なんかいか
うまくやるために
犠牲になって
しんでくわたし
しなびた夜だ
ただただ空気がつめたくなって
朝がきてきえていく
さようならあの恋
あのときの匂いが ....
灰色に覆われていた重たい空は
夕方から雨に変わった。
わたしは宿の大きなガラス窓を打つ
雨の音を聴きながら
目の前のドッグラン広場を見ていた。
窓を伝う雨にわたしの顔は
....
鼻毛カッターで鼻くそ取っている
痛い❗これは痛い❗
あらゆる意味において痛い❗
大乃国が苦手とした
板井の張り手ぐらい痛い❗
止め ....
くるくると蠢く
藍色の 愉しいおしゃべり
誰かの声のような
知った台詞を 繰り返す
荷造り紐の 黄色が映える
春は未だか
何かに貼り付いている
何だ?
地だ
大地 ....
競争に行く君の
邪魔はできない
話せなくなっても
仕方ないや
どうかどうか
忘れないで
横一線に 深く傷の入った樹
ここから離れることの出来ないひと
手を添えて
照光の遮りは 心地よくて
未だに傘の輪から 飛び出していくことができない
線の先の遠く はっきりとは見えない ....
もうずっと大丈夫だよ
生きてけるよ
何の心配もいらなくて
ずっとずっと安心いっぱいで
生きていけるんだよって
そんなことを求め続けて
鬼さんこちらと
手拍子の鳴る方へ
西へ東へ
のた ....
隣の隣のサークルで“冷やし中華はじめました”だってこのビラなんですかって聞いたらよく見てみてって言われてよくよく見たら“や”と“し”の間に小さく“か”があるんだなにこれ、ひ、や、か、
やあい引っ ....
くすんだ水晶体の行列が俺の進路を垂直に遮る、俺はやつらの頭を片っ端から潰し、道に落ちた脳漿を踏みつける、汚れちまった靴の底を街路樹で拭き、振り返るとまた新しい行列が横切っている ....
どこ吹く風は行方も告げず
仕舞い忘れた音色を今に置く
陽炎に例えて貴方とかくれんぼ
腕を伸ばせば遠ざかり
指でなぞれば刹那に変わる
患いは何処で鈴を打つ
どこ吹く風 ....
その手の中にある、幸せには気づかずに
自分の不幸を嘆いては愚かな事だと笑われる
それでも…
月の無い夜、不安に怯え
夜空を舞う、小鳥のように
見えない灯りを、探さずにはいれられない
そらのおと
くもはそのまま
なにかがきこえた、そんなきがして
つちのおと
あしもとから
さくさくするこえが、おんどをつたえはじめると
みずのおと
ゆびさきから
さらさらと、きり ....
君はまた僕の世界を見てる
その瞳で次は誰を狙うの
落ち着くからって
いつも抱いていたぬいぐるみは
気づいたら大きくなっていた
世界を藍に染める僕は
彼女には受け入れられなかった
....
月のそばでよこになる
半分の月が星をしたがえている
きのうまた行ってしまった
ことしもう三度めの大きな発作だ
思考を放棄しても
なにか考えごとをしてしまう
泣いてい ....
女めんどくせーハングライダーで帰る
葬式の日まで筋トレするのか
午前0時を過ぎて誰の誕生日でもない
水面に垂らした絵具みたいに
水面に垂らした絵の具みたいに
ぼくらの想いは留まることなどないのだけれど
異なる2つの色がきれいに混じり合うみたいに
異なるぼくらの手と手が重なりあう内 ....
からからからから囁く声
冬の神様が
落ち葉のカードで占いしている
シャッフルシャッフル
さあ一枚ひいて
雪が降るのは明日です
とたんにゴーと風が吹く
この忙しい年の瀬に
冗談じゃな ....
2014年11月また冬が来ます
つめたい風の吹きすさぶなか
ひかえめに降り注ぐ光のしてきた
途方もない宇宙の旅を考えたことがありますか
太陽系の中心から暗闇を進み続けた光の粒
息をするた ....
あんまり心が鬱屈するので
冷たい水でも買おうと
深夜のコンビニに立ち寄った
ポケットの中をまさぐると
入っていたのはコインと星屑
どちらが使えるかわからないので
両方差し出すと
店員が受 ....
強く生きたいと君を見てたら思った
やさしくなりなよって君は言うけれど
芽吹く緑、花咲く赤、実った黄、土に返る黒
強く生きたいと君の目を見て誓った
やさしく生きなよって
それもいい ....
空を自由に飛びたいあなたは 不思議なポッケを持ってないから
空を自由に飛びたいあなたは 今ここで 踊ってけ
空を自由に飛びたいあなたは 不思議なポッケを持ってないから
空を自由に ....
シャカの手のひらの上の気分 行けども行けども辿り着かず
世界の果てまで行ったとしても そこには大きな滝が流れてて
そっから先は誰にも見えない 答えはウェブで CMのあとで
見たことの ....
あなたが幸せだったらそれが私の幸せ
なんて 嘘
だけど 本音
複雑でしょ 女心って
女っていうのは
そういう生き物で
時には
自分自身を欺く
とんでもない嘘を
信じきれるのよ
....
.
真白いカンバスに、チューブから捻り出した絵具を
まず叩きつける。これがぼくの描き方、原色のまま
何色も何色も叩きつける。赤とみどりがぶつかって
悲鳴を上げている。かまいはしない。良いてん ....
ごシュウギ目当ての
全国オセロ大会が始まる
以前は俄然合戦
セイトウ的陣取りゲームの囲碁だったが
近頃では多くのイシが
「我らシロにもクロにも決めかねまする」
投じ ....
デジタル信号に変換された
音色の濁流から
そのUTAをすくい上げたのは
ただの気紛れだった
はけ口を求めて迷走する魂を
水先案内するように
君のUTAは胸の裏地に棲みついて
僕の ....
どうして
次の日と
もう一日だけ
ライン
会いたいと
ああそうか
そういうことか
嫌だけれど
気づく
彼の主張
彼のやり方
わかってるよ
でも 暖簾じゃない
....
彼女の名は、るーしー。
る の 文字の書き順で 自分の頭のネジを
くぃと回すと、しーと、清いものが流れる
彼女の姿は、蛇口
流転の物語の筋道を たくわえていて
ひつようなだ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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