ビールは水曜のネコ。
おつまみは柿の種。
映画は、「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」のスプートニク2号で月にいったきり帰ってこなかったライカ犬に比べたら僕はまだましさと言うイングマル少年、「トレイン ....
夜はぬかるみ
家のない鳥たちは
飛び続ける
(落ち続ける)
指差して灯るのは
あかるいのは嘘ばかり
やさしくて生ぬるい
半分のからだを
半分の誠実で包み
越えようとした
....
ラークジーが
己のシハンガーを
セレメンターゼエポキドスと
引き換えに
チャリオトマに渡したのが
メタタス暦125年のことだ
それを切っ掛けに
ラークジーは没落し
代わって台頭してきた ....
息は吐くそばから冷えて
凍った頬をもっとかたくした
ちっともこわくなかったよ
死ぬことも生きることも
きみがいないことに比べれば
もういい加減
煩わしいことから
解放されたい
ごちゃごちゃ言う
奴らを黙らせたい
来年は
平穏な気持ちで過ごしたい
人類三回絶滅出来る分の
核兵器を持ちたい
持てば、三回ぐら ....
ダメよ〜ダメダメよりも
全然上のように思うのだが
シェシェシェのシェーの
人気が思ったほど上がらない
何故だ?
犯罪者の発した言葉だからか?
家庭で、学校で
子供たちがこぞって
「シェ ....
砂漠の中
真白のシェルターに
二人は震えて いた
彼女彼らは
命を生む仕事を任された
彼の血で種ができ
彼女の涙が水となる
殺伐とした砂漠に
一枚の葉がしっかりと生 ....
厳かな儀式でもはじまるのか
水を打ったような静けさだ
正面に目を向けると
沈黙を制した魔術師然とした
真っ黒な燕尾服を纏った男が
両肩をいからせる
雄弁なその背中から
鬼のような ....
冷え切った指を折り数える
何年経ってしまったのだろう
震えてしまうほどあたたかな
思い出は両手からこぼれていく
冬枯れに弱く浮かぶあの星へ
巡り会える所まで
あと幾 ....
紫がかった白い花を幾つか摘んで
古い白い穴のあいた小舟に乗る
湖へゆっくりと漕ぎ出しながら
細切れにした思い出は通った道に浮かべてある
穴のあいたこの舟はちょうど湖の真ん中で沈 ....
おまえは、
子供たちの注意欠陥とか
多動性障害とかの
関連が疑われる、
危険なタール系色素の中でも
青色1号や黄色4号を超えて
はるかにアブナイ、
赤色104号だった
けど、
そ ....
似なかった自画像が金賞でいいのか
ジェラシーが食欲を奪ってくれない
朝の四時ごろ、おばあちゃんが眠れないといって
起きてきて気づいたのよと母が言った
首をさするとだらりとした感触がした
まるで濡れているようだった
溶けた泥のようだった
午前五時の空気がよそよ ....
今日僕の生のステージは
一つ上がった
それは同時に
僕に傷があると思い知らされた日でもある
気絶するほど殴られた
あの日
僕は挑戦しなければならない
僕は戦わなければならない
今 ....
環状じゃない国道を
旅は若い私の
それは始まった
日光詣でだよ
特に意味は無い
一万円でどこまで行けるか
下らない賭けだった
アメリカの様な宿泊施設は無い
其の代わり食堂が ....
悪は一つの矛盾した実り
弱くふるえている果肉を守るために
幾重にも重なった硬い果皮
善であることは実ることを拒絶すること
果肉が傷ついても
それに耐え続ける強さがあるというこ ....
思い出が消せない
あの時は確かに
愛していたから
トラウマよ眠れ
ただ一度だけ眠れ
カットグラスの
ように
脆い僕の心が
壊れてしまわない
ように
トラウマよ眠れ
....
未来への憂いが何になるの
闇夜の訪れは皆に平等でしょう
あなたはこのちっぽけな世界に怯えて
ずっと目を閉じるつもり?
もしも
ずっと目を閉じたまま
あなたが死んだと ....
ため息をつかないし。
前向きだし。
愚痴も吐かないし。
元気だし。
ひとりだし。
仕事は不安定だし。
貯金ないし。
バツイチだし。
子供作れないし。 ....
遠く奥から
暗い雷鳴
生きる勢い
逃走のための闘争
自ら見ず
意識の儀式
他人の谷間
孤独な鼓動
頭たまらず
強い酔い
髄の不随意
心身の芯
命 ....
深夜
少しいろのついた水をのんでいた
グラスは透明だった
仄暗い
テレビの灯り
こくん こくん こくん
一息でのんでしまいたかったけど
なかなかのみおわらない
....
食べられません
と書いてあるが
食べたらどうなるかが書かれていない
○月○日まで美味しく召し上がれます
と書いてあるけど
そのあとはどんな味がするのか書かれていない
キレイにお ....
うそのそとに いつわり
うそのそとに いいわけ
うそのそとに くちがあり
くちがあれば うそをはく
嘘から覗く虚ろな社会の本音で悪口 三枚舌で赤く丸める
嘘が強かに実しやかな ....
だいすきです。
だいすき。
顔は全然タイプじゃないけど
優しいとこ。
話を遮らずにうんうんって聞いてくれるとこ。
寝起きでもちゃんと出てきてくれるとこ。
わたしの話を ....
一人カウンターで
誰にも邪魔されず
低く響くジャズを聴きながら
バーボンオンザロックを飲む
23時
世界なんて言葉は
青二才が口にするものさ
この街があればいい
この酒場があれば
何 ....
愛をまに受けて 焼けていく
わたしをみて
かける言葉がなんにしろ
それさえも まに受けてしまう
見える ほとんどすべてのものは 焼け
ドーナッツの穴だけが
残った
「皆殺し」
眠れないので改造しておりました
極彩色のペンチで
灰色をたくさんつくったのです
死んでいるみたいな街が
ついに
本当に死ぬ
夜の反対側で
針金みたいな警察官が
ド ....
ひとつひとつの キスに
その時々の 思いを込めて
少しずつ 贈ってゆけば
届くかしら
深海魚
夜の深海魚
夜中の深海魚
もしくは陽光を浴びない魚
陽光が嫌いな魚
浴びれない魚
何を思って夜の底
そこの地は冷たかろ
ここの水先案内人
ちらちら揺れる灯迷い人誘う
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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