甘いもの
辛いもの
を選ぶときは
どっちを選んでみても
お金を払わなきゃっておもわねーよ
羽根があったら
飛ぶのにな
足があったら
行くのにな
もう寒がり方もわかんない鳥 ....
何処なんて場所はねーんだ
さみしーなんて言葉なんて
アンテナ立てて鼻かんで
みんなその荒野にぶちまければいーんだ
十九日二十日前
骨散らばって腐れの影もねえ
誰かの影が
視界の端 ....
青臭い茎を裂いて
心地良さげに破綻の痛みを噛み潰す
細道だらけの旅が古着のように似合っていた
友よ
ただただ蠱惑な蛤の歌声が
あの括れた坂道から
忘れ物の顏でそぞろ出でる
ああ無明のチ ....
悲しくてしかたなかった
どうしたらいいのか分からなかった
だからひとに電話した
悲しみを伝播させただけだった
この悲しみを詩にしてみようかと思った
でも悲しみの伝播を無責 ....
こいつ働かないで
昼のひなかから
詩の投稿サイトに
自称詩なんか投稿しやがって
とお嘆きの皆様方
朗報です!
この度当社では
10年の歳月を費やし
遂に、働かない者判定器
その名も「 ....
戸口出て
パリンと晴れて12月
グリルの中の
魚のように
何度も
何度も
裏返され
生焼けのまま
今夜も
薄明かりの下を
彷徨う
行けど
行けど
見つからない
百目の案山子が
跳んで追いついてくる
ぬか ....
見舞いの金を落としたことにして呑む
逆光を浴び他人ごと
知恵の輪にペンチをそっと
何処にいたんだ
一人でいたのか
誰かといたのか
どこのスーパーだ
何を買ったんだ
いくら持ってたんだ
どうしてその時間なんだ
どうしてその店なんだ
どうしてパスタなんだ
どうしてうど ....
さようならと言われたので
電車の上に身を投げた
電車はごとごとと私を運んでいく
ごとごと、ごとごと、
空が綺麗な青を私の死んだ目に写す
「ここはどこです?」
「ここは天国です」
....
大丈夫ですか、って、
気軽に
声
かけれなかった
あなたに
ふりかかってる
ストレス
持ってあげられなくて
自分さえ
負担にならないか
そんなことばかり
気にして
....
届かないかもしれない
それでも、届けようとして止まない姿
あまりにも眩くて 言葉が追いつかない
すべてが叶うほど 世界は生ぬるくない
すべてが叶うほど 人生は甘ったるくない
....
壁に掛かった能面たちは
電灯に照らし出されると
生き返る
幼い子には
能面たちの話す声が聞こえるのか
じっと見つめ後ずさりする
激しい風雨の夜は
般若面が半開きの口の奥で
歯を ....
陽が沈むころ
コウノトリのコウちゃんは鉄塔に帰ってくる
ねぇ、コウちゃんいてないわ……。
洗濯物を抱えて二階から降りてきた妻がいう
鉄塔のてっぺんで夜をすごすコウちゃんは、まだ三才
個体 ....
床下の部屋は半地下で
物置代わりに使っているのだ
辺りが畑のせいなのだから
野鼠が床下の部屋に入り込むことは
仕方ないと諦めることこそ
当たり前のことのはずが
夜中にガザゴソと音が ....
何か違うことを知っていた
諦めない心というものが勝手に
野心と希望に結びつく
人は一億人以上いるらしい
世界中だともっといる
でもここには少しだけ
十人と一匹
些細な夢も嫌味もす ....
何億光年前から
あなたが生まれるの
ずっと待ってた
よかった 元気そうで!
宇宙の中の片隅の
銀河系の端くれの
太陽系第三惑星の
小さな島から
あなたを見つけた時
も ....
石っころがなみだできずにいる
こんなに乾いていても
空よ、いま降ってくれないか
一行の意味を問う
わたしのために
心にぽっかり空洞が出来たみたいだ
幸せとか不幸せとか関係なく
不思議な気持ちです
小さい見えない
物です
感情を殺して
風が吹くこと
歌を歌うこと
詩を ....
粉雪が
路地裏で密談をしかけては
欠けてゆき
書物の名前を尋ねる人
でした僕は
あの秋
黒髪の少女と
制服を着飾る術を知って
いつまでも
知りませんでした
「おはよう」で始 ....
春夏秋冬と指折れば余る
小指のか弱さと引き寄せ合ったのだろうか
団地の片隅の淡い木陰に埋もれながら
小鳥が一匹 翼を広げて死んでいた
この空に雲があったとしても
自らの質量にも気付かない ....
卓上に散らばる
コーヒーの空き缶に
薔薇を一輪ずつ挿していっても
傾いた地軸を
取り巻く空洞に代わり
充溢すべき季節など
ありませんでした
生きていると
友達を一人ずつ失くし
て ....
軽快にステップ踏む奴に
足を引っ掛けたら
倒れて何だオラア!!
となったけれど
きんぱっつぁんが
割って入って来るから大丈夫と
たかをくくっていたら
意外と傍観されたので
ひどい目にあ ....
捨てたのは
わたし。
夏休みの
別荘ぐらしがおわる日に。
都会にかえったきみは
わたしと暮らしたことさえ忘れてしまう。
捨てたと思っているわたしに
捨てられた、と気づかないま ....
何もしなかったので
楽しそうな人たちが妬ましいよ
なぜかそれも選んだようで
自分がわからない
鳥たちの声に嘘は無い
森の中に水が溢れる
人はなぜ死ぬのか
いつも、忘れたくないよ
....
それなりに成績は良いほうだけど、
発想力とか推理力とか、
所謂持って生まれた知的能力はおそらく平均以下。
それでも頭良い人の振りはできちゃうの。
最近読んだ本に小難しい小説を挙げてみたりね。
....
あべ静江と
安部公房と
アベベ・ビキラ
と阿倍定をミックスしたら
かなり凄いものが
出来上がると思う
それが出来ないのは
消費税の上げ方が足りないからだ
消費税に消費税を掛ける
無限 ....
遠い遠い向こうに
あると信じて進むだけの日
彼の癖をなぞるように
右手の温もりを思い出す
好きだった笑顔はそうだ
どんな時も私のためにあった
いつか喉を塞いだのも
唇が閉じて ....
1761 1762 1763 1764 1765 1766 1767 1768 1769 1770 1771 1772 1773 1774 1775 1776 1777 1778 1779 1780 1781 1782 1783 1784 1785 1786 1787 1788 1789 1790 1791 1792 1793 1794 1795 1796 1797 1798 1799 1800 1801
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.64sec.