に変わった
その名の通り
板橋区だけが
いたばしい被害を被ることとなった
花びらが螺旋をえがきながら
どこまでも昇ってゆくのは
風がすこしばかり
あかね色にふきはじめる
こんな季節だ。
まわりの空が
息苦しくなるほど
蒼く変わってゆく。
果てにあるものが ....
山々
木々
鳥々
青く澄み渡った空に
大きな真っ赤な花が咲いていて
麦わら帽子を被った三毛猫が
「どう、私綺麗?」
と言うから
猫なりにはね、と言ったら
ぷいと拗ねてしまって
....
忘れた と 出来ない は
全く違うね
最初から 才能が 開花されぬ 人間は
埋まっているだけだから
掘り出して あげれば 良いんだ
ブランクが 有ったって 平気
もともと 「 ....
川嶋医院の
門柱までの石の階段を
ケンケンしながら昇って行く
昇った先に待っている懐かしい顔
随分と草臥れたセーターを着ている子や
今日おろしたてのジャンパーが
砂や泥で白くなってしまった ....
頑張っているから 嫌なことが目につく
自分を責めなくていい 頑張っているんだから
あなたが犠牲になることはないんだ
終わりを予感したのだろうか。
秋になっても渡り鳥は渡っていこうとしなかった。
9月を過ぎると思い出すよ。
あの頃のあの君を。
響いてくれ、響かないでくれ
....
蝉は生き続ける
孵化を忘れた年月を
ルサンチマンさえ風化して去った
いくつもの夏を
トニオクレーゲルの日々を
隣のねえさんの優しげなまなざしを
不思議の森に生まれ
永らえた歳 ....
タクシーがなければ 馬に乗って帰るといい 真夜中のどこかに 青白い馬が潜んでいる 二人乗りだから 相棒を見つけて 飛び乗るんだよ 鬣をつかんで しっかりと 離さないで
高速道路など 使うまでも ....
セックスと言葉と息が
ごちゃごちゃ
ごちゃごちゃで
わかんなくなるから
チョコをひと欠片
補給したら
私とあなたの間にも
ひとつ
綿まくら
だーれも知らない
あるところに
幸せな国があった
幸せな国には王も法律もなく
人々はみんな
何でも話し合って暮らしていた
みんなが平等に幸せになれるには
どの道を選べばよいか
....
ピンぼけばかりの写真集につつまれる
まつげ長くして口紅型のピストル
なにも通らない道を舗装している
そこに愛を叫びのは
世の中との心地よい関わりを求めているから
世の中との心地よい関わりって何だろう
相反する世の中と自分の思い
何かを言えば常に反対に響く意見
そこにこそ愛を求める? ....
街の明かりがキラキラ光る
ここはデリーか
車のライトが目に映りこむ
ここはロサンゼルスか
夕日が建物に反射しすぎて眩しいくらいだ
....
ちっちゃな 魂さんへ
ある日 もう一度 お母さんが見たいと思った
それはわたしだった?
わらって ついてくるのは
可愛い 犬です
もう一度 もう一度
わらって
ついてくる
....
表現し伝達する手や足と震える唇
バンドマン歌ってよこの夜の深さと哀しみを
いくつの星がうまれて流れていったのだろう
音韻学的なぼくらの言葉の航続距離は?
アクセサリーみたいに飾り付 ....
反動前進
衝動前夜
構うのやめて
ドアの向こう消える
修復する窓
生まれる壁
ここには一脚の椅子
どうしたさみしさ
お前綺麗じゃねえか
開放された共同戦線は
罵詈雑言の歌い ....
見えないものに見られている
巡る血に支配されている
四角 ずれる ぼやける
右を向いてはいけない
1804 1805 1806 1807 1808 1809 1810 1811 1812 1813 1814 1815 1816 1817 1818 1819 1820 1821 1822 1823 1824 1825 1826 1827 1828 1829 1830 1831 1832 1833 1834 1835 1836 1837 1838 1839 1840 1841 1842 1843 1844
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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