冬の蛹が、
春になると、
蝶になって夏に舞う。

心のなかは、
なにもなくなって
風が吹き抜ける。
それでも白いワンピースは
新たなる期待を孕む

生まれては ....
露天風呂に冬と押し込められている 秋になりそこねた冬が手を振る 時代遅れの男ブーム ヒヤシンス
強力に上目使いで
我を見つめる花


急速冷凍と氷畑
どちらが早いか
徒競走しよう


水溜りに埋もれた嘘を
ゆっくりと取り出す刹那
亀の形に成るでしょう
 ....
目を閉じて

息をすい

目を開ける

どうして
世界はかわらない?
桑田と後藤と湯川のバンド

安倍はライバルバンドの事務所社長

俺達は知性の薄れた評論家


いろんな考え出し合ってクリティーク

ふたつにしてひとつが真理

正しいことは絶対で ....
シロいのとクロいのをかっている

シロはなんもかんがえてないから
わたしもなんもかんがえずにすむ
ただかわいくてにこにこだく

クロはいつもいろいろかんがえている
わたしはクロのむねをさ ....
雪が降る

ソリの鐘が鳴る

錫杖のような音がする

俺ひとりで音楽シーンを支えている

砂に書いて泣き濡れて

夢見る甘い寒三十日を模倣する

追憶

ジョンレノンが俳句 ....
頭に計算機を詰め込んで
公園でチャンバラごっこをする
ヒーローたちは
世界を救うはずもなく
砂の城を蹴り崩した跡に
旗を突き立て
誇らしげに胸を張る

「ひとりはみんなの為に、みんなは ....
一面の雪の朝
私は
兄とかまくらを作る
田んぼ中の
雪を集めて

できました
私たちの秘密基地
しゃがんで入れば十分余裕
通学路からも
はっきり見える
不格好な雪の家

それ ....
一対一の戦いだ
息子と僕の戦いだ
今日は二人で過ごすのだ
ごはんもお風呂も二人きり

心配しないで大丈夫
僕になんでも任せなさい!
そうやって送りだしてから
作ってくれた離乳食を食べさ ....
ごはんできたよ と 声をかけても
テレビから離れられないでいる
夜の器に盛られた農場は テーブルの上で
少しずつ ふけていく


ブロッコリーの木に
間違えてよじ登った子豚は
降ろ ....
お前は世界中の視線の届かない場所へと
巧妙に自分の命を隠した
俺とお前はたくさんのものを交換した
情報や言葉や表情だけでなく肉体や精神にいたるまで
だが交換が命にまで及ぼうとしたと ....
錆びない歌を歌いたい
綺麗事なんかではなくて
誰かのためでもなくて
自分のために
錆びない歌を歌いたい

ららら ららら
区切られた空は
吐く息を飲み込んでいく
何事でもないかのよう ....
ところで君がいなくなった後の
この世界についての話をしておこう
君がいった後
ぼくらはあのマンションを引き払って
少し不便だが
旧華族の邸を改装した
郊外の物件を購入し
そこへ移 ....
1行目を書いた、1行目を読んだ、自分を感じた。
2行目を書いた、2行目を読んだ、あなたを知った。
3行目を書いた、3行目を読んだ、誰かを憎んだ。
4行目を書いた、4行目を読んだ、何か ....
浮かぶんだから
拾うしかない
拾って出して
ドコカに浮かべる
時に叫びながら投げる
捨てているように見えて
それは宝物
戻すことはない
見せたいから
影から見つめることはあっても
 ....
地下鉄の車内はある種のプレイルームだとぼくは思う
見知らぬ男女が息のかかる距離で密着し
電車が揺れるたびに女の乳房がぼくの腕に押し付けられるのだ
女はそのたびに「あっ、すいません・・(* ....
冬の小窓から
零れる ピアノの音

ファの音は寂しくて
シ♭の音はすれ違う

声を出すのはこんなに簡単なのに
気持ちを伝えるのは難しい

触れ合えば
なにか変われる
 ....
朝の五時半を少し回ったころでした
六畳の畳が漂流し始めたのです
思わず活けようとしていた椿を咥えましたの
そうしてうんと股を開いて立ち上がりました
初めてですこんな太ももの上まで晒しちゃって
 ....
時々思い出す
二段ベッドの下のうすい隙間に
うつ伏せになって潜りこんでいたこと

