きみは本当に好きだね
まるでファッションを楽しむようにことばを着飾り
意味のあることばすら無意味にしてしまう
きみの魔法はステキさ
まわりの女性は誰彼構わずきみに憧れて追いかける
きみは ....
きたなくて
らんぼうで
いけずなもの
それが私のきらいなもの
叫んでみれば誰かに届くだろうか
こんな思いはひとりじゃないって
みんなバラバラの速度で生きているけど
僕はどうかしている
電車で隣の席の人が
僕の目の前の老人に席を譲った
僕はスマホに ....
二の解き方が
自由を欲した
その欲したが
分かりやすかった為
神は没収した
ローマへゆけ話はそれからだ
もう無いとしか思ってなかった
あの日の公園がたくさんある
なあにまだまだだよ
....
長い脚を{ルビ鞍=くら}から垂らす
彼は動かぬ白馬に{ルビ跨=またが}っている
馬も{ルビ体躯=たいく}も憎まず
彼は上品に降りた
{ルビ船酔=ふなよい}や高炉の穴の旅行映像を
彼ははに ....
奇妙な感じの続き
遠い何時かの続き
僅かな欠片が繋ぎ合わされて
浮遊感が生まれる
そしてカオスでの夢の教え
多種多様なる人々と
支え合い紡いでゆく
現実の人生には
大いなる自然の力が必 ....
一
目ざめの雨音が
昨日の悲しみを洗い流す
クズと呼ぶ声、狂った手もと
外した目論見、無残な成果
傘を置いたまま外に出て
頭から水に打たれると
体温と記憶とが
皮膚から剥が ....
宙を泳ぐ
水中の雲の夢心地で
スローモーション
スローモーション
横切るビルを
全て飲み込んで欲しい
僕の目の奥で
小さく飛び立って欲しい
過ぎていく色を
包み込んで欲しい
虚しい ....
目を
目を向けられて
目を向けて
大丈夫だよ と言う
私の大丈夫じゃない人生を乗せた大丈夫は
君に響いて
君を救ってくれて
響いて嬉しくて
私はにっこり笑って
私を救いはしな ....
暦(こよみ)と呼んでいたころが懐かしい
○を付けたり
ハートマークを書いたり
大安 仏滅 友引 先勝 赤口
いにしえからの伝承の言葉が
その日その日に意味 ....
夢の先端に
届いた気がしたのは
もちろん夢の中で
大好きな歌声を
聴きながら眠るのがしあわせで
興味深い闇の心も
むしろ
涙を減らすためのピースのひとつ
だったりしてね
....
風ばかり
かるく吹くから絵本が動く
トタンの屋根に熱い陽が落ち
すべてを棄てた
諍いののち
君の車のボンネットには
黄色い小人が踊っているかい?
秋の竹たち葉は揺れ騒ぎ
....
○「情報社会」
毎日世界中の情報が
大量に茶の間に流入してくる
しかし 僕の情報は何も入ってこない
○「終戦」
プーチンは戦争を終わらせるのを
怖がっている
仮に戦争に勝利したにして ....
あの頃 樹にもたれて 眠っていたきみを
切り裂いたのものは
きっと 誰かの作り話で
仔猫が、お腹を空かせていたのだろう
という 事になっていて
なぜないているの
と ....
人生は思った通りには行きません。行動したとおりになるのです。という坊主の書が回ってきた。行動できなくされている者への理解はみじんもない。この類の訓戒をSNSの方々で見るが、どうも胡散臭い。君ならどう思 ....
夜の窓口に並ぶ漆黒
手にした切符にかちかちと空が開く
駅前のロータリーで星を齧った
もう飽きたな
銀箔のヒビキ
青みがかり
深く深く
ヒカリ放ちて 、
たたずむ人の三の狭間に
天空直下 月灯りに照らされ、
救われることなく只々掬う手差し伸べて
治療したはずの前歯が欠けてしまった
すぐに治療して欲しいと歯医者に電話で頼んだら
のらりくらりとはぐらかされて
繰り返し予約日時を予告されるだけ
壊れた機械のように
仕方なく直接出向いて ....
何を書いてもどんなことを書いても
非難されるのではないかと怯え
書くことさえ躊躇う
私の浅はかな行為が創作に死をもたらしたのだ
それは誰も伺うことのできない
私にとっての大きな罰
....
誰にもわからない言葉で僕に伝えてほしい
君の言葉を待っている
ただ君の本当の心のうちきかせて
そっと耳元で囁くだけでいい
君が発する言葉一つ一つが僕にとって心の糧となる
君にしか伝えられ ....
別の影を見つけても
繋ぎとめた明日
上辺だけの心
透けて見えていても
その声を信じた
重なり合う唇
一瞬の熱情だけ
見つめてた
散らばった夜の隙間
埋めるように射す影を剥がす
....
僕に大丈夫だと言ってくれた
人がいて
嬉しさが込み上げる
背中を照らす太陽
自転車での帰り道
ひとり
言葉にならないことを
言葉にしたかったから
そのための経験だと
思おうと ....
悪と云う障害を
次々と置き
逃れ去るモノの
残響に 、
達しようとする
人の、
求め続ける
人の、
流れに向かい叫び続け
おやすみ
愛する人よ、
あなた達は皆ひとり ....
悲しみが今、涙に変わる。
君に言えなかった。
伝えたくても、伝えられずに
ただ、苦しかった。
ある日突然いなくなった君。
ある日突然何処かへと行ってしまった君。
....
たとえば僕をバラバラにして
原型が分からないようにすれば
誰からも
責められることはない
尊い命と言うのに
君が尊く扱われない時
君がバラバラになっても
誰も責めないよ
「さかなとられた」
こどものころ
父とさかなとりに
さかなつりじゃなくて
さかなとり
ちいさなつりざおに
ぱんをこねてつけたら
父だけがさかながとれて
あたしは枯れくさ ....
週に一・二回
昨日まで会えていたきみの姿が
今はもう無い。
会える時間が大好きで
何よりも大切だった。
額の汗を拭い
綺麗に掃除を終えた後で
一杯の水を美味しそうに飲んでいたきみの姿 ....
もう会えなくなった君
ありがとう。
君といたささやかな時間は
前を向くことが出来るきっかけとなった。
もう会えなくなった君
ありがとう。
「今は当たり前でも、ある日突然会えなくなる事が ....
群青のうねりと尖った氷山をかき分け
巨大なヤツが俺を片眼で睨んだあの日から
俺は毎日1インチの縄をキリキリと絞り
玉鋼の銛を鍛えては研ぎ続け
ラム酒をあおってはヤツを呼ぶ歌を唄ってきた
....
○「味の一元化」
お袋の味
から
コンビニの味へ
○「不審電話対策」
「登録されてない方は
三度続けておかけください」
○「不幸のもと」
ないものねだりは
不幸のもと
....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
0.24sec.