秋の夜長
逃げては追いかけ、追いかけては逃げ、
今宵もひとり鬼ごっこ
SMだからTVショーでも
取り上げられるけどさ
スカトロまで行ったら
どこも取り上げねえだろうな
最近流行りの
混血女性アナウンサーに
正確な発音で
スカトロって言ってもらいたいけど
....
科せられた罰もないので
皿の芋をとって齧る
女より甘い肉のないことを知りつつ
透明な箱の戸をあけしまいこんだ一輪のすみれ
壁をうつ夕立ちのつめたさだけで
すぐ ....
雨のなかの無言
港の夜の終わり
藻の緑の昼と午後
霧は凍る
岸を摑む
埠頭の音が曇に映り
やがて粉と降りそそぎ
常に宙に消えてゆく
影さえ土に ....
一目惚れをした
あんだって? あよ、いいぐれーじゃねー
ぎゅうつく抱きしめてあげて!
なーにそんなことしたら、けっぽられるわ
けめるいにゃ〜 やっけーこ乗り越えてけろ
んまかねぇ! ....
仙台名物笹かまぼこを
貴女の股間に挟んで
一晩寝かせた浅漬けが
翌日の朝の食卓に
ご飯と赤だし味噌汁
と一緒に並んでいたら
いつもより
二杯は多く
おかわりするだろう
ワサビもつ ....
一生懸命だった夜
沈黙ってこと考えた夜
意味のあることの無意味に無邪気に向き合った夜
丸腰なんだからと強気で弱気だった夜
一生懸命泣いた夜
偉いってこと考えた夜
言葉は言葉は言葉は言葉 ....
キキキキキ。
闘病は辛いもの。いつか治るということに希望を抱いているのだが。
私は統合失調症である。死の恐怖を感じたことも、100回や200回ではなかった。
世間から見ればただのお荷物である ....
明日こそと
毎日セットして眠るのに
今日も鳴らない自覚時計
海は広いな
小さいな、オレ
ツキがないなと
気が沈む
海は大波
青い顔、オレ
揺れるココロは
芯が無い
海に来てても
浮かれない、オレ
行ってみたけど
予想どおり
吹きつける風に
打ちつける雨に
降り注ぐ雹に
痛みを覚えると同時に
優しさを感受する。
〜巡りめぐる因果〜
間接に直接に
そう把捉することで落ち着かせる心象。
....
ぎゅっと握った二十円
お小遣い帳にお菓子と
日曜日の午後の事です
小高い古墳群頂上から
平野を走る鉄道の線路
市道沿いの駄菓子屋へ
優しいおじいちゃんと
少し怖いばあちゃんが
樽に入っ ....
あおい がうかぶ
みなもの まばたき
あなたをおもうように
ささぶねをうかべる
ゆれる かげろう
はんしゃする せかい
りょうのてで つつむ
その いっしゅんが
ひどく いとおしい ....
感情は伸び縮みしながらも
軸の周りに等しく釣り合って流れている
この感情の水流に濁った電気が通されると
軸自体が正しい位置からずれてしまい
空いた隙間からストレスが分泌されてゆく
....
僕の言葉からか それとも心からか干上がって
或いは深い地底に沈み込んで
もう二度とはほんとに笑ったりおどけたり心から手を伸ばしたりする自分には
僕の時間が追いつかないとすっかり放念してい ....
クマは冷蔵庫をパチっと開けると
缶ビールを取り出し
プルトップを上げた
裸足で踏むキッチンの床はとても冷たく
クマがノコノコ歩くたび嫌な音がした
「ベルト買わなきゃ」
クマ ....
この野原から見ていると
あの星達は近過ぎて
隙間を通ることもできない
そんな気分にさせられる
この大空を抜け出して
あの星空に近づくと
どの星達の間にも
果てしない距離があると知る
....
街を見下ろせる ガラス越しの喫茶店で
小さな椅子に腰をかけ
ふたりはよくそこで コーヒーを飲んでから仕事へいく
まだあどけない少女だった頃から
彼女を僕は知っていて
なんの変哲も ....
ある日ぼくはコンビニでブタと出会った
黄色と白のストライプの入ったパラソルを握り締め
成人雑誌コーナーでブタは立ち読みをしていた
彼の背中とすれ違うと
どんなに待ったと思う?
ブ ....
いいねって
思ってなくても
「いいね」を押したね。
いいねって
思ってなくても
「いいね」を押せるね。
嫌だねって
思ってたけど
「いいね」を押し ....
待ちに待った夜が来て
冷たい風が触れ回る
枯葉を転がし踊り出す
{ルビカリアッハ・ベーラ=冬女王}の布告だよぅ
ゥゥゥウウー カラカラカラ…
南の御座には{ルビケリドウェン=冥府魔女}
出 ....
悩みとして昨日の事話したら、
笑われてネタ帖に刻み込まれた。
夜は雨。
豆腐屋ジョニーは醤油がなくても食べれんねんと言ってたので買ってみた。
ひとりすんなり帰るのはさみしい。
....
蒼い空が 遠くて
余計に悲しいのは
僕が
1羽のウサギだから
カメに負けたあと
どうなったのか誰も
知ろうとはしない
色褪せたウサギ
透明な過去の中に
遺失されたまま
埋ず ....
生まれたときから
終りのない
この心
風のなかにあっても
難しい貌をして
気高く
悶え
涎を流して
渇きつづける
いずれにしろ
しかたないことなのか
誰かの
手はず ....
ハッピーターンの粉ばかり舐めて本物のUFO
賞味期限は見なかったことにして旦那にお菓子食べさせている
人間が好き人間が嫌いもう若くない
おもい
が
つよくなる
ほど
かたむき
が
こわくなる
こころ
を
しめる
存在の不在
おもっても
おもっても
わたしは
横を
すれちがうことしかできないなら ....
閃光の一瞬
浮く身体
空を駆けて
目指すは銀河
今見えるものを
全て振りほどいて
新しい世界を僕と見よう
真っ暗闇を怖がる時間は
もう終わったよ
尖った星の欠片 ....
人に
地に
理に
とらわれません
または
人に
地に
理に
とらわれましょう
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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