とても気持ちが落ち着きほっとする
目を細めると
奥の奥へその先があるような
私はぺらんぺらんになって
 ....
水槽でメダカを飼い始めたのが今年の5月
10匹いたうちの7匹はすでに死んでしまった
ペットの飼育に詳しい同僚の早川君に
7匹のメダカの死因をたずねたら
きっと子供をたくさん産んで力尽き ....
40代熟女を
後ろ手に縛り
椅子に座らせ
両足をひじ掛けに
縛って左右に
思い切り開かせる
パンティの左端に
ハサミを入れる
ぱちん
今度は右端だ
40代熟女の
アソコが丸見えだ ....
が、とても綺麗だから

止まない雨を

明けない夜を

恐れることなく

生きていける。
 定年退職後4年目のはじめのころ、ある短期集中ヘルプデスクの仕事をした。
 二十数名のメンバーのうち、ほとんどが若い人達で、年とったのは私一人。
 最初の一週間、ヘルプの知識や電話応対の研修があっ ....
若者が過去を振り返るのは
夢を実現するため
老人が過去を振り返るのは
夢を楽しむため
でも 
若かった過去へは行けません

***

別れるまで一度も名を呼ばれなかったからっ ....
日が暮れたら寒い

不信と憎悪が集団を動かす

知性と同苦が集団を動かす

誰かのための誰か

遠い世界を伝える報道記者

知性の薄れた国で彼を待つ


冷たい藍色

星 ....
{引用=
二月の夜空から零れ落ちる
無数の星影が
か弱い肩に降り積もり
窒息してしまう前に
宙に投げ出された
誤解を掻き集めて
真実の結晶を作り上げたら
きみの冷えた心臓と取り替えて
 ....
緑の芝に落ちる 赤い花
それが 首のように 見えようとも
ツバキ お前は 美しい

ハラハラと 落ちるばかりに非ず
ポクンと取れる種類の 山茶花も
世の中には 有るのでしょう

あ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
あおい満月615/2/1 14:25
露天風呂に冬と押し込められている北大路京介615/2/1 13:53
秋になりそこねた冬が手を振る115/2/1 13:52
時代遅れの男ブーム415/2/1 13:52
うつむきの花藤鈴呼3*15/2/1 12:41
革命金子茶琳115/2/1 12:31
平和吉岡ペペロ215/2/1 11:08
愛玩とよよん5*15/2/1 9:50
シュッポシュッポシュッポッポ吉岡ペペロ115/2/1 9:15
サンジュウシ衣 ミコ215/2/1 6:06
雪の家uminek...15*15/2/1 5:44
暮らし中村 くらげ515/2/1 2:30
夜の器あるみ10*15/2/1 1:36
葉leaf315/2/1 1:03
錆びない歌小日向 ココ115/2/1 0:57
空への手紙(ヘンドリック・シリーズ)オダ カズヒ...5*15/2/1 0:13
33行目を書いた、33行目を読んだ、最終行だった。komase...1*15/1/31 23:57
独白ノットイコール創作そこからの近似値=距離−時期 秋也015/1/31 23:55
通勤電車オダ カズヒ...2*15/1/31 23:46
連弾瑞海5*15/1/31 23:30
終ノユメただのみきや20*15/1/31 23:28
二段ベッドの下灰泥軽茶915/1/31 23:17
飼育法オダ カズヒ...2*15/1/31 22:56
良いパパ花形新次015/1/31 21:24
雨上がりの夜空たいら115/1/31 20:51
引き継ぎ秀の秋115/1/31 20:17
歳を取ったと気付かないあなたへイナエ9*15/1/31 18:56
不信と憎悪吉岡ペペロ115/1/31 18:28
しろい息衣 ミコ5*15/1/31 18:11
ツバキ お前は 美しい藤鈴呼1*15/1/31 14:59

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